ステンレスリムの雨天時制動力 | 神川輪業
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・アルミリム・・晴れの日◎、雨の日○
・ステンレスリム・・晴れの日◎、雨の日△(×に近い)

アルミリムも晴天時に比べたら雨天時は効きが落ちます。晴天時が100なら雨天時60〜70ぐらい。
しかし、ステンレスリムはもっと落ちるんです。晴天時100なら雨天時35〜45ぐらいまで。
なぜかというと、ブレーキ面(ブレーキゴムの接触面)の滑らかさが違うから。

アルミリムは拡大すると表面は意外と凸凹しているんです。
雨の日にはコレのおかげで効きの落ちを最小限に抑える事が出来ます。(その分、雨天時のブレーキシューは紙やすり状態で減りが早い)

一方、ステンレスリムは表面がかなり滑らか。
晴天時はその滑らかさを利用してブレーキとの接触を最大限発揮できますが、雨天時はどうしてもリムとブレーキゴムの間に水膜が出来ちゃうんです。
(晴天ならかなりグリップするけど、雨だと滑りまくるスリックタイヤみたい)
ステンレスリムでもブレーキ面をどれくらい研磨するかによって差が出ます。
下の画像はすべてステンレスリムです。
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上のリムはピカピカしていていますね、これは雨天時に一番効かない。他2つは結構荒めに研磨されているのでステンレスとしては期待できそう。
見た目はピカピカの鏡面仕上げがいいように思いますが、安全面を考えるとザラザラしているリムを選択した方がいいですね。


>>637
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