>>659
最近、ネット上でチャリンコというのが隣国の語源だという説を見かけますが、私はそれは「瓜成りズム」だろうと思う。
1969〜1974年頃、自転車をチャリンコと言っていた人たちのほとんどがモーターサイクル系の人たちだった。

ようするに『ほとんど乗らない人たちが蔑称として言い始めた』。そこが問題なのだ。

また、あの時代は電車のプラットフォームの上で過激な『みぎ分子』と隣国の学生が大喧嘩をやっているのを私自身よく目撃した。
新聞沙汰にもよくなっていた。そういう中で、隣国語をあえて自転車をあらわす単語に使うというのはありえないだろう。


1980年代、隣国へ仕事の関係で行くことがあった。
その時、自転車の社会的地位が隣国ではものすごく低く、最近焼け落ちた南の門の市場のあたりでも、
『ごうりき』の荷物運びの人たちが重量運搬車に山ほど荷物を積んで配送しているの以外は見かけなかった。
社会的に地位の高い男性の中には『自分などは、自転車には乗ることすらできない。乗ったこともない』と
常に運転手付きの自動車に乗っている人もすくなくなかった。

そういう背景の中で、1960年代末から1970年代前半で、隣国の自転車をあらわす単語が日本で流行り始めたというはずがない。
こじつけでしょう。