私の母が死んだ話 [無断転載禁止]©2ch.net
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昨日私の母が死にました。末期ガンでした。
私はその日大学に行っており、電話に出るとすぐに病院に来いと言われました。
兄です。兄が呼んでいました。兄は酷く優しく、私とは年子なのですが、怒らせても軽く頭を叩かれるくらいでした。
病院に着くと兄は私を本気で殴りました。初めてでした、兄が本気で怒ったのを見たのは。
兄は私に、大学と母のどちらが大事なのかと聞きました。怒っていました。
私は、その兄を見ても何処か他人事で、ああ、母が死んだのか程度の認識しかありませんでした。 ベッドに横たわる母を、見ました。最後に見た記憶より細かったです。
手を掴みました。
私の手で、手首を掴み切れるほど細くなった母の手を握りました。
母は農作業をしていたので、私よりも力強い手をしていて、腕相撲をすると、負けっぱなしでした。
でも、私が勝てそうなほどその手がほそかったんです。
そう思うと涙が出てきて止まりませんでした。 初めて、多分初めて私は母のことをちゃんと見たんだと思います。
ガンと聞いても、所詮は他人事のように思っていました。その内に治るものだと。
母の体は冷たかったんです。
いつから母の身体に触れてなかったんだろう私は 悲しくて、悔しくて、兄に縋り付いて泣きました。
力も抜けて、自力で立てなくて、私が母に何をしてあげられたのだと。
母は私のために裁縫やお弁当まで作ってくれました。
私は母の誕生日すら知りません。親不孝者です。
出来ることなら私の寿命の半分でも、母に分けてあげたい。
親孝行、したかったんです。後悔しても遅いんです。 ずっと、闘病していた母を見ていたのは父と兄でした。
私は、大学が忙しいからと、言っていました。
兄だって、大学があったのに、医療系だから、私より忙しかったのに
何で、私はそんな単純な、病院にいるなんて事ができなかったのか 準備、とかいろいろあるので、また昼に来ます。見てくださってる方は、見苦しくてすみません。 今からでも感謝しときぃや。
俺も親不孝したまま父親死んだからさ。
でも死んで後悔したら生き返るわけじゃないんやで。
とにかく後悔だけはすんな 失言と言えば失言ばかりなのですがね、
あの素敵な挨拶をしてくれる ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています