私はここで自転車をやっている人のタイプは大きく2つに別れると考えています。

300km超えのモターサイクルの話をある雑誌の編集長に話したことがある。
「そんな速度は必要ないし、非現実的でしょう?」
「いや、そんなことはないょ。東北の方へ行ったりするとサ。」
「編集長は東北へ行くと300km出してるんですか?」
「そんなには出さないけど、200ぐらいはだしたことあるよ。
そういう時の安心感があるんだよ、そのくらいのバイクの性能は余裕のためなんだよ。」
「それは反社会的行動でしょ。」
「そう言われればそうなんだけど、科学技術ってのはそういうのがないと進歩しない。」
まったくかみ合いませんでした。

昨日、路上カフェで元テストライダーの人と珈琲を飲みつつ、行き交う乗り物を見て彼が言った名言。
「どれも走っているのは最高の技術のものじゃないですか、でも信じられないくらいカッコ悪いですよね。」
私は爆笑した。

いま、ドイツのベイロンは時速400km以上出る。そのタイヤはタイヤだけで日本製自動車が数台買える。
さらに4人乗りを開発中だそうです。
それって、ヒトラーがアウトバーンを作り、国民車を設計させ、ローゼマイヤーに速度記録を打ち立てさせよう
と考えていた思想の延長線上なのではないか?

A.エリック.M博士が『ドイツ車は多かれ少なかれ、根底にヒトラーの脳波を受け継いでいる』と
彼のかかわった自動車の45周年のスピーチで言ったことは、じつに的確だったと思う。