つづき

自分の思った世界じゃないなら世界のほうが滅んでよ!

セカイ系で育った作者のそういう夜の妄想みたいのが地鳴らしの本来の姿で、
島を救うジェノサイドっていう側面や表現上での責任もまた後から取り繕わなければならなかった部分であって作者においては本質ではないんだよな
もとのフォーカスがそこにはない、だから社会的にデリケートな部分に対しては全体的にキレが悪い
受け取り方はいろいろだろうが、ジェノサイドについてマトモに切り盛りし配慮できる頭は諌山にはなかったと思った方がいい

まとめると、厨二のセカイ系のオタクの青年が発作的に世界に対する怨嗟で頭がめちゃくちゃになって、妄想で世界の破壊欲求を満たすアイディアを思いついた、それが「地鳴らし」
ここから物語と設定を逆算していったのが進撃の巨人なんだろう
ここの動機は本人も「よくわからない、けど、漫画ならできるし、やってみたかった」って話で、そのままエレンの言葉なんだよ
そんで「漫画の世界は《自由だ》」ってそういう作品だったってこと