●●●ドイツでもグリーン電力の夢は頓挫していた●●●
送電網の整備が遅れロシアの天然ガス頼みに

https://toyokeizai.net/articles/-/245485?page=2

>問題は送電網にある。太陽光・風力発電を主役にすると、
従来よりも複雑でコストも高い送電網が必要になる。
ドイツが目標を達成するには、「送電網の全面的な再整備が必要だ」と、
再生可能エネルギー推進政策に詳しいアナリストのアルネ・ユングヨハンは言う。

>一方で、電力の安定供給のためには莫大なコストをかけて
バックアップ電源を稼動させなければならない。
ドイツでは昨年、こうした「再給電」コストが14億ユーロにも達した。

>今でもEUが消費する天然ガスの約3割はロシア産だが、
予定どおり来年末にノルド・ストリーム2が稼働を始めれば、
欧州のガス市場におけるロシアのシェアはさらに拡大する。
欧州最大のガス田があるオランダは地震頻発のため30年までにガス田を全て閉鎖する予定で、
EUのロシア依存は一層進む。