たった今幼馴染に告白してきた
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幼馴染って言っても、お互い既婚で、不倫要素一切無しだけど、20年来の気持ちを伝えてきた。 ついさっきの話なので書き貯めも無いし、文才も無いので、のんびり書いていく。 スペック
俺(ひー)
年齢:37歳
身長:176cm
体型:ややがっしり
家族:嫁+息子1
職業:会社員
幼馴染(つかさ)
年齢:38歳
身長:160cm
体型:グラマー
家族:夫+息子1+娘1
職業:(多分)パート 幼馴染と出会ったのは小学生の頃。
4年生の時につかさ一家が近所に越してきて、世話焼きなうちの母親がおばさんの話し相手になってた。
一緒にくっついてきたつかさは、「可愛い子」って印象だった。
あ…「つかさ」ってのは勿論仮名。
若い人は知らないかもだけど、「伊藤つかさ」って芸能人の若い頃に似てた。 つかさとは小学校から高校までずっと同じ学校。
俺は、勉強スカでスポーツは上の中ぐらいであんまりモテなかった。
一方のつかさは、勉強はトップクラスだけどスポーツはスカ。
ただ、やっぱり可愛い容姿からかなりモテてた。
つかさの事が好きだな〜って思ったのは中学2年の時から。
家が近いんで一緒に帰ったり、何だかんだ頭の悪い俺の勉強を見てくれたりしてたのがきっかけの一つかもしれない。
けど、当時は今の若い子みたいに、そういった行動は超極秘ミッションみたいな感じで、おいそれと告白なんか出来るもんじゃなかった。
あ…勿論、俺のヘタレな性格は認める。 高校生になっても幼馴染との関係は小学生の頃と変わらず。
普通に部活に燃えた俺と、当時の普通の女子高生のつかさ。
つかさに彼氏が出来たって聞いた時は、モヤモヤした妙な気持ちになったけど、その彼氏も俺の存在はつかさから聞いていたみたいで、俺がつかさと喋ったりしていても特にドラマチックな事も無かった。
俺にも彼女っぽい子はいたけど、何となく一歩踏み込める関係って程でも無かったので、結局俺は高校卒業を童貞で迎えた。 高校卒業して、俺とつかさはそれぞれ違う県外の大学に進学した。
俺は私立Fラン大、つかさは地方国立大。
で、大学1年の夏休みに、バイト先の先輩に譲ってもらったバイクで帰省する事に。
俺の住んでる所と地元を結んだ真ん中に、つかさの住んでる町があるのは知ってた。
俺は帰省する前につかさに連絡して「昼飯でも食おう」って約束をつけた。
つかさは「地元じゃない場所でひーくんと会うのって不思議だね」とまんざらでも無い様子だった。 って書くと、何か進展があったのかと思われそうだけど、そういうのは無い。
ただ、やっぱ中学生の頃から持ってるつかさへの気持ちってのは、殆ど変わってないわけで、妙にドキドキしたのを覚えている。
つかさにとっては、普通に暮らしてる町だけど、俺にとっては初めての町なわけで、そういうテンションとか色んな状況の中で、目の前につかさがいるわけだ。
今思えば、「何でそこで?」「そのタイミング?」みたいな話だが、普通の喫茶店みたいな店で、俺はつかさに気持ちを伝えた。 つかさは目を三日月のようにニコっと笑って、
つ「私もひーくん好きだよ。」
ひ「え?マジで?」
つ「そりゃあ小学生の頃からの付き合いだもん。嫌いだったら今日も会ってないでしょ?」
ひ(あ〜…オサナナジミトシテ…って事ね…)
まぁ、シチュエーション一切無視でいきなり言えば、まさか本気の告白だなんて誰も思わないわな。
そんなこんなで、昔話やら、今の暮らしの話やらをダラダラとして、外が暗くなる頃には、俺はバイクを実家に向けて走らせていた。 それからつかさとは、極たまにだけど電話したりメールしたりのやり取りは、結局大学卒業まで続いた。
お互いに学校がどうこうとか、バイトがどうとか、多少心がチクチクする話もしたけど。
そんなこんなで大学も卒業し、お互い別々の就職先に進んだ。
そして、社会人2年目になって半年が過ぎた頃、つかさが結婚した。 つかさの旦那さんは県外の2つ年上の人。
会った事は無いけど、おばさんがよく「すごくいい人だよ」って、何がすごくいいのか分からない話をしてたので、いい人なんだろう。
「ひーくんも早く結婚してお母さん安心させてあげなよ。」
おばさん、その一言は余計だ…。
俺は社会人3年目に結婚した。 当然、お互い結婚してからは電話もメールもしていない。
つかさの旦那さんが転勤族らしく、どこに住んでるかはうちの母親とおばさんが話をして、母親つてに聞くぐらいだった。
「まぁ、元気にやってるならいいか。」
そんな感じで、仕事と家族サービスに追われる中、少しずつ頭の中からつかさへの気持ちは、若かりし頃の思い出になっていってた。
つい2日程前、家の外で煙草を吸っていて、
「つかさどうしてるかな…」
と、
「あれ?何で今つかさの事思いだしたんだろ?」
みたいな、訳の分からない思考が頭をよぎった時、偶然おばさんがうちの前を散歩してた。
お「あらひーくん!元気そうね?」
ひ「あ、おばさん、お久しぶりです。元気ですよ。おばさんは?」
お「元気元気!もうおばあちゃんだけどねぇw」
ひ「あ〜お孫さんも元気ですか?」
お「うんうん!今つかさだけ帰って来てるんだけどね。」
ひ「つかさ帰って来てるんですか。」
お「旦那くんが1ヶ月ぐらいアメリカに出張らしくてね。今週いっぱいは帰ってきてるの。」
ひ「え?あ…けど、子供…は?」
お「学校あるから置いてきたみたい…孫に会えると思ったんだけどねぇ。」
ひ「いや…けどまだ小学生ぐらいじゃ?」
お「あ〜勿論、あっちのお母さんが見てくれてるらしいよ。」
ひ「なら安心ですね。じゃあつかさは今は家に?」
お「いるよ。久し振りに遊びに来る?」
ひ「いいんですか?」
お「勿論だよ。お父さんもつかさも喜ぶよ。」
ひ(おじさんとは毎朝出勤時に見掛けるから会釈ぐらいはしてるんだけどな…)
こんな感じで、つかさの家に20年ぶりぐらいに遊びに行った。 何年ぶりだろう…就職した直後に会った以来だから…16年ぶり…かな?
つ「ひーくん!」
ひ「久し振り」
つ「おでこ広くなったねw」
ひ「うっせぇw」
開口一番、俺の一番気にしてる事をザックリ袈裟切りにされた。
つかさは、勿論お互いアラフォーなわけで、年相応に老けてきてはいたけど、やっぱり可愛いままだった。
ひ「つかさはあんまり変わってないな」
つ「そぉ?だいぶおばちゃんになってきてるよw」
ひ「いや、相変わらず可愛らしさは残ってる」
つ「何ソレw」
こういった話をさらっと出来るようになったのも、お互い年を重ねているって事なんだろうな。 1時間ぐらい、あの大学生時代にやり取りしたように、他愛もない話をして過ごした。
そうしていると、中学生の頃から、お互いが別の生活をして連絡が途切れるまで持ち続けた気持ちが、頭の中で膨らむのを感じていた。
大学生の時、帰省途中に会って伝えたけど、「幼馴染として」という前置詞付きでしか思われていなかった事実。
それも、今ならちゃんと伝えられるんじゃないかと、何故か思った。 ひ「つかさ…」
つ「ん?急に真面目な顔してどうしたの?」
ひ「大学の時、俺がつかさに言った事覚えてる?」
つ「ん〜?電話とかメールでいっぱい話したのは覚えてるけど…」
ひ「じゃなくて、俺が帰省する途中で会って、喫茶店で言った事。」
眉間に皺を寄せて必死で思い出そうとしている表情も、昔から変わってないんだな〜と思いながら、俺はつかさの目をじっと見たまま。
つ「あ〜!ひょっとしてひーくんが私の事を好きって言ってくれた事かな?」
ひ「正解。忘れてたんだなw」
つ「覚えとかないといけない事だった?」
ひ「え…あ…そ、そりゃあ…まぁ…覚えててくれると嬉しいとは思った…程度だけど」
つかさは少し照れながら、こたつ布団をバンバン叩いて笑ってた。 つ「いや、だって今でもひーくんの事は好きだし、それは多分ずっと変わらないよ。」
なんて嬉しい事を言うんだ…いや…これも「オサナナジミトシテ」だったな…。
ひ「じゃあ、ちゃんと言うよ。」
つ「え?何を?」
ひ「俺はつかさの事が好きだ。幼馴染としてじゃなく、一人の女性として、つかさが好きだ。」
つ「…」
少し困ったような、少し照れたような表情のつかさは、今まで見てきたつかさの、どの表情よりも可愛らしかった。 ひ「ただ、俺にもつかさにも、それぞれ家族がある。」
つ「うん…」
ひ「それを壊すつもりは全く無い。今俺が一番好きなのは嫁と息子。」
つ「うん」
ひ「ちゃんと言いたかったのは、ただの幼馴染だけで終わりたくなかったってだけだ。」
つ「ひーくん…」
ひ「ふぅ…何か、16年間溜まってたものがやっと出てきた気分w」
俺的に満面の笑みを浮かべてつかさを見ると、つかさは何とも言えない優しい表情をして俺を見ていた。 じっと俺の目を見ていたつかさが、ゆっくり口を開いた。
つ「ひーくん…ありがとう…とっても嬉しいよ。」
ひ「そうか」
つ「何か、ひーくんいつも近くに居てくれたから、改めてそんな風に言われると照れくさいよ…」
ひ「そ、そうか」
極力冷静に、笑顔を途切れさせないようにつかさを見ていると、
つ「私も、ひーくんの事、好きだよ」
と、一言一言、ゆっくりと言ってくれた。
それだけで、俺は十分満たされた気分になれた。 俺はこたつから立ち上がり、つかさの横に回って、頭をぽんぽんと叩いて、
ひ「じゃあそろそろ帰るわ。ありがとうね。」
つ「ううん。こっちこそありがとう。会えて嬉しかった。」
ひ「また、帰って来る時は連絡してくれよ。携帯変わってないから。」
つ「うん!」
ひ「じゃあな。」
俺はつかさの部屋を出て、リビングに居たおじさんとおばさんに挨拶して、つかさの家を後にした。 という感じで、まぁ、色気も何も無いんだけど、気持ち的にさっぱりしたのでスレ立てた。
ただの独り言なので、このレス書き込んだら消える。
お邪魔しました。
皆さん良い夢を。 アラフォーのおっさんとおばさんがこれやってると思うと吐きそうになる >>22
俺もお前もそのうちアラフォーになるって事を教えてやろう。
俺は逆にこんな風に出来るアラフォーもいいなと思ったが。
その前に幼馴染と呼べる相手がおらん。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています