安倍政権「小池氏出馬」に戦々恐々=希望・民進には待望論【17衆院選】
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「私は出てくるのではないかと思っている」。菅義偉官房長官は29日の記者会見でこう予想してみせた。
公明党幹部も「絶対出る」と言い切り、自民党の小泉進次郎筆頭副幹事長は「出た方が有権者にも分かりやすい」と語った。
小池氏は、自身の衆院選出馬を再三否定している。
にもかかわらず、政権側でこうした発言が相次ぐのは、危機感の裏返しからだ。
小池氏が出馬に踏み切れば、「初の女性首相」候補として注目度がアップし、政権選択選挙の色彩はより濃くなる。
希望の後藤祐一前衆院議員は神奈川県厚木市内の会合で「『小池首相』か安倍首相かを選ぶ選挙になる」と発言。
同党の若狭勝前衆院議員もBSフジの番組で「出ていただいた方が有利になる」と語った。
自民党の派閥領袖(りょうしゅう)の一人は
「小池氏が立候補すれば希望の党は一気に全国的な政党になる。そうなれば全国の選挙区が危ない」と話す。

自民、公明両党は小池氏が出馬に踏み切れば、「都政投げ出し」と徹底批判する構え。
都知事選には約50億円の経費が必要とされており、
小池氏が主張する「ワイズ・スペンディング(税金の有効活用)」とも矛盾すると攻撃していく考えだ。