「あなたはどんなシチュエーションにも適応できる優れたユーティリティ
プレイヤーだと思いますが、今ではAEW、インパクト、ストロングを
股にかけてハイプロファイルマッチに起用されています。自分のキャリアが
そのように展開すると予想していましたか」
ロッキーロメロ「いいや。40歳目前になって急にこんなに風向きが変わる
とは思わなかったよ。特にここ数年新日本でバックグラウンドプレイヤー
としてショーとヨーを引き立てる仕事に専念してたしね。でも45歳の足音が
聞こえてきて、残された時間を考えるとレスリングに取り組んでおきたいと
思うようになった」
「私もそうなのですがアメリカのプロレスファンはあらゆる裏事情を知ろう
としてプロレス本来の魔術を台無しにすることも多く最悪だと感じることが
あります。日本のプロレスファンもそういうところはありますか」
ロッキーロメロ「そういうファンもいるけど、小さなグループだと思う。
2割もいないんじゃないかな。たいていのファンはピュアにプロレスを
楽しもうとしてる。たとえばマーベル映画を見る前に結末やサプライズを
全部知ろうとする人なんていないでしょ。最後まで見て、それから友人と
その話題で盛り上がるのが日本のファン。だから新日本の選手は敵対する
グループ同士でディナーに行ったりせず、神秘性を守ろうとするんだ」
The Wrestling Perspective Podcast