殺し合いのないロボットアニメなど何の価値もない。
謎の侵略生物が攻めてきて設定のでたらめなロボットが出てきて倒すだけなど
何のカタルシスもない。
ガンダムは人間同士の殺し合いこそが魅力だからこそ現在まで不動の地位を得ている。
スナッフショーが違法な日本において、刑事ドラマや時代劇やロボットアニメは
日本人のストレス発散におおいに役立っていた。
血と硝煙、鉄と鉛が人体を破壊し切り刻み死体を積み重ねブラウン管からはかぐわしい死臭がただよう。
これが、昭和の日本人をいやし続けていた。日本人の魂の原点でありふるさとでもあった。
憎しみも怨みも悲しみも怒りも、みんなテレビの中の殺し合いが発散させてくれた。
だが、平成に入ってトレンディドラマやエヴァンゲリオンに代表される人の死なない物語が
日本人のやさしいこころを壊してしまった。日本人の精神を荒廃させてしまった。