でも武藤ってみんな忘れてるし、過去が美化されてるけど
新日時代の武藤って確かに華はあったけど、それこそ秋山みたいに
欠点のない天才タイプで感情が伝わってこなくていまいち
感情移入しにくいレスラーだったんだよな。
人気レスラーというだけで感情移入はされていなかった。
試合スタイルもアメリカンプロレスのリズムで後楽園でブーイングくらってたし。

なぜかおよそスターっぽくない橋本の方が圧倒的にみてるものの感情移入させて
人気あったんだよな。それは橋本の人間くさい感情表現豊かなものからだろうけど。

皮肉にも武藤が真のカリスマになったのは膝を壊してそれでも必死に頑張って
自らも「プロレスLOVE」を標榜しだしてからなんだよな。
その懸命な哀愁を帯びた姿にみんな「武藤、あんな膝で凄いな」って感情移入し
始めた。