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歴代主人公が兄弟だったらPart99

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0001通常の名無しさんの3倍
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2019/05/28(火) 11:25:12.71ID:954ANNR20
『歴代主人公が兄弟だったら』は
アムロ以下の兄弟達(映像化作品限定)の生活全般を書いてみるネタスレです。

基本ルールは以下の通り
1. 原作にある程度則ったキャラ設定、他の作品を崩さない作品推奨
 (あくまでも推奨。これに反すると思った作品でも作品叩きは厳禁)
2. サブキャラなどの設定、諸々は過去スレ倉庫の作品を参考のこと。
 (ただし、設定は固定ではなく書く人間が好きに弄って可。パラレル進行などの抜け道もOK)
3. 自分がウザイと感じた作品でも叩きは禁止。煽りにはスルーを推奨。

次スレは970を踏んだ人が立てて下さい。
立てられない場合は代理をお願いしてください。

過去スレ倉庫(規制回避のため、SAKURAを小文字に変えてください)
http://coronatus.SAKURA.ne.jp/GX-P/g_brothers/index.html

ガンダム兄弟スレまとめ@wiki
http://www54.atwiki.jp/gundamfamily/pages/1.html
(職人希望の人は先ず、過去スレにあるネタ群を読んだあとでネタを書くことを推奨)

【避難所】歴代主人公が兄弟だったら.5【議論所】
http://axiz.fcpo.net/test/read.cgi/axiz/1395032697/
(長くなりそうな議論はこちらに)

避難所のさらに避難所(隔離部屋)
http://axiz.fcpo.net/discuss/
(ネタ・SS等に対する文句・苦情の類はこちら

前スレ:
歴代主人公が兄弟だったらPart98 [無断転載禁止]©2ch.net
https://medaka.5ch.net/test/read.cgi/x3/1537100662/
0179通常の名無しさんの3倍
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2019/07/04(木) 21:54:35.13ID:GiFcvn5C0
 さらにティファはスケッチブックをめくり……。

ティファ「これは横顔のガロード」
ガロード「……」

ティファ「これはダブルエックスに乗っている時のガロードです」
アムロ「ガロードばっかりじゃないか!」

ティファ「他には食事中のガロードや
     ここで家族と一緒に会話している時のガロードの絵等もありますよ」
アムロ「何というか……。俺には何ともいえない」
0180砂糖と聞けばこの二人
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2019/07/05(金) 16:51:08.41ID:QC0VUBte0
1/2

忘れてしまえ
   
           ワスレテシマエ


シャギア「ブルーレイのおまけで一時何やら不穏な動きがあったが」
オルバ 「少なくともここのぼくらは日々の糧を確保するのに忙しいんだよ」
アムロ「またタイミングよく出てくるし……まあ砂糖片付いていいけど」

せっせと砂糖を回収して去っていくフロスト兄弟を呆れつつも傍観するガンダム家面々。
まー最近は大きな結晶の氷砂糖もあったりするのでとっとと撤去してくれるのは助かるのだ。

シャギア「パン屋に卸すのもいいがやはり製菓業者が高値で買い取ってくれるな」
オルバ 「パンだと酵母が消費するから特色活かせないものね」
現金や食糧その他を手に意気揚々と帰路につく二人に声をかけるメガネの女性。
???「随分とお気楽な生活ができるようになったものね? 紛い物のお二人さん」

シャギア・オルバ「…………………誰?」
0181砂糖と聞けばこの二人
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2019/07/05(金) 16:51:50.04ID:QC0VUBte0
2/2
ひききききっ!

 どんなリアクションを期待していたのか、女性がまともに引き攣った。
???「そ、そう。忘れたフリでもしないとプライドを保てないのでしょうね。出来損ないさんたちは。
   あなたたちときたら、研究所でも私たちの期待をさんざん裏切り続けてくれたし、
   まったくとんだ役立たず───」
オルバ 「いやだからほんと誰。なに研究所って」
シャギア「忙しいのだよ我々は。見ず知らずの人間にマウント取りにくる暇があるならあなたも
     自分の生活を真面目に考えてはいかがか」

???「な……っ!」
 バカにして、だの紛い物が、だのわけのわからないことをブツブツといいながらふらふらと去っていく。
オルバ 「……なにがしたかったんだろう」
シャギア「さあ?」

しばらく、間。
シャギア・オルバ「あ゛──────っっ!!」
絶叫する二人にたまたま近くにいたコウがどん引いた。
シャギア「思い出した! ニタ研のカロン所長!」
コウ  「え゛前にガロードが言ってた要警戒人物? てか紛い物って……あ」
 二人が「ニュータイプではないモノ」として研究所でぞんざいに扱われていたことは色々聞いていた。
聞いていたが……
シャギア「素で忘れていた……なんだか、色々あり過ぎて……言われてみればかなり恨みやら何やら
     あったよーな気はするが」
 おいおい。
オルバ 「どうしよう兄さん、なんだか『出たての芸人の渾身のネタをスルーした後に気づいた』みたいな
     うしろめたさがひしひしとっ!」
コウ 「お前ら、ひでぇwww」
シャギア「そんなこと言われても……」

コウ 「で結局何がしたかったんだろうな」
デュオ「それこそストレス発散にマウント取りに来たんだろ? まとめサイト見ればいくらでもいるぜ」
0182通常の名無しさんの3倍
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2019/07/05(金) 18:32:08.15ID:Pb9LViuw0
>>181
ヨナ「ごめんごめんごめん俺は君を見捨ててごめんなさ俺だけ逃げ出して力がないばかりにごめんごめんごめんごめん許してくれリタ」

ガロード「逆になんでヨナ兄がダメージ喰らってんの?」
イオ「ニタ研の所長見て、オーガスタ研でのトラウマ思い出したんだろ」

リタ「よしよし、わたしはもう気にしてないからヨナも元気だして」ポンポン


アルレット「私は不良品じゃない出来損ないじゃないいらない子じゃない私は…」ブツブツ
ジュドー「おおーい、こっちでアル姉もフラナガン機関のトラウマ発症してるんだけど」
0183通常の名無しさんの3倍
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2019/07/05(金) 18:48:15.89ID:7Er81ls80
 今日は兄弟達の家にレインがやってきた。

ガロード「こんにちは。今日はどうしたの?」
レイン「ロランいる?」
ガロード「いるよ」
ロラン「ああ、レインさん、約束どおり今日は料理をしに来たんですね」
ガロード「約束? 料理?」

ロラン「レインさんと僕とで料理をしようって以前から約束してて」
レイン「ロランに日本料理を教えてもらおうと思って」
ガロード「今すぐ始めるの? 俺も食べたいな」

レイン「ごめんなさい、今は荷物をこの家に置いてきただけ。
    今からティファに日本画を習いに行くの」
ガロード「ああー、ティファは絵がうまいから。日本画もできるんだ」
レイン「そうそう。その後、晩ご飯は日本料理よ」

ロラン「レインさん、料理に絵に色々挑戦してますね」
レイン「そうなの。
    明日はシャアさんのところにナギナタを習いに行くの」
ガロード「ああー、すごいね。それは」

 とこのように3人が話をしているとドモンが真剣な表情でレインに話しかけた。

ドモン「レイン、今日のところはティファのところに行くのはやめろ」
ガロード「えっ? せっかくティファに絵を教えてもらうチャンスなのに」
ロラン「兄さん、そんな顔でどうしたんですか?」

ドモン「いいからやめろ。今日のロランとの調理もなしだ」
ガロード「せっかくの料理が! 晩ご飯が!」
ロラン「兄さん、それはさすがに……。僕は怒りますよ」

 ガロードとロランに対してドモンは叱りつけた。

ドモン「2人とも何見てるんだ! レインの顔色の悪さを見たか!?」
2人「えっ!?」
ドモン「レイン、今日の体温は何度なんだ? カゼか?
    体温計で測ってないのか?」
0184通常の名無しさんの3倍
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2019/07/05(金) 18:50:41.15ID:7Er81ls80
 ドモンはさらにレインに問いかけた。

ドモン「レイン、どうなんだ?」
レイン「……××度よ」
ガロード「げっ!? 高い!」
ロラン「それは大変だ!」

 普段ミンチになっても元通りになるこの街の住人が驚くほどの体温である。
もっともこういう時のために医者は存在するのだが……。

ドモン「医者の不養生という言葉そのものじゃないか」
レイン「大丈夫よ。たいていの問題はコーヒー一杯を飲めば解決するものよ。
    コーヒーを一つちょうだい」
ドモン「テクスはそういう意味で言ったんじゃない!
    ティファには今から俺が電話しておく。レインはこの家で休め。
    後で他の医者をこの家に呼んでくる」

 とこういうわけでレインは兄弟達の家で休むことになった。
レインはドモンがしいた布団の中でぐったりしている。

ドモン「料理に絵にナギナタもいいが体調にも気をつけておかなければな」
レイン「ごめんなさい、ドモン。あなたに迷惑をかけて」
ドモン「いいさ。レインは俺のパートナーなんだから」
レイン「ドモン……」
ドモン「今からおかゆを作ってくる」

 そう言うとドモンはキッチンへ行き、料理をし始めた。

ガロード「兄さん」
ロラン「兄さん」
ドモン「ん? 2人とも何だ?」
0185通常の名無しさんの3倍
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2019/07/05(金) 18:53:09.69ID:7Er81ls80
ガロード「さっきはごめん」
ロラン「レインさんの顔色、気付かなかった……」
ドモン「俺はレインのパートナーだからな。早く気付けた。それだけだ。
    2人ともディアナやティファが調子悪そうだったら気をつけてやれ。
    俺達はアムロ兄さんのようにニュータイプではないかもしれん。
    カンが悪いのかもしれんがパートナーの体調に気をつけなきゃな」

 ドモンは時間をかけておかゆを作るとレインのところに持っていった。

ドモン「さあできたぞ」

 ちょうどその頃、医師も兄弟達の家に到着した。

テクス「さて、患者はどこかな?」

 レインは的確な治療のおかげでその後回復したという……。
だがそれはもう少し後の話。

レイン(しいてくれたドモンの布団、いい匂い。
    ドモンの匂いがする……)
0186通常の名無しさんの3倍
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2019/07/06(土) 16:50:56.49ID:n+QXuUj70
 ハイネが兄弟達の家を訪れた。
ハイネ専用のデスティニーガンダムに乗っている。

ハイネ「久しぶり!」
アムロ「そのオレンジの機体はハイネだな」
ハイネ「そう。パーソナルカラーだからな。
    オレンジ色大好き! オレンジジュース大好き!
    好きなバンドはオレンジレンジ!」

シン「そこはTMレボリューションって言おうよ……」
アムロ「TMネットワーク?」
シン「違う!」

ルナマリア「好きな色ねー。昔は赤一色だったけど今は赤白青も好きね」
メイリン「トリコロール?」
ルナマリア「だってシンが乗ってたインパルスの色だもの!」
0187通常の名無しさんの3倍
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2019/07/07(日) 12:26:39.32ID:3SyhTIXh0
〇月〇日

 今日は兄弟達の家にグエンが現れた。

グエン「さあ、裸で金魚のおもちゃを持つだけの格好をするんだ!」
ロラン「お断りです。お祭りの時でもないのに」
アムロ「またグエンはロランに変なことを……」
グエン「変ではない! 今回は特別にほぼ全裸の人を連れてきた。
    これを見てローラも全裸の格好になるんだ。
    全裸、すなわち流行の格好!」

アムロ「全裸が流行……。本当に全裸が流行すると思っているのか?
    グエンはロランの裸が見たいだけだろう」
グエン「それだけではない。本当に全裸は流行する!
    今日連れてきた人を見ればみんな納得するはずだ。
    さあ、来てくれ」

アムロ「……誰を連れてきたんだ?」

 アムロが不思議に思っているとGのレコンギスタのハッパさんが
眼鏡と股間につけてある葉っぱ以外は全裸の姿で歌を歌いながら現れた。

ベルリ「ハッパさん!?」
ハッパ「葉っぱ一枚あればいい!」
ベルリ「ハッパさん!? 何をしてるんですか、ハッパさん!?」

ハッパ「これか。これはハッパ隊の格好だ。葉っぱ一枚あればいいんだ。
    さあ、ベルリも葉っぱ一枚になろう」
ベルリ「遠慮します!」
0188通常の名無しさんの3倍
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2019/07/07(日) 12:28:56.35ID:3SyhTIXh0
グエン「ローラもこれを見て全裸の素晴らしさがわかったはずだ。
    全裸になろう」
アムロ「ロラン、やめておけ。
    グエンはフジテレビ系列のTVを見すぎだぞ。今、はっぱ隊か」
グエン「そうだ。再び流行の格好になる予定だぞ。
    この人はハッパ隊の隊長、ハッパさんだ」
アムロ「何をわけのわからないことを……」

 ハッパは踊りながらまだ歌を歌っている。

ベルリ「やめてくださいよ、ハッパさん!」

グエン「ゆくゆくはTV局に深いコネを持ってそうなネオホンコンのアナウンサーとか
    デュランダルあたりに頼んでハッパ隊として売り出す予定だ。
    そしてこの企画のプロデューサーは私だ」
アムロ「……売れるのか?」

〇月×日

 今日は兄弟達の家にハッパが現れた。
Gセルフ等の機体の整備をしている。

ベルリ「ハッパさん、今日は葉っぱ一枚の格好じゃないんですね」
ハッパ「あれか。こちらとしてもハッパ隊としてTVで踊りたいのはやまやまなんだがな。
    企画が中止になった。なんなら今すぐ葉っぱ一枚になるが……」
ベルリ「いえいえ! わざわざここで整備をしてもらうだけで助かってます」

ハッパ「そうか……、残念だ。
    TV局としては新たなハッパ隊より新しいアイドルを発掘したので
    ゴールデンタイムにはそっちの女性アイドルの水着姿をお茶の間に届けたいんだと」

ベルリ「新しいアイドル? 誰ですか、それ?」
0189通常の名無しさんの3倍
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2019/07/07(日) 12:31:08.98ID:3SyhTIXh0
ハッパ「知らないのか? ネネカ隊というアイドルの隊なんだと。
    最近TVで水着姿をよく見かけるが……。
    プロデューサーはカテジナという女性らしいぞ」

アムロ「カテジナ!? いったい何やってるんだ?」

 どうやらこの街のネネカ隊は最近アイドルになってTVに出てくるようだ。
そのTV番組のCMがザンスカール社一社提供なのかまでは不明だが……。
0190オールアムロVSシャア軍団VSガンダム兄弟
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2019/07/07(日) 15:51:30.23ID:CIvWUBjy0
日登町西区上空:マザーバンガード

サンダース「隊長、署内にいた民間人は全員無事です」
シロー「そうか。よかった」
ミケル「これも海賊たちが助けに来てくれたお陰ですね」

 ミケルの何気ない一言に、シローは眉間に皺を寄せた。

ミケル「あっ……! すいません」
シロー「いや、気にするな。本当のことだ」

 そこへ、先行偵察から戻ったクロスボーンガンダムX1とダークハウンドが、格納庫に入ってくる。

キンケドゥ「朗報だ、警察諸君。住民たちは中央区の学校で全て引き受けてくれるそうだ」
アッシュ「あそこはまだデビルガンダムたちの被害を受けていない。キミたちも少しは休めるだろう」
シロー「すまない、礼を言う」
キンケドゥ「だから気にするなと言った」
アッシュ「我々は我々のすべきことを成したまでだ。それに、事態はまだ終わっていない」
キンケドゥ「それはアンタもそうだろう、お巡りさん?」
シロー「ああ、そうだな」

 シローは大きく頷いた。

シロー「俺たちは、一刻も早く町の危機を救わなきゃならない。そのためにも、まずはアムロ兄さんたちのケンカを止めないと」
キンケドゥ「なら、一つアンタに教えておかなければならないな」
アッシュ「我々の『協力者』が教えてくれた情報だ」
シロー「情報? なんだ、もったいぶらずに早く言ってくれ」
アッシュ「驚くなよ? アムロ・レイの分裂から始まったこの事件。一見バラバラに見えて……実は裏で全ての糸を引く黒幕がいる」
サンダース「黒幕だって!?」
ミケル「一体だれなんですかソイツは!」
キンケドゥ「それは、フル・」

 その時だった。

『トランザム………バースト!!』

 日登町全域を、高濃度のGN粒子の奔流が津波のように覆いつくす。
 それはシローたちのいるマザーバンガードも例外ではない。

シロー「これは……! 頭の中に声が直接響く。刹那か?」
キンケドゥ「トランザムバースト!? こんな時に!」
アッシュ「やばい! すぐにここから逃げるぞキンケド」

 突然の事態に、キンケドゥ・ナウとキャプテン・アッシュはキャラも忘れて狼狽した。

 何故なら、GN粒子によって増幅された脳量子波により、
 人々は言葉を交わさなくとも誤解なくわかりあえるようになる。
 そう、さながら全裸で向かい合ったかのように……

 シロー(全裸)「あ」
 シーブック(全裸)「げ」
 アセム(全裸)「う」
 シロー(全裸)「おまえたち……ここでなにやってるんだ?」
 シ・ア「バレたーーーーーーーーーーーー!!?」
0191通常の名無しさんの3倍
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2019/07/07(日) 19:09:53.02ID:i9Ta/id20
強制的に全部つなげるのか

皆川ゆかの昔のラノベ思い出した(てぃー・ぱーてぃシリーズ)
途中ちょっとしんどかったけど最終巻の
「すべてのヒトの魂が繋がる」描写が圧巻だった
のちにガンダム関連の書籍に関わってたけどまさか……
0192オールアムロVSシャア軍団VSガンダム兄弟
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2019/07/07(日) 23:27:35.00ID:CIvWUBjy0
日登町中央区:ガンダム兄弟の学校

 時刻は少し遡る。
 学校の校庭にはダブルオーライザーの姿があった。
 両隣にはビグ・ラングとユニコーンガンダム、それからZガンダムが囲むように立っている。
 機体は、それぞれ太いコードで結ばれていた。

カミーユ「準備はいいか」
マイ「いいかい刹那。これからダブルオーライザーにはGN粒子で町全域を包み込んでもらう」
アルレット「壊れたオーライザーの分、細かい調整はこっちでするから刹那はトランザムに集中してね」
マイ「トランザムバーストのタイミングはこちらで指定するよ」

 トランザムバースト。
 それは覚醒したイノベイターと2機のGNドライブが揃った時だけ発動できる特殊なトランザム。
 高濃度のGN粒子により形成されたフィールドは、人間が皆、普段わずかに発している脳量子波を数百倍に引き上げる。
 マイたちはこれによって日登町全住人の意識を繋ぎ、封鎖された通信網の代わりにしようとしているのだ。

ジュドー「で、ユニコーンとZはサーバとか増幅器の代わりか」
バナージ「上手くいくんですか、これ?」
アルレット「理論上はね」
マイ「とにかくやってみよう。刹那、トランザムを起動してくれ」
刹那「了解……トランザム!」

 ダブルオーライザーの全身が紅く輝き、GN粒子が放出されはじめる。

キャプテン「大気中のGN粒子濃度上昇。量子空間の拡大を確認」
マイ「いいぞ……このまま行こう。トランザムバーストだ!」

 ダブルオーライザーの発光はさらに激しく、粒子は激流のように四方に迸る。

カミーユ「ぐっ! なんて負荷だよ」
アルレット「大丈夫、まだ想定の範囲内!」
刹那「トランザム………バースト!!」

日登町北区

ヨナ「これは……人の意識が繋がっていく!」
キラ「あ、学校の方からGN粒子反応。どんどん広がってる」
キオ「刹那兄ちゃんだ!」
0193オールアムロVSシャア軍団VSガンダム兄弟
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2019/07/07(日) 23:30:04.10ID:CIvWUBjy0
日登町西区

ヴィダール「頭の中に声が直接聞こえるだと? 一体なにが起こっている!」
フリット「刹那兄さんのトランザムバーストですよ!」
ベルリ「GN粒子によって人の意識だけがピックアップされていく……全裸に見えるってこういう理屈か」
ウッソ(全裸)「くそう! カメラを持ち込めたらお姉さんたちの裸撮り放題なのに!」
ティファ(全裸)「ガロード……」
ガロード(全裸)「テテテテテティファ!? なななななんで裸に!!」
フリット(全裸)「しっかりしてガロード兄さん! このヴィジョンはあくまで脳がそう誤認してるだけだから!」
ウッソ(全裸)「無理ですよ、もうとっくに気を失ってます」
ガロード(全裸)「(鼻血を出しながら幸せそうな顔で失神中)」

マザーバンガード
シロー(全裸)「アセム……シーブック……」
シーブック(全裸)「い、いやシロー兄さん、あのねこれはね」
アセム(全裸)「シーブック! 下手に取り繕ってもこの空間じゃ無駄だ」
シロー(全裸)「おまえたち……まさか」
シーブック(全裸)「ああ、もう! ごめん、シロー兄さん! 今まで黙ってたけど実は俺たちが」
シロー(全裸)「俺の危機を察して、助けに来てくれたんだな?」
シーブック(全裸)「へ?」
シロー(全裸)「だけど間に合わなくて、お前たちもこの船に救助された……そうだろう?」

 シーブックとアセムは顔を見合わせた。

シーブック(全裸)「ヒソヒソ(これ、ひょっとして俺たちがキンケドゥとアッシュだって)」
アセム(全裸)「ヒソヒソ(うん、気づいてないっぽいな)」

 二人は無言でアイコンタクトを交わすと、すぐにシローに向き直る。

シーブック(全裸)「そ、そうなんだよシロー兄さん! 俺たち兄さんを助けにきたんだ!」
アセム(全裸)「でも相手が相手だから全然敵わなくてさ。すんでのところで脱出してきたよ」
シロー(全裸)「そうか……大変だったんだなお前たちも」
シーブック(全裸)「な、なんかゴメンね。役に立たない弟で」
シロー(全裸)「そんなことはない! 俺はとても嬉しいよ。兄弟で力を合わせて、絶対にリベンジだ!!」
アセム(全裸)「お、おー…!」

 満面の笑みを浮かべてサムズアップするシローを見て、罪悪感できりきりと胸を痛めるキンケドゥとキャプテン・アッシュであった。

シーブック(全裸)「よかった……シロー兄さんが思った以上に天然で」
アセム(全裸)「ほんとそれ」
0194オールアムロVSシャア軍団VSガンダム兄弟
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2019/07/08(月) 01:37:47.53ID:EwkJTEmk0
日登町中央区:再び学校

 GN粒子の奔流は遂に町全域を覆い、長大な脳量子波のネットワークを構築した。
 人々は謎空間に立つ全裸の自分たちに、はじめは少し困惑しているように見えた。
 が、そこは人がミンチになっても復活する町の住人。
 すぐに平静を取り戻す。

ルー(全裸)「あらルナ。アンタまたちょっと胸大きくなったんじゃない?」
ルナマリア(全裸)「いやいやそういうルーさんこそ中々ご立派なモノをお持ちで」
クーデリア(全裸)「な、なんですかこれは! わたし、どうしていつのまに服を脱いで」
カテジナ(全裸)「クーデリアさん……あなた意外と着痩せするタイプだったのね」
ファ(全裸)「うんうん」
クーデリア(全裸)「み、見ないでくださぁい!!」
ルイス(全裸)「あ、あれ刹那くんじゃない?」
ネーナ(全裸)「ホントだ! せっちゃ〜ん! おお〜い!」

 ネーナ(全裸)は元気よく、ブンブンと手を振った。
 しかし刹那はトランザムに集中し、周囲に気づく様子はない。
 代わりに彼の隣に座っていたマイが口を開く。

マイ「日登町の皆さん。突然こんなことに巻き込んでしまい申し訳ありません」
 
 マイは立ち上がり、人々に向かって深々と頭を下げた。

マイ「僕はオリヴァー・マイ。今日は皆さんにお伝えしたいことがあり、兄弟の力を借りてこのような場を設けさせていただきました」
ジュドー「固い! 固いってマイ兄さん! 仕事じゃないんだからさあ」
劉備「まあマイらしいって言えばマイらしいけどな」
マイ「お伝えしたいことと言うのは他でもありません。この町を今襲っている騒動についてです……」

 マイは極めて冷静に、かつわかりやすく的確に騒動のあらましと現在わかっていることを説明した。

 分裂してケンカを続けるアムロとシャア軍団のこと、それに同期するように出現した怪物MSのこと、
 『ヅダエール』のこと、そして全ての黒幕と思しきフル・フロンタルとその一派のこと。
 人々は固唾をのんでその言葉に耳を傾けていた。

マイ「……以上が僕たちが今わかっていることの全てです」
パーラ「なんか、薄々気づいてたけどエラいことになってたんだな」
ザコ「ほんとザコ。アムロさんたちがケンカしてるタイミングでデビルガンダムが襲ってくるなんて、悪いことは重なるものザコね」
グラハム「果たしてそれも偶然だろうかな」
0195オールアムロVSシャア軍団VSガンダム兄弟
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2019/07/08(月) 01:41:58.86ID:EwkJTEmk0
 その時、GN粒子の放出を続けていたダブルオーライザーの肩部で小さな爆発が起こった。
 すると同時に、人々の意識を繋げていた空間がゆらぎ、崩壊し始める。

刹那「くっ! ここが限界か!」
カミーユ「こっちもバイオセンサーが焼ききれそうだ!」
バナージ「もう少しだけ頑張ってくれ、ユニコーン!」
アルレット「マイ、量子空間崩壊まであと1分切ったわ!」
マイ「皆さんにお願いがあります。僕たち兄弟は全てを懸けてこの騒動を終わらせます。そのために、みなさんのお力を貸していただきたいのです。
   なんでも構いません。少しでも怪しい現象や噂を耳にしたら僕たちに教えてください。
   全ての情報を記録して分析する。それがきっと、フル・フロンタルの企みを打ち砕くカギになると僕は」

 だが、マイが語り終えるより早く量子空間は砕け散り、繋がっていた人々の意識はまたバラバラに戻った。

刹那「……トランザムバースト、解除」
アルレット「あ〜GNドライブから変な煙が出てる。やっぱ無理させすぎちゃったか」
刹那「もう俺は戦えないのか、アルレット姉さん」
アルレット「動かすことくらいなら時間が経てば出来るでしょうけど、トランザムは無理ね。専門家に一度見てもらわないと」
ジュドー「まあやるだけのことはやったでしょ。お疲れ、刹那兄。マイ兄もね」

 ジュドーから手渡されたドリンクを受け取りながら、マイは大きく息を吐いた。

カミーユ「なんだよ、本当に疲れてるなマイ兄さん」
マイ「当然だよ。そもそも僕は、こういう人前で何かを言ったり演説したりするのは慣れてないんだ。言いたい事だって、あれでちゃんと伝わったか」
バナージ「いや、立派だったと思いますよ俺は」
キャプテン「私もそう認識している」

 兄弟たちの賛辞の声。マイは珍しく、照れくさそうに笑った。

マイ「コホン。ともかく、これでフル・フロンタルの計画に少しでも影響を与えられればいいんだけど」
リタ「それならもう、結果は出てるんじゃない?」
劉備「結果ってどういうことだ?」

 その時、ずっと沈黙していた通信機に突然大きなノイズが入った。
 やがてスピーカーから聞こえてくる、よく見知った声。
 
ヨナ『……し、もしもし! 聞こえてるかマイ!』
シロー『通……害が突然直って……聞こえてるなら返事をしてくれみんな!』
マイ「ヨナ兄さん! シロー兄さん!」

 その瞬間、日登町全域で発生していた通信障害は一斉に復旧した。
 ガンダム兄弟は知る由もないが、それは>>50
 フル・フロンタルが想定していた30分より、5分も早い。

フル・フロンタル「……やってくれるな、ガンダム兄弟」

 どこか閉ざされた空間。
 独りきりのコクピットでフル・フロンタルは愉快そうにそう呟いた。
0196通常の名無しさんの3倍
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2019/07/09(火) 11:03:16.73ID:SlwFOf9g0
おつ! そろそろ大詰めか…?
全裸空間に全く動じない面々が色んな意味ですごいw
0197通常の名無しさんの3倍
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2019/07/09(火) 18:29:21.36ID:EqVk+MNf0
Gレコ劇場版っていつの間にか完成してたのな
公式の続報が長らくなかったから、頓挫したものと勝手に思ってた

ベルリ「劇場版が出来るということは遂に僕に彼女が出来る結末もありうるということだ。スコード!」
アムロ「最終的にト○ノがキレて、皆殺しエンドの可能性もあるんじゃないか…?」
アルレット「相変わらず黒ト○ノに取り憑かれてるのねえアムロは」
0198通常の名無しさんの3倍
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2019/07/09(火) 19:52:46.17ID:HJJWmiN30
アムロ「まぁ流石に後いないよな?劇場版がトラウマっぽいのは………」

キラ「劇場………版?」
シン「激情版だと?」

セレーネ「あ………」
アムロ「いたな…劇場版のウワサだけがあったのが」

トキオ「ウワサのキッスをあげると聞いて」
アムロ「シンがツッコミ出来ない状態の時に出番とボケを稼ぎに来るな!」
0199通常の名無しさんの3倍
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2019/07/09(火) 20:36:26.13ID:nGq9ft5m0
>>197
N,Nさん「私はどこにでもいるチアリーディング部の女子高生だが、ベルリはいい加減身近な女の子の好意に応えるべき」
0200通常の名無しさんの3倍
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2019/07/10(水) 05:09:31.90ID:Vf1XHUCx0
>>198
噂だけじゃないのよ……
大河原御大は劇場用の新デザインあげてるのよ……お蔵入りなっただけで
0201通常の名無しさんの3倍
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2019/07/12(金) 19:48:36.97ID:M2vDrY1i0
>197
ここのアムロは、スパロボXの隠しキャラに出会った時の自分の台詞をどう思ってるんだろうか?
アレはとても兄弟達には聞かせられんぞ



それと、自身が「真のガンダム」と崇めるアムロがちょっと名前が出ただけで悪しきオーラ力を撒き散らす「富野」という存在を、刹那は一体どう思ってるのか気になった
一度も語られたことないよな
0202オールアムロVSシャア軍団VSガンダム兄弟
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2019/07/14(日) 21:01:23.01ID:y1womjTU0
絹江『……日登町近辺は現在も非常警戒態勢が敷かれております。まだご自宅に残っている皆さんは至急避難を開始してください。
   避難場所は、中央区の学校、ネオジオン社本社ビル、日登町武道館……」

日登町中央区:学校

 校庭に着陸したマザーバンガードからは、続々と避難民が列をなして降りてくる。
 その中には、警察署にいた小学生たちの一団もいた。

ハマーン「おまえたち、戻ったか」
マリュー「よかった、無事だったのね」
ナトーラ「ハマーン先生、マリュー先生ェ……」
マリュー「はいはい、泣かないの」
ナトーラ「わたし、今度こそもうダメかと……ひっく」
ハマーン「生徒たちは全員無事なのだな?」
ナタル「はい、これも警察と宇宙海賊のおかげです」
マリュー「それだけが不幸中の幸いね」
ナトーラ「と、とりあえずわたし、少し休んできていいですか? なんだか色々ありすぎてどっと疲れが……」
ハマーン「何を言う。こっちはずっと人手不足だったのだ。おまえたちにも働いてもらうぞ。しっかりとな」
ナトーラ「ひ、ひええ……」

アルミリア「ねえ、宇宙海賊のお二人はどこへ行ったのかしら」
プルツー「キンケドゥ・ナウとキャプテン・アッシュか?」
プル「あの二人なら着いて早々にトイレに駆け込んでったよ」
マユ「お腹の調子でも悪かったのかな」
アルミリア「それは残念だわ。助けてくれたお礼を言いたかったのに」
ミネバ「…………」
マリーメイア「どうしたんだ、ミネバ。さっきから何だか大人しいけど」
ミネバ「うむ……じつは先ほどのトランザムバースト中、おとうさまの幼稚園が襲われているのがみえたのだ」
カーラ「ええ!? 大変じゃない」
ミネバ「とりあえず、いまのところはげきたいできているようだが、それもいつまでもつか……」
マリーメイア「なら、すぐに助けに行かないと!」
カーラ「バナージさんだっけ? 彼に頼めばすぐに助けに行ってくれるんじゃ」
ミネバ「いや。それはできない。いまはひじょうじたいだ。わたしのこじんてきなワガママにバナージをまきこむわけにはいかないのだ」
マリーメイア「ミネバ……」
ミネバ「くやしいぞ。わたしに、もっとチカラがあれば……!?」

 不意に、ミネバは何者かに呼ばれた気がして振り返った。
 だが、そこには誰もいない。
 ただ、大きな赤い消防車があるだけだった。
 ミネバがじっと見ていると、不意に消防車のライトが点いた。
 あたかも『乗れ』とでも言っているかのように。
0203オールアムロVSシャア軍団VSガンダム兄弟
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2019/07/14(日) 21:04:50.61ID:y1womjTU0
学校内:教室 
アル「シロー兄さん!」
シュウト「シロー兄ちゃん!」
シロー「アル! シュウト!」

 やってきたシローに年少組二人は迷わず抱き着いた。
 シローもまた、全力で二人を抱きしめる。

シロー「心配したぞ。家が襲撃されたって聞いたから。二人とも怪我はないか?」
アル「うん、大丈夫だよ。リタ姉さんやセレーネ姉さんが守ってくれたから」
劉備「おいおい。俺たちだって頑張ったんだぞ」
シロー「わかってるさ。ありがとな。劉備、キャプテン」
シュウト「シロー兄ちゃんこそ、警察署がデビルガンダムに襲われたって聞いたけど、本当?」
シロー「ああ、本当だ。警察署はヤツらに襲われて、壊滅したよ」

 シローは一瞬、悔しそうに唇を噛んだ。

シロー「でも大丈夫だ! 必ずまた取り戻す! みんなの力を合わせればきっと大丈夫さ」
アル「そういえばシーブック兄さんやアセム兄さんは? 一緒じゃなかったの?」
シロー「あれ? そういえば。マザーバンガードで一緒に来たはずなんだが」
 
 キョロキョロと周りを見渡すシロー。
 そこへ、トイレで着替えたアセムとシーブックが大慌てで走ってくる。

シーブック「お、俺たちならここにいるよ!」
アセム「ちょ、ちょっとトイレに行っててさ! ハハ」
シロー「なんだ、トイレだったのか」
劉備「あれ、アセムお前ツケヒゲがまだ残って…モゴモゴ」
キャプテン「劉備、それ以上は禁則事項だ」

 日登町全域の通信障害が解除されてから10分後。
 学校の教室には、マイやカミーユらに加え、
 通信を聞いて合流してきた兄弟たちの姿があった。

シロー「色々あったけど、こうしてまた兄弟が揃ったな」
アルレット「いないメンバーも結構いるけどね」
マイ「ええと、今いないのは、セレーネ姉さん、イオ、ドモン、コウ、ロラン、ヒイロ、三日月ですか」
カミーユ「まあロランは初めっから戦力には入ってないけどな」
ガロード「なんせ全裸だもんなあ」
ベルリ「今頃どこで何をしてんだか」

〜その頃のロラン〜
ロラン(全裸)「あれ? 今日はフロンタルさんはお休みですか」
クルーゼ(変態仮面スタイル)「ああ、なにか野暮用があるとかで断られた」
ロラン(全裸)「仕方ないですねえ。なら今日は僕らだけで語り合いますか」
クルーゼ(変態仮面スタイル)「うむ、そうしよう」
ロラン(全裸)「テーマは『なぜ世界から戦争と衣服は無くならないのか』にしましょう」
クルーゼ(変態仮面スタイル)「それは夜通し語っても語り尽きないテーマだな」
ラライヤ「チュチュミィ!」
0204オールアムロVSシャア軍団VSガンダム兄弟
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2019/07/14(日) 21:14:21.27ID:y1womjTU0
ヨナ「で、作戦の初っ端で勝手に自爆したヒイロを除けば、他の奴らは全員戦闘中か」
シン「うん、三日月もアフランシ・シャアを追って北区に向かって行ったはずだ」
アセム「北区か……シドとかち合ってないといいけど」
シーブック「三日月の性格上、見つけたら絶対に一人で戦うだろうからな」
アル「心配なのはセレーネ姉さんもだよ」
シュウト「大丈夫かな、一人きりあんなヤツと戦って」
ウッソ「ゴメン、シュウト。ぼくらがすぐ家に戻らなかったばかりに……」
フリット「つい、通りがかったヴェイガンの殲滅に熱中しちゃったばかりに……」
ウッソ「うん、それはマジで反省してください」
キャプテン「過ぎたことを悔やんでも仕方ない。これからどうすればいいかだけ考えよう」
劉備「大丈夫だって! だって、『あの』セレーネなんだぜ? きっとすぐにケロッとした顔で戻ってくるって」
アル「そうだね、ありがとう二人とも」
キオ「あれ、コウ兄ちゃんもまだ戻ってないんだ」
ジュドー「一応さっき連絡はついたんだけどネ」

コウ『こ、このままじゃ死ぬ! たすけt』
シーマ『コッチはまだご休憩中だよ! あとにしな!!』バチン!ツーツー(通信の切れる音)

ジュドー「って」
キラ「あっ……(察し」
ウッソ「これは……多分戦闘復帰は無理ですね」
カミーユ「ヘタすると男としてもな」
 
 キラたちは哀悼を込め、どこかでシーマに搾り取られているであろうコウの冥福を祈り合掌した。

アルレット「しっかし、改めて状況を整理すると随分トンデモないことになっちゃってるわね」
シン「とても信じられないよな。これを仕込んだのがあのフル・フロンタルだなんて」
刹那「リボンズから聞いた時は俺も驚いた。ただ全裸なだけで、そう悪い人間ではないと思っていたから」
ベルリ「その辺どうなのよ、バナージ」
バナージ「なんで俺に振るんだよ」
ベルリ「え? だって友達でしょ、あの人と」
バナージ「いや友達じゃないから!」
刹那「そうだ。バナージとフル・フロンタルは友ではない。宿命のライバルだ」
バナージ「ううん、できればそれも否定したい……!」
マイ「でも、それも今はどうでもいいことだ」
シロー「マイの言う通りだ。今はフロンタルの真意はどうだっていい。まずは一刻も早くこの事態を収めなけりゃ」
ヨナ「何か作戦はあるのか、シロー?」
シロー「ああ。もう一度兄弟をチーム分けしようと思うんだ。今度は3つに」
ヨナ「3つ?」
シロー「そうだ。みんなも聞いてくれ」
0205オールアムロVSシャア軍団VSガンダム兄弟
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2019/07/14(日) 21:23:06.36ID:y1womjTU0
 シローは教卓に進むと、黒板に簡易的な地図を書き始める。
 それは日登町の地図だった。
 
シロー「まずは分裂したアムロ兄さんとシャアさんのケンカを止めて回収する1班」
キオ「僕らが今までやってた仕事だね」
シロー「そうだ。ヨナ兄さん、キラ、キオ、今回はそれにジュドー、カミーユの2人を加える」
マイ「ジュドーたちのガンダムはまだ一度も交戦していない分、弾薬も推進剤もたっぷりですからね。アムロ兄さんたちとも有利に戦えるはずです」
ジュドー「よーし、やっと見せ場が来たわけね。腕が鳴るぜ!」
カミーユ「張り切りすぎて自爆するなよ」
シロー「この班の指揮はヨナ兄さん。頼めますか?」
ヨナ「あ、ああ。もちろんだよ」
キラ「やっぱりまだ気負ってる」
リタ「ヨナ……」
シロー「続いて2班には、騒動の黒幕であるフロンタルを探してもらう」
マイ「これは僕たちの仕事ですね」
アルレット「さっきのトランザムバーストで、住民にも騒動の原因がフロンタルだって知れ渡ったからね」
キャプテン「それで集まってきた情報を分析し、フロンタルの隠れている場所を探すのだな」
シロー「そうだ。分析班はアルレット姉さん、リタ義姉さん、マイ、キャプテン。リーダーはマイだ」
マイ「わかりました」
キャプテン「劉備、アル、シュウト。また手伝いを頼めるか?」
劉備「ああ、もちろんだぜ」
アル「う、うん」
シロー「分析を基に、フロンタルを探すのはアセム、シーブック、バナージの3人に任せる」
アセム「わかった」
シーブック「兄さんたちが情報を分析する間、俺たちは待機か」
バナージ「ならシロー兄さん。待ってる間、俺ちょっと行きたいところがあるんだけど」
シロー「ン? 行きたいところって?」
バナージ「さっき聞いたんだけど、どうもドズルさんの幼稚園がMAに襲われてるみたいなんだ。だから」
ベルリ「彼女のお父さんをかっこよく助けて、ポイントを稼ぎたいってワケね」
バナージ「ポイント稼ぎとか人聞きの悪いこと言うな!」
シロー「いや、でも大事なことだ。助けを求めてる人がいるなら、すぐに避難させないと」
バナージ「じゃあ、行ってもいいんですね?」
シロー「勿論だ。でも一人じゃ危険だからな、一緒に行ってくれるかベルリ?」
ベルリ「シロー兄さんの頼みじゃ断れないでしょ」
ウッソ「(ここに来てロリコンシスコンコンビ結成か……)」
バナージ「おい聞こえてるぞニュータイプ」
シロー「最後は3班。これは警察と協力し、町を襲っている怪物MSたちを撃退する」
シン「なにか具体的なプランはあるの?」
シロー「ああ。まずは東区でドモンと合流しようと思う。それから北区のシドを倒し、最後にMAとデビルガンダムから警察署を奪還する」
マイ「気を付けてください。通信復帰後も、ドモンたちとは一度も連絡が取れていません。おそらく何か異常事態が起こっているはずです」
アルレット「そもそも東区に現れたMAってなんなの? 人は誰も乗ってないんでしょ?」
シロー「警察は暴走したモビルドールか何かだと考えていたが……確かに一度も連絡が取れないのは妙だな」
ガロード「ともかく、行って確かめてみるしかないんじゃない?」
シロー「そうだな。よし、簡単な整備を終えたら3班はすぐに東区へ……」

 そこへ、誰かが廊下をバタバタと走ってくる。

アーミア「ま、待ってくださぁい!!」
アルレット「アラ、誰このカワイコちゃん。誰かの彼女?」
ヨナ「彼女はアーミアだよ」
カミーユ「アムロ兄さんのおっかけというか」
刹那「どうしたというんだ、アーミア・リー」
アーミア「あの! 東区で町を襲ってるMAについて伝えたいことが……ううん、別に彼らに襲ってる自覚はないと思うんですけど!」
ヨナ「要領を得ないな。何を言いたいんだ?」
刹那「『彼ら』といったな。……まさか!」
アーミア「今、東区で暴れてるMA。あれ……正体はELSなんです!」
0206通常の名無しさんの3倍
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2019/07/15(月) 18:52:15.86ID:QILxLlVM0
今日は海の日ということで

海水浴場
リタ「ヨナ〜どうかなこの新しい水着。似合う?」
ヨナ「リタ…!(鼻血」
刹那「ガンダム…!(鼻血」
グラハム「なんと破廉恥な…!(鼻血」

ジュドー「あれってさー要はフェネクスがMS用の水着着けてるだけで」
ガロード「露出度的にはむしろ減ってるよな」
バナージ「あいつらの興奮するラインがわからん…」
ベルリ「ていうかMS用のビキニって何よ」
0209通常の名無しさんの3倍
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2019/07/16(火) 12:16:17.63ID:RZ5j7vnk0
蟹型とか海老型とかエイ型とか色々といるしなマーメイドガンダムのプロトタイプ
というか、マーメイド(人魚)じゃなくてマーマン(魚人)だろ
0210通常の名無しさんの3倍
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2019/07/16(火) 14:08:07.60ID:e7slCzuD0
基本的にGガンのガンダムの名称は割りと適とuゲフンゲフン…おおらかだから

刹那「確かに名前に忠実ならば、ノーベルガンダムは全身にダイナマイトを装備したガンダムであるべきだ」
アレンビー「かわいくなーい」
0211通常の名無しさんの3倍
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2019/07/16(火) 20:41:22.71ID:awLM9taV0
つかGガンって結構キン肉マンっぽい感じもする気が

レイ「気にするな。俺は気にしない」
>>209
ヒイロ「…………魚人……?タン◯……?パプワ………
ガンマ砲!!!!!」
0212通常の名無しさんの3倍
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2019/07/17(水) 10:39:42.72ID:s5BNf/Kh0
>>211
魚人と書いたけどタ○ノ君というかぷ○ぷよのす○とうだらというかスレ○ヤーズ!のヌンサと同系だよね>マーメイドガンダム
0213通常の名無しさんの3倍
垢版 |
2019/07/20(土) 17:27:23.29ID:Gkd6owoO0
 2人の男がコスプレをして街中を走っている。

ウルフ「いくぞー!」
ベルリ「はい!」
ウルフ「このベルリンの赤い雨が好きなベルリと!」
ベルリ「ウルフマンのコスプレ……、いやリキシマンのコスプレをした
    ウルフさんとのコンビ! すなわち!」
2人「モーストデンジャラスコンビ!」

イワーク「強いられているんだ!
     この素晴らしいコンビを応援することを強いられているんだ!」
フリット「落ち着いてください、イワークさん!
     試合はありません。このコンビと試合をしようとする超人はこの街にはいません」

ゼハート「アセムがうらやましいな」
アセム「ん?」
ゼハート「こんな愉快な家族や知り合いがいて……」
アセム「何言ってるんだ。ゼハートもその愉快な知り合いの中に入っているだろ?」
ゼハート「……そうか。そうだな。すまない」
0214通常の名無しさんの3倍
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2019/07/20(土) 18:08:54.51ID:joaKCg/p0
>>213
グリーン・ワイアット「デビルトムボーイかますぞ」
ツバロフ技師長「キャメルクラッチとレッグラリアット、どちらがいいか選べ」
0215通常の名無しさんの3倍
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2019/07/23(火) 17:03:12.08ID:uPQwWLat0
ウルフ「ウルフマンの他にも相撲キャラで好きなのはいるぞ!」
フリット「例えば?」
ウルフ「エドモンド本田とか」
フリット「あー……」

 そう言うとウルフは百裂張り手をくりだした!

フリット「本当に相撲が好きなんですね」
ウルフ「スト2が好きとも言ってくれ」

ルナマリア「そんなの私もできるわ」

 そう言うとルナマリアは髪の毛の一部を
ザンスカールのビームローターのように回し、空中に浮いた。
それから180度身体を回転して頭を地面の方に向けると
脚を広げてこう叫んだ。

ルナマリア「スピニングバードキック!」

シン「ルナ……。スカートが広がって、パンツが見えてるぞ」

 それを聞いたルナマリアはまた180度回転し、
地面に足をつけると顔を真っ赤にしてへたりこんだ。

ウルフ「フリット、見えたか」
フリット「見ました」
ウルフ「すごい下着だったな……」
フリット「シン兄さんの趣味で着てるんですかね……」
0216通常の名無しさんの3倍
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2019/07/23(火) 21:41:59.89ID:QUnZvGmB0
シン「えっ?何が?」
フリット「ってまさかの薄いリアクション!? 」
ウルフ「ということは………もっとすごいことしてるか、もしくは」

ステラ「ステラも挑戦してみる!」
マユ「マユも」
シン「二人ともパンツ見えちゃうし、怪我するかもしれないからダメ!」

アセム「本命はこっちかな?」

ウルフ「もしかすると、もっと色んな技が出来るのでは?あのアホ毛は」

アホ毛「フッ…あるよ」キムタク主演の方のHEROのマスターっぽく
0217通常の名無しさんの3倍
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2019/07/24(水) 19:19:19.65ID:+yweKf5w0
カガリ「正直に言ってシンのどこがいいんだ?」
ルナマリア「私に対して優しいしかっこいいし、私のこと理解してくれるから」

アムロ「だそうだ」
フリット「そういえばシン兄さんは女性のどういう格好が好きなんです?
     下着とか水着等の種類で何かあれば。やっぱりビキニとか?」
シン「スリングショットや紐パンかな」
フリット「スリング……? 何?」

アムロ「あー、フリットにはまだ早い言葉だな。
    検索すればすぐにわかる世の中だが
    とりあえずエロい水着とでも覚えておけばいい」
フリット「紐パンはなんとなくわかる。
     言葉から考えるとパンツの一部が紐かな……?」

ウッソ「この街は今、エロであふれている。素晴らしい。
    年上女性のスリングショットや紐パン……」
シャクティ「ウッソ、ちょっとー……」

 その日、ウッソはしばらく帰ってこなかった。

ウッソ「シャクティこわい。シャクティこわい……」
アムロ「ウッソ……、どういう目にあったんだ?」
0219通常の名無しさんの3倍
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2019/07/25(木) 18:43:39.04ID:QPg8TYEz0
ハッパ「服や衣装のことならまかせてくれ」
ベルリ「ハッパさん?」
ハッパ「ルナマリア、ハッパ隊隊員になろう。
    葉っぱ一枚あればいいんだ」
ベルリ「ハッパさん!?」

ルナマリア「シンがいいっていうならやるけど……」
ベルリ「え、ええー!?」
シン「……いくらなんでも街中でそれはダメだろ」
ルナマリア「じゃあやらない」

ハッパ「正気か!? 股間に葉っぱ一枚だけなんだぞ!?」
ベルリ「ハッパさん!?」
ハッパ「葉っぱ一枚あればいいんだぞ!?」
ベルリ「ハッパさーん!?」
0220通常の名無しさんの3倍
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2019/07/25(木) 23:11:15.48ID:EeMVuk1S0
なんかダジャレと中の人ネタで延々と不気味なネタ書いてる人が怖い…キャラもなんか変だし
0221オールアムロVSシャア軍団VSガンダム兄弟
垢版 |
2019/07/28(日) 18:45:06.39ID:CWR1hg9w0
日登町東区

チボデー「止まりやがれえええ!!」
ジョルジュ「ローゼス・ビット!」
( ゚∀゚ )/「ワッショイワッショイ!!」
\( ゚∀゚)「マツリダワッショイ!!」

 進撃を続ける巨大MA──に擬態したELSたち。
 ドモン達シャッフル同盟は町への侵攻を止めるべく、必死の抵抗を続けていた。
 しかし、あらゆる物質を同化・吸収するELSに対し、
 近接主体のガンダムファイターは圧倒的に不利。

サイ・サイシー「ダメだ、全然止まんねえよアニキ!」
アルゴ「やはり遠距離攻撃だけでは限界が……!」
アレンビー「でも、このままじゃもうすぐ街だよ!」
チボデー「大体なんでコイツら暴れてんだ!」
ジョルジュ「彼らとは和解したのではなかったですか?」
ドモン「確かにそのはずなんだが……」

 眉間に皺を寄せるドモン。
 だが、そんな劣勢の中でも二人、気を吐く者たちがいた。

東方不敗「十二王方牌、大車併ィィィ!!」
シュバルツ「どうしたどうしたどうしたぁ!」

ドモン「すごい、ELS相手に全くひかず……!」
アルゴ「やはりあの二人は俺たちより一段レベルが違う」
アレンビー「ていうかどうして普通に殴れるのあの人たち!?」
東方不敗「知れたことぉ! ただ同化されるより迅く拳を突き出し」
シュバルツ「吸収されるより迅く拳を引く、それだけのことよ!」
アレンビー「なにその左足が沈む前に右足を出せば水の上を走れる理論!?」
ジョルジュ「な、なるほど!」
チボデー「その手があったか!」
ドモン「さすがは師匠!」
アレンビー「あれ、なにこのカンジ? ひょっとしてアタシの方がおかしいみたいになってる?」
0222オールアムロVSシャア軍団VSガンダム兄弟
垢版 |
2019/07/28(日) 18:46:36.21ID:CWR1hg9w0
 しかしマスターガンダムとガンダムシュピーゲルの奮戦にもELSは怯む様子はない。
 それどころか、ますます勢い盛んに街へ向かって歩を進める。

∩(´∀`∩) ワショーイ∩( ´∀` )∩ワショーイ (∩´∀`)∩
ジョルジュ「しかし、先ほどからELSが発してるこのチャントは何なのでしょうか」
サイ・サイシー「なんかのお囃子に聞こえるけど」
ドモン「確かに祭囃子にも似ているが……ELS、貴様たちは一体何がしたいんだ」

日登町中央区

アーミア「全部、全部わたしのせいなんです!」
 
 ドモンたちのいる東区に向かう道中で、
 アーミアは堰を切ったように話し出した。

シロー「大丈夫だ。誰も君を責めたりはしない。落ち着いて、何があったか教えてくれ」
刹那「ELSとは対話によってわかりあったはずだ。なぜ今更町を襲うような真似をする」
アーミア「それは……一昨日のことでした」

〜〜アーミアの回想〜〜

ELS(´・ω・`)「モットコノホシノ、ブンカヲシリタイ」
アーミア「そうね〜じゃあ夏だし、今年はお祭りでも見にいこっか」
ELS(`・ω・)「オマツリ〜?」
ELS(´・ω・`)「ッテナァニ?」
アーミア「お祭りっていうのは……なんていうかな」

アーミア「こう、人形?とか花?とかで飾ったおっきな……なんていうんだっけ、なんとか車で町を練り歩いたり」
ELS(`・ω・´)「ネリアルク!」
アーミア「おみこしっていう、こう、三角のアレをみんなでもちあげてワッショイワッショイって」
ELS(`・ω・´)「Wasshoi!!」
アーミア「で、たまにケガ人が出るほど過激で……」
ELS(`・ω・´)「カゲキ!」

ELS(`・ω・)「オマツリタノシソウ!」
ELS(´・ω・`)「ボクタチモヤッテミタイ!」
アーミア「あはは、そうだねELSも参加したらきっと楽しいね」
ELS(`・ω・)「ジャア、スグニミニイコ?」
アーミア「ごめんね、わたし明日からちょっと泊りがけで研修なんだ」
ELS(´・ω・`)「エ〜」
ELS(´・ω・`)「ハヤクオマツリシタ〜イ」
アーミア「って言われてもなあ」
???「お嬢さん。たまたま話を聞いてしまったのだが、よければ私が彼らを引率しようか?」
アーミア「え、いいんですか!」

〜〜回想終わり〜〜

アーミア「……ってことが」
シロー「あ〜一応聞くんだけどその声をかけてきた男の特徴は何か」
アーミア「はい、なぜか全裸でした」
シロー「フル・フロンタルか……」
ガロード「これもあいつの仕業かよ」
ウッソ「薄々そんな予感はしてましたけどね」
刹那「つまり、ELSはフル・フロンタルによって誤った祭りの情報を刷り込まれ、暴れているという訳か」
アーミア「ごめんなさい! わたしがもっとちゃんとお祭りについて説明していれば……!」
シン「ともかくさっさとELSの誤解を解いて……なんだ、急に通信障害が!?」
0223オールアムロVSシャア軍団VSガンダム兄弟
垢版 |
2019/07/28(日) 18:48:13.13ID:CWR1hg9w0
 東区に近づくにつれ、またしても激しい通信障害が発生した。
 それに伴い、刹那とアーミアは苦しそうに頭を抑える。
 
シロー「どうした刹那!」
刹那「これは……!」
アーミア「ELSの叫び声が……!」

∩(´∀`∩) ワショーイ∩( ´∀` )∩ワショーイ (∩´∀`)∩ワショーイ
∩(´∀`∩) ワショーイ∩( ´∀` )∩ワショーイ (∩´∀`)∩ワショーイ
∩(´∀`∩) ワショーイ∩( ´∀` )∩ワショーイ (∩´∀`)∩ワショーイ
∩(´∀`∩) ワショーイ∩( ´∀` )∩ワショーイ (∩´∀`)∩ワショーイ

 ELSの叫び。それは賑やかな祭囃子。
 祭りによってテンションの上がりきったELSの脳量子波は
 通信障害すら引き起こしていたのだ。

シロー「ドモンと連絡がつかなかったのはこのせいか」
シン「大丈夫か二人とも」
刹那「問題ない……! とにかく、すぐにELSのもとへ急ごう」
フリット「あ、見えたよ。ドモン兄さんたちだ!」

アルゴ「む……」
サイ・サイシー「アニキ! 援軍だ!」
シロー「ドモン、遅くなってすまない」
ドモン「シロー兄さん、来てくれたのか。刹那も!」
アレンビー「やったね。彼がELSと対話してくれるんでしょ」
刹那「すまない。GNドライブが故障してトランザムバーストはもうできない」
チボデー「Shit! なんてこった」
アーミア「ごめんなさい! これはわたしの責任なんです。だからわたしがELSと対話します!」
ジョルジュ「貴女が?」
シロー「彼女も刹那と同じイノベイターなんだ。そしてこの街におけるELSの保護者兼代理人でもある」
ドモン「気をつけろ! このELSたちは普通ではない!」

 確かにドモンの言う通り、擬態したELSたちは普通ではなかった。
 サイコガンダムやデストロイガンダムといった巨大な機体が列をなし、
 四角錐型のMAであるユグドラシルを担ぎ上げている。

∩(´∀`∩) ワショーイ∩( ´∀` )∩ワショーイ (∩´∀`)∩ワショーイ
∩(´∀`∩) ワショーイ∩( ´∀` )∩ワショーイ (∩´∀`)∩ワショーイ

フリット「なるほどね。確かにお神輿を担いでるように見えるよ」
ウッソ「変に感心してる場合じゃないでしょ!」
アーミア「ELS〜〜!! 私の話を聴いて! あなたのそれはお祭りじゃないのよ!」
 
 アーミアはELSの神輿行列の前に立つと、精一杯声を張り上げた。
 ELSも足を止め、彼女を不思議そうに見下ろす。

ELS(`・ω・)「ワッショイワッショ……?」
アーミア「ちゃんと説明しなくてごめんね。でも、お祭りはこんな風に皆に迷惑をかけてやるものじゃないの」
ELS(`・ω・´)「…………」
アーミア「今度は、わたしがちゃんと本物のお祭りを教えてあげるから。ね? だからこんなことはもうやめて」
ELS(´・ω・`)「…………」

 アーミアの説得に反応し、ELSの動きが止まった。
0224オールアムロVSシャア軍団VSガンダム兄弟
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2019/07/28(日) 18:50:47.54ID:CWR1hg9w0
シロー「やったか?」
シュバルツ「いや!」
東方不敗「いかん!!」
( ゚∀゚ )/「ワッショ〜〜〜〜〜〜イ!!」
\( ゚∀゚)「マツリダワッショイ!!」
アーミア「きゃあああ!」

 アーミアの声は届かなかった。
 それどころか、再び暴走を始めたELSはそのまま彼女を踏み潰そうとする!
 間に合わない、誰もがそう思った。しかし!

アーミア「……あれ。わたし、まだ生きてる?」

 アーミアは恐る恐る目を開けた。
 すると目の前には、ELSが擬態したサイコガンダムの足の下で踏ん張る、
 マスターガンダムとガンダムシュピーゲルの姿があった。

シロー「あの二人、一瞬で足元に飛び込んでかばったのか!」
アーミア「あ、ああ……」
シュバルツ「何をぼんやりしている!」
東方不敗「ワシらが支えている隙に、さっさと逃げんか!!」
アーミア「は、はい!」

 アーミアはハッと我に返り、慌てて足の下から逃げ出した。
 それを刹那の00ガンダムが拾い上げる。

刹那「アーミアは保護した! あなたがたも早く離脱を!」
シュバルツ「いや、それは難しいようだ」

 シュバルツは首を振った。
 見ればサイコガンダムの足を支える二機の両腕は、
 すでに手首までELSに同化・侵食されている!

東方不敗「フン、ワシとしたことがとんだブザマよ」
ドモン「師匠! ならばすぐに機体を捨ててお逃げください!」
シュバルツ「いやダメだ。思った以上に機体の侵食が早い」

 シュバルツはコクピットの足元から徐々に身体に這い上がってくるELSの触手を見た。
 どうやらDG細胞とELSは思った以上に相性がいいらしい。
 ガンダムシュピーゲルとマスターガンダムはどちらも機体にDG細胞が含まれている分、
 その侵食スピードは通常の機体より遥かに早い。

ドモン「!? ……ならば、俺たちがELSを倒す!」
サイ・サイシー「アニキ! シャッフル同盟拳だ!」
ジョルジュ「そうですね。我々最大の奥義ならば、完全に同化される前に殲滅することも可能なはず……!」
チボデー「やろうぜドモン!」
アルゴ「ドモン!」
ドモン「ああ、行くぞ!」

 ドモンが頷き、五機はシャッフル同盟拳の態勢に入った。
 だが、しかし!

東方不敗「この……大馬鹿共があああああ!!」
ドモン「!!?」
0225オールアムロVSシャア軍団VSガンダム兄弟
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2019/07/28(日) 18:57:26.85ID:CWR1hg9w0
 突如響く東方不敗の罵声。
 ドモンは修業時代を思い出し、思わず身を固くした。

東方不敗「今ハッキリわかったぁ! 貴様ら尻の青いヒヨッコに、こやつらを止めるなど絶対不可能だと!」
ドモン「し、師匠!? いきなり何を」
東方不敗「うるさい! もはや貴様の言葉など聞く耳もたん! 顔を洗って出直して参れぇ!!」

 ドモンは訳が分からない、とばかりに天を仰いだ。
 こうしている間にもELSの侵食は進み、肩までもが呑み込まれている。
 なのに、顔を洗って出直せとはどういうことか。
 シュバルツもまた、東方不敗に同意する。 

シュバルツ「ドモン、ここは我らの言葉を聞け。一度引き、頭を冷やすのだ」
ドモン「しかし! それでは師匠とシュバルツが!」
東方不敗「ふん、貴様に心配される道理は……ないわ!」
シュバルツ「我らもただではやられん! 呑み込まれると同時に体内へと飛び出し、中からELSを攪乱する!」
アレンビー「そんな無茶苦茶な……」
ガロード「この人らがいうと、あんまり冗談にも聞こえないんだよなあ」
シロー「ドモン。ここは彼らの言うとおりにしよう」
ドモン「シロー兄さんまで……!」
フリット「そうだね。アーミアさんの説得が失敗した以上、一度引いて態勢を整えた方がいいと思うよ」

 なおも食い下がろうとするドモン。
 すると遂に業を煮やしたのか、東方不敗は愛馬風雲再起を呼んだ。
 風雲再起はゴッドガンダムを軽々と担ぎ上げ、そのまま戦場を離れていく。

ドモン「く、くそっ! 降ろせ、降ろせえええ!!」
アレンビー「ドモン!」
シュバルツ「さあ、お前たちも早く退け!」
 
 サイ・サイシーたちは不可解そうに顔を見合わせた。
 だが、有無を言わせぬ迫力に押され、一人、また一人とドモンに続いて戦場を離脱する。

刹那「俺たちも戻ろう」
アーミア「ELS……ごめんね」
フリット「せっかく来たのに、何もできないで逃げるなんて」
シロー「きっと東方先生には、先生の考えがあるんだ……うん?」

 殿を務めるシローのEz8が振り返った時、
 マスターガンダムたちはほとんど全身をELSに同化され、見えなくなっていた。
 だがシローには、“ドモンをよろしく頼む”という東方不敗とシュバルツの声が聞こえた気がした。
 コクピットの中、シローは無言で敬礼し、東区から撤退した。

∩(´∀`∩) ワショーイ∩( ´∀` )∩ワショーイ (∩´∀`)∩ワショーイ
∩(´∀`∩) ワショーイ∩( ´∀` )∩ワショーイ (∩´∀`)∩ワショーイ
∩(´∀`∩) ワショーイ∩( ´∀` )∩ワショーイ (∩´∀`)∩ワショーイ
∩(´∀`∩) ワショーイ∩( ´∀` )∩ワショーイ (∩´∀`)∩ワショーイ

 後には、勝ち誇ったように祭囃子をチャントするELSが残された。

日登町東区での戦闘結果

シャッフル同盟……敗北、撤退

東方不敗……ELSに機体ごと呑み込まれ、生死不明
シュバルツ・ブルーダー……同上
0226通常の名無しさんの3倍
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2019/07/28(日) 19:14:34.35ID:j8pSmIVw0
乙です。
でもDG細胞に侵されなかった師匠ならELSと融合することなく分かり合いそう
0227オールアムロVSシャア軍団VSガンダム兄弟
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2019/07/29(月) 02:10:13.40ID:DIIPNFbx0
日登町西区

 シロー達が東区に向かっている頃、バナージとベルリは西区へ向かっていた。
 目的はMAハシュマルに襲撃された、ソロモン幼稚園の救援だ。

ベルリ「それでどうなの? 通信は繋がった?」
バナージ「いや、まだだ。おかしいよな、通信障害は解消されたはずなのに」
ベルリ「まさかもうやられちゃったってコトは……」
バナージ「あのドズルさんがそんな簡単にやられるはずないと思いたいけど」

 そうこうしている内に二人はソロモン幼稚園に着いた。
 だが幼稚園はガランとして、MAどころか子供たちの姿すら見えない。

ベルリ「ちょっと、本当にやられちゃったんじゃないでしょうね?!」
バナージ「いや、もう避難したのかもしれないし。少し探してみよう」

 周囲には戦闘の痕跡がまだ生々しく残っていた。
 しかし、破壊されたプルーマの残骸が転がっているのは
 すべて幼稚園の敷地の外。 
 幼稚園本体はいつも通りきれいなままだ。
 
バナージ「幼稚園はちゃんと守り切ったんだな、ドズルさん……」

 バナージはポツリとひとりごちた。

ベルリ「建物のなか見て来たけど、やっぱり誰もいないみたいね」
バナージ「となると、やっぱり気になるのはアレか」
ベルリ「うん。僕もここに来た時からずっと気になってた」

 二人は同時にグラウンドの中央に目をやった。
 そこにはドムが一機、ぽつんと立ち尽くしている。

ベルリ「てっきり戦闘で使われた後、放棄されたMSだと思ってたけど」
バナージ「その割には全然動体反応とかがないんだよな」

 バナージはドムの前に立ち、不思議そうに頭部をまざまざと覗き込んだ。
 すると突然、ドムのカメラアイがガラッと窓のように開いた!
 そして中からぬうっと、傷だらけのイカツい男が顔を出す。

バナージ「わあっ!?」
ドズル「ん? さっきから五月蠅いと思ったら、なんだ小僧か」
バナージ「ド、ドズルさん!?」
ベルリ「なんでドムの中に! ていうかなんで目のとこ開くのソレ!?」
セイ「それはこれがドムではなく、ドム型のシェルターだからです!」

 そう言ってドズルの横から、ひょいとセイが顔を出す。

バナージ「セイ!? なんでここに」
ドズル「この小僧は幼稚園が襲われたと聞き、駆けつけてくれたのだ」
セイ「こんなこともあろうかと、ガンプラ技術の粋を結集して作り上げたドムシェルターですよ!」

 あっけにとられるバナージたちをよそに、セイは自慢げに胸を張った。
0228オールアムロVSシャア軍団VSガンダム兄弟
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2019/07/29(月) 02:12:37.98ID:DIIPNFbx0
デラーズ「このシェルターは素晴らしい。まるでジオンの魂が形になったようだ」
ガトー「ハッ、おかげで園児たちも全員無事です」
 
 続けて出てきたデラーズ、ガトーが口々にセイをほめそやす。
 見ればドムの中にはキッチンや風呂といった生活設備も完備しており、
 スカート部には運動用のトラックまで備わっている。
 ソロモン幼稚園の園児たちはそこで楽しそうに遊んでいた。

ベルリ「だからってなぜドムの形に……?」
セイ「なぜって、ドムは物を隠すのに最適な形だからですよ。昔から言うじゃないですか、木を隠すならドムの中って」
ベルリ「うん、森ね。ドムじゃなくて」
バナージ「お前って最近、ただドム好きな人になってるよな、セイ……」
セイ「やだなあ。そんなに褒めないでくださいよ」
ベルリ「褒めてないし」
バナージ「ともかく、早くここから脱出しましょう。オード……ミネバも心配して」
ドズル「貴様がミネバの名を口に出すなこのロリコンめ!」
ゼナ「もう、せっかく助けに来てくださったのにケンカして。親バカなんだから」
ベルリ「まあ、あの二人のことはほっとくとして、僕もさっさと逃げた方がいいと思いますよ」
デラーズ「それは勿論だ。小型MAは倒したが、本体は未だ健在だからな」
ガトー「しかし我々にもうかつに動けぬ理由があるのだ」
ベルリ「理由って?」

バルチャー1「ヒャッハー! 幼稚園から略奪だ〜!」
バルチャー2「バケモノがサツどもをぶっ倒してくれたおかげで、安心して暴れられるぜ〜!」
クダル「逃げ遅れた子供はとっ捕まえろ! 捕まえてヒューマンデブリよ!」

 そこへ口汚い言葉と共に現れたのは、日登町近郊を根城にするバルチャーと宇宙海賊の一団だった。
 彼らはこの混乱に乗じ、火事場泥棒をやっているのだ。
0229オールアムロVSシャア軍団VSガンダム兄弟
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2019/07/29(月) 02:13:15.30ID:DIIPNFbx0
ガトー「あの下郎ども、また来たか!」
デラーズ「先ほど散々痛めつけてやったというのに、懲りぬ奴らだ」
ドズル「MAからも守り切ったこの園と子供たちだ! やらせはせんぞ!」

 威勢のいい言葉と共に、ドズルたちはマシンガン片手に生身で飛び出していく。

「がんばれ〜組長せんせ〜!」

 園児たちはドムシェルターの腹部に設けられた窓から、その戦いを無邪気に応援していた。

ベルリ「あれ、これひょっとして僕らの救助とかいらなかった?」
ゼナ「いいえ、逆よ。助かったわ」
バナージ「というと?」
ゼナ「彼らはさっきから何度も襲撃と撤退を繰り返してるの。小型MAを撃退したタイミングを狙ってね」
バナージ「それってもしかして……」
ゼナ「そう。こちらの疲弊を狙っているのだわ。警察署も墜ちて外部からの救援も見込めないこの状況では」
ベルリ「いずれジリ貧になるってことか」
ゼナ「いくら主人たちが超人的でも数の差はどうしようもない。いずれは力尽きるわ。そうなれば子供たちは……」

 ゼナは不安そうな目で園児たちを眺めた。

ゼナ「それにMA本体だっていつ襲撃してくるかわからないもの。そうなる前に」
バナージ「なんとしても逃げなきゃですね」
ゼナ「とはいえ子供たちの安全が第一よ。そのためにもまずはあの賊を徹底的に叩かないと。力を貸してくれる?」
バナージ「何か考えがあるんですね。わかりました、勿論協力します」
ゼナ「ありがとう。さすがミネバの見込んだボーイフレンドね」
バナージ「い、いやあ。ボーイフレンドなんてそんな(照」
ベルリ「イラッ ドズルさ〜ん。なんかロリコンがちょっと調子に乗ってますよ〜」
ドズル「なにぃっ!」
バナージ「ちょ、やめろベルリ!」

バナージ・リンクス【ユニコーンガンダム】&ベルリ・ゼナム【G-セルフ(パーフェクトパック装備)】withドズル・ザビ
VS
野良バルチャーと宇宙海賊ブルワーズ連合、開戦――!
0231通常の名無しさんの3倍
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2019/07/30(火) 10:53:38.64ID:uDDVqTPj0
シロッコ「動け!動け!動いてよ! 今動かなきゃ、今やらなきゃ、みんな死んじゃうんだ!」

PMX-003 ジ・O@第465代横綱
シロッコは不安よな

ジ・O動きます

シロッコ「動け! このポンコツが! 動けっ てんだよぉ!!」

PMX-003 ジ・O@第465代横綱
……やっぱり動くのやめます

\ココカライナクナレー!!/

シロッコ「ぐぇーーー!!」
0232通常の名無しさんの3倍
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2019/08/03(土) 04:54:16.28ID:1RnVU2VG0
ベルリの中の人のツイッターみたら、何故か、色んな企業の公式ツイッター同士によるこてっちゃん同盟が成立してた
きっと兄弟家でも焼肉の代わりにこてっちゃん焼いてそう。器用なベルは姉達よりは料理出来そうだから、ロランのサポートも可能だろうし


ってか若い人にこてっちゃんって通じるかな?
0233通常の名無しさんの3倍
垢版 |
2019/08/03(土) 07:29:20.62ID:Dt66oodr0
こてっちゃんCM最近みないなー
食べたの一回だけだったけどホントにコテっとしてて美味かった

あとコテっというか10月のハイレゾリューションゴッドガンダムがマッシブな造形で
グイングイン動かせるらしいので楽しみ
最近ガンプラ良く動く代わりに細身が多いけどオレ的にはマッシブ系が好きです
0234通常の名無しさんの3倍
垢版 |
2019/08/03(土) 09:11:36.52ID:NO3rqSSu0
不味くはないんだけど味が濃すぎるんだよな>こてっちゃん
こてっちゃんのCMとか40の俺が十代の頃に見た覚えがあるくらいだから若い子は知らないだろうなあ
0235通常の名無しさんの3倍
垢版 |
2019/08/03(土) 10:11:11.68ID:Ho779Uto0
>>234
似たような年代↓だけどそんなに昔ではない頃にCM見た覚えが
地方とか関西ローカルとかならやってんじゃないの?
0236通常の名無しさんの3倍
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2019/08/03(土) 10:26:38.54ID:Z3iKznOT0
関西在住だけど言われてみれば最近見ない>こてっちゃんCM
モノは売り場に色々あるけどバリエーション増えすぎ。他社も出したし
最初に出た味付けのが結局好きだなー。ピーマンとか入れるとちょうど良いのよ

ウッソ「てことで家庭菜園色々頑張ってるんですが」
0240通常の名無しさんの3倍
垢版 |
2019/08/03(土) 13:16:14.06ID:Dt66oodr0
でもご飯も進むよ
…ここシーブックはパン派だけど他はどうだったけ?
ドモンは米派っぽいけど
0241通常の名無しさんの3倍
垢版 |
2019/08/03(土) 13:55:31.90ID:MU96H/R10
カロッゾさんには是非小麦なしお米パンの製作をご検討願いたい

トーストすると餅とパンの中間みたいな香ばしい香りがして
結構いけるのよこれが。味噌汁にも洋風スープにも当然コーヒーにも合う。
0243通常の名無しさんの3倍
垢版 |
2019/08/04(日) 14:03:58.69ID:mwidrx910
ジョルジュ「チボデー、ウソはいけませんよ!」
サイ・サイシー「そうだよ、トレーニングとか言って何やってるんだよ!」
ヒイロ「お前らも入るか?チケットはまだあるぞ」
ジョルジュ「あなたは何をやってるんですか」
ヒイロ「トロワのサーカスのバイトだ、チケットは買ったか?」
アルゴ「それより俺らはチボデーが何しにこんな所に来たのかと」
シュバルツ「精神訓練だ」
ドモン「アイツなりのな」
サイ・サイシー「なんだそりゃ……?」



チボデー「落ち着け、落ち着いてどんな状況でも精神を集中させ……」
カトル「何やってるんですかねあの人、トロワばっかり見つめて」
デュオ「道化恐怖症って本当にあるんだな」
ウーフェイ「正しいのか、このやり方は……」

ありそうなのにがんばれドモンくんでしか見た事がないのでここで。
0244通常の名無しさんの3倍
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2019/08/07(水) 07:25:15.36ID:AtL19CXL0
コウ「で、効果はあったの?」
チボデー「ああ、バッチリだぜ!」
セイ「チボデーさん、ガンプラバトルでラロ 4体編成を粉砕したんですよ」
コウ「ああ、あの『サーカス』の」
セイ「凄いでしょ、もう完璧に粉々!徹夜でフルスクラッチしたラロ 4体が!」
コウ「…なんでダメージレベルA設定にしたんだよ」
チボデー「とにかく、これでもう恐怖症とはおさらばだ」
セイ「コウ兄さんもニンジン特訓する?」
コウ「遠慮しとく」

シャア「やあ、邪魔させてもらうよ」
チボデー「……ひ、ひぎゃあああ!」
シャア「何事だ」
コウ「恐怖症の再発、かな?」

アムロ「道化だからさ」
0245通常の名無しさんの3倍
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2019/08/12(月) 15:34:46.21ID:U0qFVOge0
ドモン「………」
アムロ「どうした?なんか最近浮かない顔して」
ドモン「最近、セカイが一緒に筋トレしなくなって…
いやそれはいいんだが、筋トレに限ってだが、間違ってるとか言われてな
しかもセカイだけじゃなく三日月にも」
アムロ「あぁ〜……多分あのアニメの影響かも」
ドモン「だからおれはキングオブハートじゃなく、キングオブマッチョを」
アムロ「それは待てい。マッチョ体系なる度に服が破るんだぞ
せめてお前らは女子のセクシーポーズに少しでもいいから欲情しろ」

キラ「あのアニメのMVは、色んな意味で注意しないとね」
0246通常の名無しさんの3倍
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2019/08/14(水) 21:49:59.84ID:jQ11iERf0
まあ、スポーツ科学って何年か経つと新常識でガラっと変わるからなあ
ただ、筋トレにしてもボディビル用筋肉と戦闘用筋肉じゃ鍛え方も違っては来るんだろうけど
0248オールアムロVSシャア軍団VSガンダム兄弟
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2019/08/16(金) 02:33:59.41ID:/5wknJfW0
日登町西区:ソロモン幼稚園
バルチャー1「ヒャッハ〜! 今度こそ略奪……?!」
バナージ「なんでこんなことをするんですか、アンタたちは!」
ベルリ「町が大変な時くらい、みんなで力を合わせなさいよ!」

 バルチャーたちは突如現れた二機のガンダムに驚きを隠せない。
 その動揺を見逃さず、バナージたちは次々とバルチャーたちを倒していく。

クダル「ちいいっ! 何なんだコイツら!」
バルチャー2「しかもムチャクチャ強えし!」
バルチャー1「思い出したぞ、こいつらガンダム兄弟だ!」
クダル「ガンダム兄弟ですってえ! グシオン奪ったクソガキの兄弟か!」
バルチャー1「それだけじゃねえ! この町で起こる騒動の8割はこいつらが原因ってハナシだ!」
バナージ「無茶苦茶言われてるな、俺たち」
ベルリ「あながち否定できないのが悲しいところよね」
バナージ「ともかく敵は総崩れだ。このまま押し切って……!?」

 だが、そこへ襲い掛かる、突然の爆撃!
 見上げると、空には巨大な強襲装甲艦が浮いている。
 小惑星帯からやってきたブルワーズの艦だ。

ブルック「お前ら、たかが幼稚園ごときに何を手間取ってやがる」
クダル「違うのよ! 何だか知らないけど突然このガンダムが邪魔しにきやがって」
ブルック「ガンダムだとぉ?」

 ブルワーズの頭領、ブルック・カバヤンはその猪のような風貌でフン、と鼻を鳴らした。
 そして部下に命じ、再び幼稚園に向かって爆撃を開始する。

ゼナ「きゃあああああ!」
園児たち「うわあああ!」

 激しい衝撃がドムシェルターを襲うと共に、
 周囲に園児の悲鳴が響き渡る。

ドズル「子供たちが! や、やめろぉぉぉ!!」
ブルック「やめてほしければこちらの要求を聞くんだな!」
クダル「即刻投降するんだよ! で、ガキども全員よこしな!」
バルチャー1「ヒャッハ〜! ついでに金目のものも差し出してもらうぜ〜!」
ガトー「くっ! どこまで下衆なのだ貴様ら」

 だが子供たちの命には代えられない。
 ドズルたちは歯噛みしながら武装を解除する。

クダル「おら! お前らもだガンダム兄弟! さっさとMSから降りるんだよ!」
ベルリ「どうする、バナージ?」
バナージ「どうするって降りるしかないだろ」

 二人がため息をつきながらガンダムから降りると、
 代わりにバルチャーが嬉々としながらMSに乗り込む。
0249オールアムロVSシャア軍団VSガンダム兄弟
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2019/08/16(金) 02:35:08.95ID:/5wknJfW0
ゼナ「きみ、このドムに武装は無いの?」
セイ「無茶ですよ。だってこれ、あくまでもドムに偽装したドムシェルターなんですから」
ゼナ「くっ、救援は、救援はまだなの!?」

 ゼナは口惜しそうに窓から外を見た。
 グラウンドでは、丸腰のドズルが無抵抗のままバルチャーたちに囲まれ、暴行を受けている。

バルチャー1「ヒャッハ〜! よくも散々邪魔してくれたな!」バキッ!
ドズル「ぐうう!」
ガトー「閣下!」
バルチャー2「おっと動くなよ! 動いたらガキどもがどうなっても知らないぜ」
ドズル「わかっている! おれのことは好きにしたらいい! その代わり子供達には指一本触れるな!」
ガトー「閣下……!」
デラーズ「ガトーよ、今は雌伏の時だ。耐えるのだ」
ガトー「この屈辱を力にせよと仰るのですか……!」

ベルリ「ねえ、ちょっとやばいでしょコレ」
バナージ「わかってるよ。でも人質がいる以上うかつには動けない。だからドズルさんだって無抵抗で殴られてるんだ」
ベルリ「でもこのままじゃ」
バナージ「大丈夫、もうすぐなんだ。もうすぐ、何かが起こるはず……」
ベルリ「何かって……ニュータイプの勘ってヤツ?」

ブルック「ブフゥ〜! おい、遊びはもういいだろう。さっさとガキどもを連れてこい」

 ブルックの命令により、ブルワーズのMSがドムシェルターに手をかけた。
 響き渡る、子供たちの悲鳴!

ドズル「おい! 子供達には手を出さない約束だ!」
クダル「ハン、そんな約束した覚えねえなあ!」
ドズル「貴様ら〜! どこまで下衆だ!!」
クダル「吠えんじゃねえよ。心配しなくても、アンタの相手はガキの始末が終わった後でゆっくりと……!?」

 その時、突然上空で大爆発が起こった。
 見上げると、ブルワーズの母艦が火を噴いているではないか!

ブルック「な、なにが起こったぁ!」
ブルワーズ団員「と、とつぜん超高空からMSが艦に突撃! 機関部に攻撃を!」
ブルック「MSによる攻撃だと!? 敵はどこだ、どこにいる!」
ブルワーズ団員「ブ、ブリッジの目の前です!」

 ブルワーズ団員は震える手で目の前を指さした。
 そこには両手に実体剣を握った白銀のガンダム──ガンダムバエルの姿があった。

ブルック「なっ」
マクギリス「遅い!!」

 ガンダムバエルはブリッジに向けて剣を一閃。
 巨大な強襲装甲艦は為す術なくゆっくりと山の方へ墜落していく。

クダル「な、な、なんですってえぇぇぇ!!」
ハリソン「よそ見をしている場合か?」

 バエルと同時に、地上では青いペインティングが施された量産型F91が攻撃を仕掛ける。
 高速でバルチャーたちを攪乱するその姿は、さながら青い閃光だ。
0250オールアムロVSシャア軍団VSガンダム兄弟
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2019/08/16(金) 02:36:05.51ID:/5wknJfW0
クダル「ちょっと! ガンダムはまだなの!?」
バルチャー3「そ、それが!」
バルチャー4「こいつ全然動かねえ!」
バナージ「残念ですけどこの機体」
ベルリ「僕ら以外じゃ乗れないようになってるのよね。ホラどいて!」
バルチャー3・4「「ぎゃ〜!」

 バナージとベルリはコクピットからバルチャーを追い出し、ガンダムを取り戻す。

クダル「な、なんなのよこれ……!」
マクギリス「どうやら救援は間に合ったようだな」
ハリソン「降伏しろ。今ならせめて弁護士をつけてやるぞ?」
バルチャー1「ど、どうする?」
バルチャー2「どうするって」
クダル「きぃぃ! 一時撤退するわよ!」

 形勢不利と見たバルチャーたちは、蜘蛛の子を散らすように一斉に逃げていく。
 それを見て、マクギリスは拍子抜け、とばかりに鼻を鳴らした。

バナージ「ハリソンさん! マクギリスさん! どうしてここに!?」
マクギリス「ふっ、愚問だな」
ハリソン「幼zy……子供たちの助けを求める声が、我々を呼んだのだ」
ベルリ「いま幼女って言おうとしましたよね? 絶対幼女って言おうとしましたよね?」

 その時、並び立つユニコーンら3機のガンダムを見て
 デラーズがハッと声をあげた。

デラーズ「むうっ! まさか彼らは!?」
ガトー「ご存知なのですか、閣下?」
デラーズ「うむ。貴様もかつて伝説のロリコンと呼ばれた赤い彗星シャア・アズナブルのことは知っておろう」
ガトー「はっ。なんでもその危険度から、日登町内全ての小中高で100m以内立ち入り禁止となったとか」
デラーズ「彼らはその赤い彗星の再来として、現在、町内全ての学校でブラックリストに載っている超要注意人物たちなのだ!」
ガトー「な、なんですと!!?」
デラーズ「その人お巡りさんです! 日登警察署の青い閃光 ハリソン・マディン!」
ハリソン「登下校時の通学路のパトロールは紳士の務めだ」
デラーズ「親の承諾と本人の同意があれば幼妻も合法なのか!? セブンスターズ マクギリス・ファリド!」
マクギリス「罪もない子供たちを傷つけるようなことがあれば、アルミリアにも顔向けできないのでね」
デラーズ「ロリを愛するのは一角獣の定めか! ドズル閣下も大激怒、可能性のケダモノ バナージ・リンクス!」
バナージ「え、俺!?」
デラーズ「彼らこそ伝説のロリコンである赤い彗星の再来、その名も『ロリコン三銃士』!!」
ガトー「ロリコン三銃士!」
マクギリス「ロリコンとは人聞きの悪い」
ハリソン「我々はあくまで、ただ子供好きな紳士ですよ」
ベルリ「バナージ……素敵なお友達が出来てよかったね(遠い目」
バナージ「違うからな!? ちょっと、勝手にこの二人と同じカテゴリーに入れないでくださいよ!」
ドズル「ぐうう! まさかロリコンどもに危機を救われるとは一生の不覚!!(血涙」
ゼナ「もう、貴方ったら。危ないところを助けてくださったのだから素直にお礼をいえばいいのに。ねえ、みんな?」
園児「ありがと〜!! ロリコン三銃士!」
マクギリス「ふ、どういたしまして」
バナージ「おれ、もう町を歩けない……orz」
ベルリ「まあ元気出しなさいよ。な、ロリコン三銃士のバナージくん?」
バナージ「……次、そう呼んだらお前とは一生口をきかないからな」
0251オールアムロVSシャア軍団VSガンダム兄弟
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2019/08/16(金) 02:37:14.34ID:/5wknJfW0
セイ「あ、レーダーに反応あり。大きいな、戦艦かな?」
ドズル「なにい! 彼奴等め、また懲りずに戻ってきたか!」
ゼナ「いいえ、違うわ。これは……」

 一行は同時に空を見上げた。
 見えてきたのは超巨大な空母、ザビ家が保有するドロスだ。

ガルマ「兄上〜! ご無事ですか〜!!」
ギレン「ゼナからの連絡通り、数度の襲撃があったようだな。だがどうやら撃退したようだ」
デギン「だから言ったであろう、ドズルがこれしきのことで敗れはしないと」
キシリア「とはいえわざわざドロス級でお迎えとは。兄上たちも意外と甘いようで」
ドズル「兄貴! 親父殿も来たのか!」
セイ「ゼナさんが言ってた救援って、ザビ家の皆さんのことだったんですね」
ゼナ「ええ、なんとか間に合ったようね」
ドズル「よし! 子供たちは全員無事だな!? 声をあげろ、我々の勝利だ!」

日登町西区での戦闘結果

ソロモン幼稚園の園児たち……誰一人怪我を負うことなく、無事救出される

ブルワーズとバルチャー連合……母艦撃墜。クダル・カデル以下数名は逃亡




日登町西区:郊外

クダル「もう! なんなのよアイツラ!」
バルチャー1「しかしこれからどうするんです?」
クダル「当然! 人を集めて仕返しよ! 目にモノ見せてやるわ!!」
バルチャー2「仕返しって、船もやられたし、MSだってもうほとんど残って……」

 ぼやいていたバルチャーの足が突然止まった。

バルチャー1「おい急に止まったら危ないだろって……あ」
ハシュマル「…………」

 一体いつの間に現れたのか。目の前には大量の小型MAを連れたハシュマルの姿があった。
 
クダル「MA!? に、逃げギャアアアアアアアアア!!」
ハシュマル「キシャアアアアアアアアアアア!!」

 ハシュマルの雄叫びとともに、大量の小型MAプルーマがクダル一行に襲い掛かる!
 蹂躙は一瞬で終わり、ジャンクと化したMSの残骸をプルーマは解体していく。
 これらは全て、新たなプルーマを生み出すための材料として使われるのだ。

ハシュマル「…………」

 プルーマが解体したパーツを運んでいく横で、
 MAのカメラアイは、遥か上空を飛んでいくドロスの姿をじっと捉えていた……。
0255オールアムロVSシャア軍団VSガンダム兄弟
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2019/08/18(日) 02:29:10.04ID:mqB5seL+0
日登町中央区:学校

 東区における対ELS戦の敗退から一時間後。
 ドモンのゴッドガンダムはメンテナンスを受けていた。

アルレット「う〜ん……」
ドモン「アルレット姉さん、整備はまだ終わらないのか」
アルレット「うん、言いにくいんだけど、ゴッドガンダムはもう戦えないわね」
ドモン「!? どういうことだ」

 意外な言葉にドモンは声を荒げた。
 見た感じ、細かい傷こそあるものの機体はどこも破損してはいない。
 なのにもう戦えないとはどういう意味か。

アルレット「まあ見た目は綺麗よね、見た目は」

 そう言いながら解析したデータを手渡す。

ドモン「これは」
アルレット「わかるでしょ、全身についた小さな傷からELSの細胞が入り込んでフレームにまで達してる。
      しかもこの細胞はまだ生きてるわ。
      今は休眠状態だけど、またELSと戦ったら活性化して、今度は内側から同化されちゃうでしょうね」
ドモン「そんな、一体いつの間に!?」
アルレット「それだけじゃないわ。確かに大きな損傷はないけど関節やアポジモーターは無茶苦茶損耗してる。
      このままじゃ遅かれ早かれ動けなくなってたでしょうから、
      撤退の判断は大正解ね」

 それからゴッドガンダムを見上げて、アルレットは一つため息をついた。

アルレット「にしてもこのパーツの痛み方は異常よ。ドモン、あんた完全に頭に血が上っちゃってたわね?」

 ドモンは返す言葉がなかった。確かにELSは今までのどんな相手とも異なる戦い方を強いられた相手だった。
 そのせいで、若干冷静さを欠いていたことは否めない。

ドモン「(若干? 馬鹿め! 冷静さを欠いて何が明鏡止水だ……!)」
アルレット「ともかく、アンタは少し休んで頭を冷やしなさいな」
ドモン「休んでなんていられるか! 一刻も早くELSを倒さなければ師匠やシュバルツが……」
アルレット「だからってMFも使えないんじゃどうしようもないでしょ?」
ドモン「それは……!」
アルレット「あとはお姉ちゃんたちがなんとかするから。今はしっかり休んでなさい。いいわね?」

 話によれば、共に戦った他のMFもゴッドと同じ症状でリタイアしたらしい。
 アルレットが部屋を出て行ったあと、
 ドモンはやるせない気持ちのまま、壁にもたれて座り込んだ。
 隣の部屋からは、深刻な様子で話す兄たちの会話が聞こえる。
0256オールアムロVSシャア軍団VSガンダム兄弟
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2019/08/18(日) 02:30:03.24ID:mqB5seL+0
シロー「……ドモンの様子はどうだ?」
アルレット「結構落ち込んでる。今はそっとしておいてあげた方がいいわ」
シロー「しかしアーミアさんの説得が失敗するなんて。これからどうすればいいんだ」
マイ「それなんですが、さっきソレスタルビーイングと連絡が取れました」
アルレット「そうなの? 確か、任務で今宇宙にいるんじゃなかったっけ」
マイ「刹那が秘密の専用回線を開いてくれたんです。それで、こちらの状況を話したらすぐに来てくれると」
アルレット「そっか、イアンさんならダブルオーのGNドライブも復旧できるかもしれないわね」
マイ「ええ、トランザムバーストさえ使えれば、ELSと再対話できる目はあります」
シロー「結局今度も、ELSとの戦いは刹那頼みになってしまうな」
マイ「仕方ありませんよ。こればかりは相性というものもありますから」
アルレット「むしろドモンは相性の悪いMFでよくあそこまで足止めしてくれたわ。後でちゃんとフォローしてあげてね?」
シロー「ああ、わかってるよ」

 ……話を聞いている内に居たたまれなくなり、ドモンは校庭へと出た。
 すると、偶然にも向こうから刹那が歩いてくるのが見えた。隣にはレインの姿もある。
 思わず踵を返して逃げようとしたその背中に、レインの声が刺さる。

レイン「ドモン! 心配したのよ? ELSと戦って撤退してきたっていうから」
ドモン「…………」
レイン「お師匠さんとシュバルツのことは聞いたわ。でも大丈夫よ、あの二人は色々と規格外だからきっと無事……」
ドモン「別に心配なんしてしちゃいない」
レイン「……そう、よかった」
ドモン「それよりお前はどうしてここにいるんだ? しかも刹那と一緒に」
レイン「え? わたしはここが医療キャンプになってるって聞いたから、医者として助けに。刹那くんは……」
刹那「俺は、ドモン兄さんにどうしても言いたいことがあって来た」
ドモン「俺に言いたいことだと?」

 怪訝な目で睨むドモンを他所に、刹那はタブレット端末を操作し、画像を呼び出した。

レイン「これはガンダム?」
ドモン「ふん、ダブルオークアンタか。しかし、いつも見慣れているものとは武装が違うようだが」
刹那「ダブルオークアンタフルセイバー。クアンタの武装バリエーションの一つだ」
レイン「へえ、随分刺々しいわね」
刹那「シミュレーション上、この機体ならばELSも単機で殲滅可能だ」

 その言葉を聞き、ドモンは眉間に皺を寄せた。

ドモン「おい刹那。自慢がしたいなら別のところへ……」
刹那「だがこの機体はガンダムではない」
ドモン「なに?」
刹那「ドモン兄さんはガンダム・ザ・ガンダムだ」
レイン「えーっ……と」
刹那「ならば、ドモン兄さんもガンダムになれると俺は信じている」

 刹那は曇りのない真っ直ぐな目でドモンを見た。

刹那「言いたいことはそれだけだ」
ドモン「あ、おい、待てっ!」
レイン「ホントに言いたい事だけ言って行っちゃったわね。ドモン、何か伝わった?」

 ドモンは黙って首を振った。

ドモン「なんだ、ガンダムになれって……アムロ兄さんのように振舞えとでも言いたいつもりか?」
レイン「あ、ちょっとドモン! ねえ、どこへ行くの?」
ドモン「ゴッドガンダムのところへ戻る。まったく、どいつもこいつも俺を子供扱いしやがって……!」
レイン「待ってよ! ならわたしも一緒に」
ドモン「勝手にしろ!」
0257オールアムロVSシャア軍団VSガンダム兄弟
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2019/08/18(日) 02:33:08.39ID:mqB5seL+0
数分後:ゴッドガンダムのコクピット

レイン「やっぱりダメね。ELSの細胞は完全に機体と一体化しちゃってる。もう頭以外を全とっかえした方が早いわ」
ドモン「アルレット姉さんの見立ては正しかったか」

 ため息と共に、ドモンはゴロリとコクピットに寝転がった。

ドモン「もういい。MFが使えないんじゃ俺には何もできない。あとは兄さんたちや刹那がなんとかしてくれるだろ」
レイン「ドモン……」

 ぶっきらぼうに振舞うドモンにレインが手を伸ばそうとした、その時だった。

???『貴様、何を不貞腐れておるのかああああああ!!』
ドモン「だ、誰だ!?」
???『ワシだぁぁぁ!!』

 怒鳴り声と共に、
 突如、モニター一杯に髭面の壮年男性の顔が表示される。

ドモン「あんたは! ライゾウ・カッシュ博士!?」
レイン「ライゾウ博士って、キョウジさんのお父さんでデビルガンダムを作った……」
ライゾウ『いかにも! ワシが天才科学者ライゾウ・カッシュよ!! 久しぶりだなドモン!』
ドモン「久しぶりって。あんた今、冷凍刑を受けているはずじゃ……」

 狂気の天才科学者ライゾウ・カッシュ。
 彼はデビルガンダムを造った罪で、現在も冷凍刑に処されていた。

ライゾウ『フン、こんなこともあろうかと! あらかじめゴッドガンダムにはワシの人格を模したAIを埋め込んでおいたのだ!」
レイン「それはおかしいわ。だってお父様がこの機体が造ったのは、博士が冷凍刑を受けてからよ。AIを埋め込む隙なんて……」
ライゾウ『簡単なことよ。なぜならこのゴッドは元々ワシが造り上げたモノだからな』
レイン「え」
ライゾウ『そう! このゴッドガンダムこそ! アルティメットガンダムが暴走した際のカウンターとしてワシが用意していた機体よォォォ!!」
ドモン「な、なんだってえええ!!?」
ライゾウ『その様子、どうやら知らなかったようだな。ハン、ミカムラのヤツ、自分が作ったとでも言いふらしておったか」
レイン「そんな……信じられない」
ライゾウ「まあそんなことは今はどうでもいい。ワシが目覚めたということはドモン。貴様負けたな?」
ドモン「ギクッ!」
ライゾウ『機体の状況から察するに、相手はアルティメットが暴走したD……いや、異星から来た金属生命体Eか』
ドモン「あんた! ELSのことを知っているのか!?」
ライゾウ『ワシを誰だと思っておる! アルティメットの三大理論を構築した時から予想はしておったわ。宇宙にも同じような性質を持った異星体がいるかもしれんとな」

 ライゾウ博士はニヤリと笑った。

ライゾウ『そして、もし奴らが襲来した時の備えもちゃあんと用意しておるわ』
ドモン「なにっ!」
ライゾウ『ワシの研究所へ行けい、ドモンよ! そこでEに対する新たな力を手に入れるのじゃああああああ!!』


ガロード「大変だシロー兄! ドモン兄がゴッドガンダムでどっかに飛び出して行っちまった!」
シロー「なにっ!」
アルレット「まさかドモン、ELSに負けたことを気に病んで、ガンダム主人公伝統の家出を……」
劉備「いや、そんないい大人が」
キャプテン「普段はワイルドに振舞っているが、ドモンの内面は兄弟でも1、2を争うほどナイーブだ。可能性は大いにある」
シロー「わかった、とにかく俺が追いかけて……」
マイ「みんな、大変です!」
シロー「またか! 今度はなんだ!?」
マイ「ソロモン幼稚園に救助に向かったザビ家のドロスから緊急通信です。現在、MAに襲撃を受けていると!」
0258オールアムロVSシャア軍団VSガンダム兄弟
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2019/08/18(日) 06:18:20.82ID:mqB5seL+0
日登町西区:上空

 ザビ家の保有する巨大空母ドロス。
 その巨体は今、全面を夥しい数の小型MAによって蝕まれていた。
 MAハシュマルの随伴機、プルーマだ。

ドズル「うおお! MAどもめ、こんなところまで追ってきおって!」
デラーズ「正念場だ、ガトーよ。必ず子供たちを守れ!」
ガトー「御意、ここを死地とします!」

 艦内では居住ブロックに続く通路を、ドズルたちが必死に防衛している。

園児「せんせえ……わたしたち、どうなっちゃうの?」
ゼナ「大丈夫よ、園長先生たちが必ずみんなを守ってくれるわ」
セイ「くそっ! こんなとき、戦艦も隠れられるドム・バオア・クーの開発さえ間に合っていれば……!」
ゼナ「念のため聞くけど、それもガンプラなのよね……?」

 一方、艦の外ではバナージたちが必死でプルーマの排除にあたっていた。
 プルーマは船に取りつき、中に侵入しようとあちこちで外装に穴を開けている。
 その内の一機を今、G-セルフのバルカン砲が破壊した。
 
ベルリ「ああ、もう! 倒しても倒してもキリがない!」
ハリソン「泣き言をいっている暇はないぞ! 一体でも侵入を許せばなし崩しになる!」
マクギリス「そうなればこの船は終わりだ。……む、MAに高エネルギー反応! 来るぞバナージくん」
バナージ「はい!」

 地上では、多くのプルーマを引き連れたMAハシュマルがドロスを追ってくる。
 MAは鳥のような頭部を開くと、ドロス目掛けて青白いビームを発射した!

バナージ「やらせるかあ!」

 ユニコーンガンダムはサイコ・フィールドを展開し、船を守った。
 激しくぶつかるビームとバリア。その余波を受け、近くにいたプルーマが数匹、爆発する。

バナージ「はあ、はあ。なんとか防げた」
マクギリス「だがすぐにまた来るぞ」
ベルリ「もうこうなったら、本体を直接叩くしか……!」
ハリソン「本音を言えば、応援を待ちたいところではあるな!」
0259オールアムロVSシャア軍団VSガンダム兄弟
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2019/08/18(日) 06:21:52.36ID:mqB5seL+0
ドロス:ブリッジ

デギン「戦況はどうなっておるか!」
ギレン「よくはありませんな。艦内への直接的な侵入はまだですが、機関部が損傷し、高度は落ちています。不時着も時間の問題かと」
キシリア「救助に来ておいてこのザマとは。これでは道化だよ」
ガルマ「そんな悠長にしている場合ですか! すぐに脱出しないと……」
デギン「ザビ家の男が取り乱すでないガルマよ!」
ガルマ「は、ハイ!」
デギン「……今脱出したところで、結局は小型機に喰われるか、MAに切り裂かれるのがオチよ」
ギレン「ええ、そうなるでしょうな」
デギン「それよりも、あのMAを人々が避難している場所へ近づけてはならん。いざという時は自爆してでもヤツを止めるのだ」
キシリア「我々に死ねと仰るのですか父上は!」
デギン「反論は聞かん! よいな、必ず実行するのだ。わかったなギレンよ」
ギレン「……御意に」
ガルマ「そんな……」

 その時、船の後部で大きな爆発が起こった。ダメージを受けていた機関部が、遂に火を噴いたのだ。
 黒煙を上げながら、ドロスはゆっくりと海に向かって落ちていく。
 
ドズル『すまん兄貴! 今の爆発で小型MAの侵入を許した!』

 マシンガンを乱射しながら、ドズルが通信機に向かって叫ぶ。

デギン「ギレン! 悲しいがここまでだ。この船ごとMAを……!」
ギレン「全乗員に告ぐ。これより三分後、全ての隔壁を閉鎖する。乗員はすぐに持ち場を離れ、ブリッジまで来い。命が惜しければな」
デギン「儂のいうことが聞けんのかギレン! 今すぐ自爆せよと」
ギレン「アレをご覧ください、父上」
デギン「なにっ?」
ギレン「彼らはまだ、戦っていますよ」

 ドロスのモニターに映し出されたのは、青と白のガンダムだった。
 G-セルフとユニコーン、この二機は今、地上でハシュマルと戦っている!

ガルマ「これは!?」
ギレン「親機であるMA本体を倒せば、小型機も止まります。彼らはドロスが墜落すると見るや否や、MA本体への攻撃に切り替えたのです」
デギン「なんと……!」
ギレン「隔壁が破られ、プルーマがブリッジに接近するまであと五分といったところでしょうか」
デギン「それまでに、彼らがMAを倒してくれると?」
ギレン「それはわかりません。ですが自爆するのはいつでもできます。なら、彼らに命を預けてみるのも一興かと」

 ギレンの声色はどこまでも冷静さを失っていない。
 デギンはフーッとため息をつき、椅子に腰を下ろした。
 
デギン「……わかった。タイミングはお前に任せるぞ、ギレン」
ギレン「承知しました」
ガルマ「意外です。あの兄上が、他人に命を預けるなんて」
キシリア「そうだな」

 そう言いつつも、キシリアは横目でギレンのデスクに置かれた一枚のプリントを見た。
 プリントには来週の日付で、『授業参観のお知らせ』と書いてある。
 これは昨日、ギレンがプルとプルツーに無理やり押し付けられていたものだ。
 誰が行くかとギレン本人はムキになって否定していたが……

キシリア「兄上も、意外と甘いようで」
0260オールアムロVSシャア軍団VSガンダム兄弟
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2019/08/18(日) 06:25:46.77ID:mqB5seL+0
日登町西区:海岸

ハシュマル「キシャアアアアアアアアアアア!!」
バナージ「来るぞ!」
ベルリ「いきなりやられないでよ、バナージ!」

 地上ではG-セルフ・ユニコーンのタッグとMAの、本格的な戦闘が始まろうとしていた。
 先手を取ったのはMAハシュマル。
 巨体に見合わぬ軽やかさで接近し、脚部クローでわしづかみにしようとする。

ベルリ「動きが直線的すぎるんだ!」

 二機はそれを難なく回避。返す刀でG-セルフが切りかかろうとした、その時。

バナージ「尻尾だ、ベルリ!」
 
 バナージの声が発せられるとともに、ベルリはG-セルフを高速で転回させた。
 するとすぐ横を、鋭い刃が高速で駆け抜けていく。
 ハシュマルの背部に装備されたワイヤーブレードだ。
 ムチのようにしなるこの刃は、360度、自在な攻撃を可能とする。

ベルリ「っぶなかった〜!」
バナージ「気をつけろよベルリ。三日月のバルバトスについてるのと同じだ」
ベルリ「ていうか元々、MAから奪ったものだっけ」

 兄弟の一人、三日月・オーガスもまた、火星で同じMAと戦ったことがあるという。
 彼の機体であるガンダムバルバトスルプスレクスは、
 その時倒したMAのパーツを流用して改造されているのだ。

ベルリ「三日月だって倒したんだ、僕らだって!」
バナージ「こいつはただの殺人マシンなんだ。なら、全力で行かせてもらう!」

 バナージの意思に反応し、ユニコーンガンダムの各部装甲が展開、デストロイモードへと変形した。
 最大稼動が可能になったユニコーンは、縦横無尽な動きでMAを翻弄する。
 一方、G-セルフはその間空中に待機。
 ユニコーンと戦闘中のハシュマルの上に陣取った。

ベルリ「相手が人間じゃないのなら、これを使う時だ!」

 ベルリの叫びと同時に、パーフェクトパックの基部から地上に向けていくつもの光の粒が降り注いだ。

ベルリ「フォトン・トルピード!」

 フォトン・トルピード、反物質を閉じ込めたこの結晶は、触れたものを問答無用で対消滅させる。
 そのあまりの破壊力から、ベルリ自身、対人戦では決して使うことはない。
 だが、殺人マシンであるMA相手なら話は別だ。
 見よ、反物質が弾けるたび、ハシュマルの装甲は穴だらけになっていく!

ハシュマル「ギャオオオオオオオオオオ!!」
ベルリ「行けっ! そのまま全部消えちゃいなさいよ!」

 ハシュマルは苦し気な叫びをあげた。
 だが降り注ぐフォトン・トルピードの雨の下、MAは動くことも出来ない。
0261オールアムロVSシャア軍団VSガンダム兄弟
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2019/08/18(日) 06:31:00.19ID:mqB5seL+0
バナージ「やったのか?!」

 二人が勝利を確信した、その一瞬だった。
 
ハリソン「まずい、そっちに行ったぞ!」

 突然割り込んできたハリソンからの通信。
 すると次の瞬間、周囲に散らばっていた何百匹ものプルーマが一斉にハシュマルへ向けて飛び込んでいく!
 プルーマはあっという間にハシュマルの全身を覆いつくした。
 
バナージ「なんだ……なにが起こってる!」
ベルリ「考えてる時間はない! もう少しで倒せるんだ、このままいく!」

 G-セルフはさらに上空から反物質による爆撃を続ける。
 だが学習したのか、フォトン・トルピードは全てプルーマが受け止めてしまい、MA本体まで攻撃が届かない。
 業を煮やしたベルリは、より至近距離で攻撃しようと近づいた、だが。

バナージ「ダメだベルリ!」
ベルリ「え」

 大量のプルーマを突き破り、突如としてMAが大出力のビームを発射する!
 これにはさすがのベルリも反応しきれず、G-セルフのバックパックはビームの直撃を受けた。
 
ベルリ「ぐうう!」

 ビームはG-セルフのフォトン・トルピード発射口を破壊した後、そのまま天を衝き、雲を割った。
 そして纏わりついていたプルーマの残骸が崩れ落ちた後、下から現れたのは無傷のMAの姿だった。

バナージ「どういうことだ。装甲が再生している?」
マクギリス「あれがMAの生態だ、バナージくん」
バナージ「生態ですって?」
マクギリス「あの小型随伴機がいる限り、MAはいくらでも再生される。MAのために資源を集め修復する、それがあの小型機の役割なのだ」
ハリソン「そしてMAは、いくらでもあのプルーマとやらを産み出せる。つまり……」
バナージ「両者を完全に分断し、引き離さなけりゃ」
ベルリ「いつまで経っても倒せないってことか!」
マクギリス「無論、いくら再生できるとはいえ資源は有限だ。集団で持久戦に持ち込めば勝てない相手ではないだろう。しかし……」
 
 マクギリスはチラと、先ほど沖に不時着したドロスに目をやった。
 だいぶ減ったとはいえ、煙を上げる艦内にはまだ十数匹のプルーマが残っているはずだ。
 そしてなにより、先ほど聞こえたギレンの放送を聞くに……。

マクギリス「しかし、あまり時間をかけている余裕はなさそうだな」
ベルリ「ゴメン、フォトン・トルピードも品切れだ」
ハリソン「どうする、バナージくん!」

 バナージは焦る心を抑え、必死で頭を回転させた。
 先ほどの攻撃を警戒しているのか、ハシュマルとプルーマは攻撃してこない。
 しかしこうして睨み合っている間にも、時間はどんどん過ぎていく。
0262オールアムロVSシャア軍団VSガンダム兄弟
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2019/08/18(日) 06:34:19.12ID:mqB5seL+0
デギン「時間じゃな」
ギレン「…………」
デギン「わかっているはずだぞ、ギレン」

 父の声に圧されるように、ギレンはデスクの上のプリントを握りつぶした。
 そしてブリッジクルーに向け、号令を発する。

ギレン「総員、これよりドロスはMAに向け特攻を行う。その後、エンジンを暴走させ……」
ガルマ「ま、待ってください兄上!」
デギン「ガルマ、見苦しい真似はよせ。今更命乞いなど」
ガルマ「違うんです、この空域に機影が接近中。すごい速度です!」
キシリア「なに? 増援が来たのか!」
ガルマ「わかりません。けど……随分大きい。100m以上あるぞ!」

『……ナージ、バナージ!』

 ノイズ交じりの通信がバナージの思考を中断した。
 戦場には似つかわしくない、随分幼い声だ。

バナージ「誰だ……? いや、この声、まさか!」
『よくわからないが、とりあえずその鳥みたいなやつらをたおせばいいのだろう? わたしがやってみる』
バナージ「まさか、オードリー! きみなのか!」
ミネバ「ちゃんと避けろよ、おまえたち?」

 次の瞬間、山の向こうから何十、何百ものミサイルが白い糸を引いて発射される!
 ミサイルは怒涛のごとき勢いでプルーマの群れに着弾、一気に半分以上が消滅!

プル「やった、当たったよ!」
プルツー「油断するなよ姉さん。この機体の構造、まだよくわかっていないんだから!」
アルミリア「あ、あの機体バエル! マッキーもいますわ!」
マリーメイア「お父様……わたしに力を貸してください」
ミネバ「ぶじですか、おとうさま、おかあさま!」

 ミサイルのあと、戦場に降り立ったのは一機の巨大なMSだった。

ハリソン「赤い……ジム?」
マクギリス「いや、それにしては巨大すぎる。それにMSと呼ぶには、あまりにも……」
     ギガンティス
バナージ「巨神……!」

 絶体絶命の状況の中、戦場に現れた意外な増援。それは……
                            __
                      _/::/: : :..:i、
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                        /エ::::::i/二二ヽi \   _   ./
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                       /:::/::::::¨:.!!:三三i::i:¨l  / |.o.| |:_:_| |:_:_|  /:::/ __ ,rッ----、_
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                  /: /: /下.|: :: |_:_:_:_: i 三 i: : : :ゝ--、i::::::::|:_:_:_::ノ   ,' |: :y':!: : :/←コレ
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                  /: /: /r::/'\:\: ト-='_i_二二;;i:_:_:_i:_:_| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄i /: : : ::./io゚:/
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               `ヾ、/ー/: : :/::::::::::::::::::/i: :.i 三三 /|: : : :|:::ヘ三ヘ:_:_: : : : :|∧: :/:io゚/
                ___ゝ、::|_::::::::: _:_:/ .|: : i i´`i /: |: : : :|:::::ヘ ソヘ_:_:_ッァ ,∨¨i三ゞ
                  /: /\:_:_/-、 ̄    _|: : i心ソ/: : |: : : :|:::| 三|: :| 
0266通常の名無しさんの3倍
垢版 |
2019/08/19(月) 10:30:29.69ID:hpm7KIO/0
失礼な
伝説の巨神は赤ん坊や幼い子供のためなら男女の区別なく発動するゾ(パイパー・ルウは男児だ)
0267通常の名無しさんの3倍
垢版 |
2019/08/25(日) 13:08:03.77ID:DEVC/6zG0
劇場版ジオウ視聴と本編完結による平成ライダーの終了を祝して。



オマエタチノ ヘイセイッテ ミニククナイカ?


シロー「なあ兄さん」
アムロ「どうした急に?」
シロー「俺達の平成も、仮面ライダー達のように
石ころだらけで凸凹な醜い道だったのかな・・・」
アムロ「そうかもしれないな。けど、これだけは言える」
シロー「・・・?」

アムロ「例えどんなに醜い道だったとしても、俺達はその道を
今日まで一歩一歩踏みしめて歩いてきた。
それを否定する事はどんな奴でも出来ないさ」

シロー「けど、もしクォーツァーのようにそれを真っ向から否定するような奴が現れたら・・・」

アムロ「その時は俺の全てを持って、そいつらと戦う。誰に何と言われようと
俺達の道を否定する奴を許してはおかないからな」
0268オールアムロVSシャア軍団VSガンダム兄弟
垢版 |
2019/08/25(日) 19:36:43.44ID:RuJam6gc0
日登町西区:海岸
 
 突如戦場に降り立った赤い巨神。
 先ほど垣間見せた、その計測不能の戦闘力を警戒してか、ハシュマルは攻撃を仕掛けてこない。
 その隙を突き、巨神のコクピットに座るミネバはドロスに通信を入れた。

ミネバ「お父さま、お母さま、おじいさまたち。みんなぶじですか!」
デギン「おお……ミネバ? あの赤いジムにはおまえが乗っておるのか!?」
キシリア「一体なぜそんなものに」
ミネバ「よくわからないが、避難した学校に大きな消防車があってな」
マリーメイア「それで、私たちが乗り込んだら」
プル「他の働く車と合体して、こんなロボになったんだよね〜」
ギレン「お前たちも一緒だったか」
プルツー「そうだ。助けにきたぞパパ」
ギレン「だから私はパパではないと……まあいい。ともかく、助かった」

 プルたちの声を聴き、鉄仮面のようだったギレンの表情が少しだけ和らぐ。

ベルリ「ねえバナージ。アレってひょっとしてイd」
セイ「あ、あれはまさか!?」
ゼナ「知っているのセイくん!」
セイ「はい。アレはサイコジムです。『GMの逆襲』に出てきた、ガンプラマフィア製作の機体ですよ。まさか実機が存在したなんて!」
ベルリ「いやいや、何言ってんの? アレ、どう見てもイデオn」
セイ「あの巨大さ、赤いボディカラー、そして何より顔がジム! 間違いないですよ!」
ゼナ「サイコジム……!」
ミネバ「ほう、このMSはサイコジムというのか」
アルミリア「ちゃんと名前がありましたのね」
プル「え〜! アタシもこの機体の名前考えてたのに〜」
プルツー「ちなみに姉さんはどんな名前を考えてたんだ?」
プル「ん〜とね、ザ・ムーンかジアースにしようかなって」
マリーメイア「どっちもなんか不穏だから却下!」
ミネバ「よおし、名前もわかったところで行くぞ、サイコジム!」

 ミネバの声に反応するように赤い巨神─サイコジム(仮)はゆっくりと動き出した。

ハリソン「我々もサイコジムに続くぞ!」
マクギリス「君と君の友達が乗るサイコジムは私が守るよアルミリア」
アルミリア「頼もしいわ、マッキー♪」
ベルリ「ああ、もう! すっかりサイコジムで定着してるし! とにかく僕らも行こうバナージ。……バナージ?」

 返事が無いことを不審に思ったベルリが振り返ると、
 そこにはデストロイモードからユニコーンモードに戻ったユニコーンガンダムの姿があった。
 ユニコーンは仰け反ったようなおかしな姿勢で固まったまま、時折苦しそうにビクンと震える。

ベルリ「ちょっと! どうしたのよ? ここにきて故障でもした?」
バナージ「ち、違う! 逆なんだ」
ベルリ「逆って?」
バナージ「あの巨神─サイコジムを見てからユニコーンの反応が良すぎる。ちょっとでも動かせば暴発しそうな位に!」
ベルリ「なんですって!」
0269オールアムロVSシャア軍団VSガンダム兄弟
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2019/08/25(日) 19:54:38.98ID:RuJam6gc0
 そんなバナージたちを他所に、サイコジムとMAは接触、再び戦闘がはじまった。

ミネバ「いくぞお!」

 だがサイコジムが繰り出した格闘攻撃を
 ハシュマルは軽々と回避した。

マリーメイア「避けられた!?」
カーラ「さっきより出力が落ちてるんだわ!」
ミネバ「くそう、どうしたんだサイコジム!」

 焦るミネバたちを嘲笑うかのように、ハシュマルは空中から反撃を開始、
 脚部クローがサイコジムの胴体部を抉る!
 
マユ「キャアアアアアア!」
プル「マユ!」
マリーメイア「ミネバ! 今の攻撃でBメカに乗ってたマユがミンチに!」
アルミリア「大丈夫ですの、マユ!?」
マユ(ミンチ)「だ、だいじょうぶ……慣れてるから」
プル「ミンチがしゃべった!?」
プルツー「よそ見をするな姉さん! また来るぞ!」

 さらにハシュマルはプルーマを呼び寄せ、サイコジムを襲わせる。

アルミリア「きゃあああ!」
ハリソン「いかん、装甲を食い破る気だ!」
マクギリス「振り払うんだアルミリア!」
アルミリア「だ、ダメ……どんどんパワーが落ちてバリアも」
ミネバ「がんばれサイコジム!」

 だが応援もむなしく、遂にサイコジムは地面に膝をついた。

ゼナ「ああ、ミネバ!」
デラーズ「閣下! ミネバさまのサイコジムが……!」
ドズル「ミネバあああああああ!」
ミネバ「あきらめるものか……わたしはまだ、十分に生きちゃいないんだー!」

 その時、ミネバの意思に反応するかのように、
 サイコジムのコクピットに設置されたゲージが光り出す!

カーラ「出力が戻ってきた!?」
プルツー「これならいけるぞ! 全ミサイル、発射!」
ミネバ「グレンキャノンもだ! いけええ!!」

 再び、サイコジムの全身から大量のミサイルが発射される!
 ミサイルは殆どビームと化し、機体に喰らいついていたプルーマを容赦なく焼き払う。

ゼナ「なに、あのゲージは…?」
セイ「アレ、きっとプラフスキー粒子の残量を示すゲージですよ。なるほど、あの機体は空気中のプラフスキー粒子を吸収できるんだね!」
ゼナ「(この子、さっきからスゴく自信満々に喋ってるけど本当にそうなのかしら……?)」
0270オールアムロVSシャア軍団VSガンダム兄弟
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2019/08/25(日) 20:13:39.08ID:RuJam6gc0
ベルリ「すご……! 凄すぎるでしょアレ」

 驚きを隠せず、ベルリは隣の兄弟に話しかけた。
 だが、当のバナージは虚ろな目のまま何事かひとりごちている。

バナージ「無限の……力? 俺たちは……モの生まれ変わり?」
ベルリ「バナージ?」
バナージ「試されてる? 再び、発動するかどうかを?」
ベルリ「ちょっと! 誰と話してるのよ!」

 その視線の先には、ますます出力を上げていくサイコジムの姿があった。

マリーメイア「よし、このまま押し切るぞみんな!」
プル「パワー良好、ニューロ加速器作動!」
プルツー「コンデンサーもOKだ!」
ミネバ「いけるぞ……サイコジムソード!!」

 ミネバの叫びと共に、サイコジムの手首から凄まじいエネルギーを秘めたビームが放出される。
 ハシュマルは危険を察知し、回避行動を取ったが間に合わない。
 長大な剣と化したビームは、そのままハシュマルの片翼を切り落とした!

ハシュマル「ギャアアアアアアアアアアア!!」

 ビームの余波は、辺りに散らばっていた残りのプルーマも全て灰燼に帰す。
 これでMAは丸裸。あとは本体を倒すのみだ。 
 だが……

アルミリア「やったわ、マッキー!」
マクギリス「なんという力だ。バエルに加えてこの力があれば、私が世界を変えることも……」
アルミリア「マッキー?」

キシリア「……おい、今の内にあの巨神について根回しをしておけ。今後、アレはザビ家が預かるとな」
ギレン「まだMAも戦闘も終わっていないのに、もう戦後の話か? キシリア」
キシリア「当然です。兄上だって同じことをお考えでしょう?」
ギレン「フッ……」

 戦場にいる様々な人間の欲望と思惑を吸収するかのように、
 サイコジムのゲージは増々輝きを増していく……

ハリソン「年端もいかない少女in巨大ロボット。これほどグッとくる組み合わせが他にあるだろうか……!」
セイ「あのサイコジムのエネルギーを使ってガンプラバトルに革命を……!」
0271オールアムロVSシャア軍団VSガンダム兄弟
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2019/08/25(日) 20:22:42.53ID:RuJam6gc0
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カーラ「うわあ……とうとうゲージがいっぱいになっちゃった」
プル「なんだろう、この感じ」
プルツー「ああ、すごく気持ち悪い」
アルミリア「わ、わたくしなんだか怖いですわ」
マユ「ミンチからの復活も遅くなっていくような……」
マリーメイア「ミネバ! みんなが不安がってる。急いで決着をつけよう」
ミネバ「そ、そうだな。なら、このサイコジムガンで……」

 そういってサイコジムは巨大な大砲を持ち上げた。
 そして、傷ついたMAに向けて狙いを定める。

バナージ「ダメだ……」
ミネバ「これで……終わりだああ!」
バナージ「ダメだあああああああああああ!!」

 その瞬間、傍らにいたベルリは驚くべきものを見た。
 サイコジムが攻撃を仕掛けようとした、まさにその時、
 ユニコーンガンダムは再びデストロイモードに変形。
 光の矢となってサイコジムの前に飛び出したのだ。

ミネバ「バナージ!?」
バナージ「駄目だオードリー! 駄目なんだ。上手く言えないけど、俺たちは試されてるんだ」
ミネバ「試されている? 誰にだ?」
バナージ「わからない。けど、ハッキリ理解してる。その無限の力は使っちゃいけないんだって!」

 そういってユニコーンガンダムはサイコジムの前で両手を広げ立ちふさがった。

マリーメイア「バカな! 戦闘はまだ終わってないんだぞ。何を邪魔して……」
ミネバ「静かに」
マリーメイア「え?」
バナージ「これから先、どんなことがあっても俺たちは過ちを繰り返さない! だから目覚めないでくれ!」

 バナージの声はミネバに向けているようで、実はまったく別の知らない誰かに語り掛けているようにベルリは感じた。

ミネバ「……本当にできるのか、バナージ・リンクス」
バナージ「できる! その証拠を今から見せてやる。だから……お前はそこで見ていろ!」

 啖呵を切ってユニコーンガンダムは振り返った。
 その視線の先には咆哮するハシュマルがいた。
 対峙する両者。そしてわずかな空白の後、ユニコーンガンダムが動いた!
0272オールアムロVSシャア軍団VSガンダム兄弟
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2019/08/25(日) 20:37:24.09ID:RuJam6gc0
「うおおおおおおおおおおおお!!」

 空中で激しくぶつかるユニコーンガンダムとハシュマル。
 その戦いの中で、ユニコーンの装甲は内側から押し上げられるように崩壊していき、
 代わりに緑色の結晶体が鎧のように展開していく。

プル「ねえ、アレって」
プツー「ああ。あのガンダムから、サイコジムと同じ類の力を感じる」
プル「でもなんでだろ。全然気持ち悪くない。むしろなんだかとっても暖かい……」
ミネバ「これがサイコフレーム。この世界の人類が生み出した別の可能性か。なるほど」
 
 戦いを眺めながら、ミネバは別人のように落ち着いた声で呟いた。
 同時に、サイコジムのゲージは徐々に輝きを失っていく。

バナージ「確かにお前の言う通り、俺たち人類は愚かかもしれない。同じ種族で殺しあい、こんなMAなんてバケモノまで作ってしまった」
ハシュマル「キシャアアアアアアアアアアア!」

 コクピットの中、バナージは誰かに訴えかける。

バナージ「それでも! それでも俺たちはギリギリのところで踏みとどまれるって……過ちは繰り返さないって……それをわかれよ!」
 
 そしてユニコーンガンダムのビーム・トンファーがハシュマルの首を切り落とした時──

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 ゲージは、完全に沈黙した。
0273オールアムロVSシャア軍団VSガンダム兄弟
垢版 |
2019/08/25(日) 20:46:06.41ID:RuJam6gc0
マユ「倒した……の?」
ミネバ「う〜ん、なにがあったのだ?」
マリーメイア「今の見ていなかったのミネバ?」
ミネバ「なぜだかとちゅうで気を失って……あれ? どうしてMAが倒されているんだ? 誰がやったんだ?」
プル「バナージだよ!」

 崩れ落ちたハシュマルの残骸の前で、ユニコーンガンダムは呆然と立ち尽くしていた。
 そこへ慌ててベルリたちが駆け寄っていく。

ベルリ「バナージ! バナージ!」
ハリソン「大丈夫かバナージくん!」

 展開していた結晶は崩れ去り、ユニコーンのサイコフレームも、
 サイコジムのゲージと同じように輝きを失っていた。
 まるで、全ての力を使い果たしたかのようだ。
 そして、コクピットにいるはずのバナージの反応もない。

ベルリ「ちょっとバナージ。どうしたの? ねえ、何とか言いなさいよ!」
ミネバ「バナージがどうしたのだ、ベルリ?」
ベルリ「大変なんだ。こいつ、いくら呼んでも反応が無くて」
マリーメイア「まさか、MAと相討ちに……!?」
ベルリ「そんなハズないでしょ! 気を失ってるだけだって! なあ、バナージってば! 起きろよこのロリコン!」

 しかし、いくら呼びかけてもユニコーンが動くことはなかった。

マクギリス「コクピットに生体反応はない。認めるしかあるまいな」
ハリソン「自分の大切な少女たちを守って逝ったのだ。戦士として、イヤ、紳士として立派な最期だったぞバナージくん……」
ベルリ「そんな……」
ミネバ「そんなこと、わたしはイヤだぞバナージ! どんなことがあってもかならず戻ってくると、まえにわたしとやくそくしたろう!」
マリーメイア「ミネバ……!」
ミネバ「そうだ、プールにいっしょに行くともいったぞ! お前に見せようとおニューの水着だって買ってもらったのに……」
バナージ「え、水着?!」

 その瞬間、刻が止まった。

ベルリ「」
バナージ「え? あれ? 俺、MAを倒して、それから……あれ? みんな、どうしたんだ? 俺をじっと見て」
マリーメイア「今のって……」
マユ「どう考えてもミネバちゃんのあの言葉に反応したよね……」
プルツー「あ〜……(察し」
アルミリア「愛の力ですわね(赤面」
ハリソン「それでこそ我が同士だ、バナージくんんん!(感涙」
バナージ「え? え? え? なんだ、なんなんだこの状況。教えてくれベルリ!」
ベルリ「お前って、ホントにロリコンだなバナージ」
バナージ「え〜〜〜〜〜〜〜〜〜!??」
ミネバ「よかった……バナージがげんきで(ホロリ」

日登町西区での戦闘結果

ユニコーンガンダム……MAとの戦闘により中破

MAハシュマル……戦闘不能

サイコジム(仮)……一時、無限に近い出力を発揮するも、現在は機能停止
0277通常の名無しさんの3倍
垢版 |
2019/08/26(月) 01:24:25.11ID:idLjnVOB0
全高100メートルだけどサイコジムだな
全身がサイコフレームでできてるようなもんだし
0278オールアムロVSシャア軍団VSガンダム兄弟
垢版 |
2019/08/26(月) 02:14:09.15ID:k8O4dS+80
日登町西区:ドロスのブリッジ

ミネバ「お父さま! お母さま!」
ゼナ「ああ、ミネバ。よく無事で……」
ドズル「ミィ〜ネ〜バ〜!!」

 半壊したドロスのブリッジでドズル親子は久しぶりに再会した。
 だが、ドズルの顔は赤く、ギリギリと歯ぎしりをしている。
 怒られる、そう思ってミネバは身を固くした。
 だが

ドズル「よく! よく無事でいてくれたあああああああああ!!!」
ミネバ「ふえ?」
ドズル「しかも危険を冒してまで助けに来てくれるとは……おまえはなんていい子なんだあああああ!!」

 そういってドズルはミネバを抱きしめ、人目もはばからずオイオイと声をあげて泣き出した。

ミネバ「お、おとうさま……くるしいぞ」

 その光景に、ゼナはもちろん近くで見ていたガルマやデギンまで思わず貰い泣きする。

バナージ「でも、本当にみんな無事でよかった……」
ゼナ「あなたもね、バナージ君。聞いたわ。あのMA、最後はあなたが倒してくれたんでしょ?」
デラーズ「我々も見ておりましたが、まさに獅子奮迅の活躍ぶりでした」
ゼナ「本当にありがとう。ほら、貴方からもお礼を言って」

 ゼナに押され、ドズルは渋々バナージの前にでる。

ドズル「ム……小僧。なんだ、このたびは……大儀であった」
バナージ「い、いえいえ。俺だって無我夢中で……できることをやっただけです」
ドズル「いや、すまなかった。ちゃんと礼を言おう。貴様には今日、二度も助けられた。ありがとう、バナージ・リンクス」
ミネバ「おお……お父さまがはじめてバナージを名前で呼んだ」
ゼナ「認めたのよ、バナージ君のこと」
ドズル「しかし! ミネバのことはまた別だ! 友達付き合いならともかく、交際なんて絶対に認めんからなこのロリコンめ!」
バナージ「は、はいい!」
ドズル「ン。まあ、それはともかく」

 なんだか照れ臭そうに、ドズルは顎の傷を掻きながらいった。
 
ドズル「今度、ウチにメシでも食いに来い。歓迎するぞバナージ」
バナージ「……ハイ、喜んで伺います」
0279オールアムロVSシャア軍団VSガンダム兄弟
垢版 |
2019/08/26(月) 02:14:42.49ID:k8O4dS+80
ドロス:甲板
キシリア「ただのジムとはどういうことだ!」

 甲高い金切り声をあげるキシリア。しかしセイは平静な顔で繰り返す。

セイ「どういうこともなにも、そのままの意味ですよ。このサイコジム、中身に特別な機構は何もありませんでした。
   ていうかぶっちゃけただのジムです。無駄に大きいだけの」
キシリア「ええい、やはり貴様のような子供では話にならん! おい、さっさと技術者を呼んで来い! このMSを解体して詳しく調べるんだ!」
セイ「ム、ただの子供とは聞き捨てならないですね。僕はガンプラバトル世界チャンピオンですよ?」
キシリア「だから、ただの子供のお遊びだろうが!」
セイ「遊びじゃありません! ガンプラ作成は全ての技術に通じるんです! 僕はある高名な博士に協力して、MSの開発を手伝ったことだってあるんですよ!」

 セイとキシリアがキーキー言い合っている横で、乗っていた少女たちの態度は醒めたものだ。

プルツー「ああ、やっぱりね」
プル「MAとの戦いの後、急にあのイヤな感覚がなくなったものな」
アルミリア「確かに、今のサイコジムからは何の恐怖も感じませんわ」
カーラ「さっきゲージも調べてみたけど、ただの飾りのガラス板だったよ」
ギレン「……で? どうするのだキシリア? このただのジムを、わざわざザビ家に持って帰るのか?」
キシリア「ええい、不愉快だ! おい貴様! こんなガラクタさっさと海にでも沈めてしまえ! わたしはブリッジに戻らせてもらう!」
 
 そういってキシリアはプリプリと怒りながら去っていった。

ギレン「だ、そうだ」
プル「ふう、よかった」
マリーメイア「今はもうただのジムとはいえ、またいつあの力が目覚めるかわかったものじゃないからな」
アルミリア「こんな危険なもの、誰かに渡すわけには参りませんわ」
セイ「惜しいなあ。ぜったい解析して、ガンプラ技術に活かすべきなのに」
プル「パパもありがと〜話を合わせてくれて」
ギレン「ふん、私もただ、あの力は人類が扱うには早すぎると判断しただけだ。あと、パパと呼ぶな!」
プルツー「またまた。嬉しいくせに」
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