まあ、大事な宝を失くして取り戻し失われた王位と婚約者を得て即位する
これがそのままなら貴種流離譚になる
まあ、アクションとか冒険物とか良くある物語漫画は大部分これだ
宝を取り戻す為には協力者がいて、最初はライバルや敵対者として出てきて仲間になったりな
中には最初師匠だと思ってたらラスボスで敵だったり

はじめから目的がカップルになることだけならラブコメ
主人公の友達とかに協力者がいたりする
良くあるラブコメなんかは始めから互いに好きあってて、
お互いが好きじゃないの知らないのは世界でその当人二人だけだったり

でも貴種流離にせよ、ラブコメにせよ、本当は本人に問題あるわけ
宝を失って得られないのは自分でわざと失くしてるから
認めると耐えられないなぜ失くしたかの謎解き
それがあらゆる物語の真の主題

自分の問題に向き合わないといけない
それが読者の問題もつきつける
だから人は物語を読み身につまされる
物語で教育される

で、プリベルみれば二人のプリベル主人公は始めから答え知ってるわけ
魔王達の問題対処の仕方学習するのに苦労していないし始めから同級生に解説する立場だったり
クリ娘はダイスケは大地に立ったところで答え得るのに苦労していない
葛藤していないから
KAKERUの主人公は変

で彼らの問題は物語で描かれてないところにあるわけで
厚志さんは頑なな自分を壊せないで問題解決できない、他人の問題にも寄り添えない、
余りにも都合良い二人組がきて結婚してくれるが問題からは目を逸らしてる

ダイスケはクリーチャーとはやりまくれても普通の人間とは恋愛できない
どちらも作中では解決できない

お嫁さんになると言ったが、それが作中で描かれることはないんだ
それが一番の困難なんだ
世界の危機は救えてもまともなカップルはできない
KAKERU本人には
それが一番の困難なんだ