サービスパークに戻ると、国沢さんのマシンだけが先に戻ってきていた。パンツァープラッテの残り5km地点で軽くクラッシュし、
インタークーラーのパイプを損傷させたため、デイリタイヤを喫したという。パンツァープラッテはイベントのなかでも相当の距離を占めるため、
WRC最高峰クラスのドライバーにとっても、ここでのデイリタイヤは大きなマイナス。快調だったが故に、非常に残念な結果となった。
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 しかしラリーの規則上、最終日以外で車両の修理が可能な場合、ペナルティが加算されるものの翌日再び出走することが可能だ。
国沢さんのマシンは修理され、最終日再び出走することに。

 今回、同じくデイリタイヤを喫した最高峰クラスのエルフィン・エバンスも半日がけでマシンを修理しており、アクシデントが多いラリーではそれもひとつの見どころとなる。
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 1日の競技が終了したマシンたちはサービスパークに戻ると、点検や修理に入る。この時、1台のマシンに充てられるメカニックは4名まで。
オレンジ色の腕章をしているのがチームが申請を出したメカニックで、それ以外の人がマシンに触れないかを主催者側が1人1台体制で監視している。

 この後、再びパルクフェルメにマシンを持っていけば、その日のラリーは終了となる。
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 ラリー・ドイツ3日目で、トヨタのオット・タナクは首位を維持し、ヤリ-マティ・ラトバラも順位を上げて3番手につけている状況。
もしかするとトヨタが表彰台の二角を捉えるかもしれない。
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 翌日はとうとう最終決戦と表彰式が行われる。デイリタイヤから復帰する国沢さんの走りに期待したい。