おまけ

<過当競争の果て・下>2016/12/24
最近のリア・スプロケットのワイドなこと。
普及価格帯(=初めての方が買いやすい)には11-32Tなどというレシオが当たり前になっています。
5速時代からスポーツ用自転車に乗っている爺にとっては11速でも25〜26Tあたりが見栄と脚力の兼ね合いの許容範囲。
5、6速時代は23Tなんて付けた日には「女々しい」(ジェンダーなんて言葉はなかったからね)なんて言われたもんですが。
これだけワイドになると、チェンジする度に、速度が大きく変わり体力を消耗します。
長い距離乗ると疲れると思うが、問屋さんなどに聞くと、最近乗り始めた方は、ワイドでないと変速した気がしないらしい。
小うるさいマニアのように、ペダリングはまず回転、なんて関係ない。
平地では重たいギアをゴリゴリ踏めばスピード出るし、登りはいくらでも軽いギアを選べた方が良いに決まっているということみたい。
まぁそう言う時代なんですな。

ところで、ロードバイクのギア、2×11で22速もあるけど、実際に使っているのは多くても14速ぐらいだそうな。
一方、<中>で取り上げたようにディスクブレーキと相まってエンド幅を広げようという動きがあります。
MTBではリアエンド幅が135mm→142mmが当たり前になり、最近は148mmが出始めてますね。
こうなるとリアスプロケットだけで14枚を収めるのもさほど難しくはなくなるので、
近い将来、フロントがシングルとなって1×14速の時代が来るかもしれない。
今のところ、シマノがあまり乗り気ではないという話も聞くので、どうなるやら分かりませんが…。