S40年6月【G馬場が震えた日】
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【馬場のセメント恐怖症】馬場が震えた日〜ザ・デストロイヤーに助けを乞う醜態を演じ観客から失笑

日本プロレス界でセメント嫌い、というよりは恐怖症に陥っていたのが馬場であった。
自分がお山の大将に収まっていた
全日時代のマットからはセメントを消し去っていたが、
日プロ時代はインターのチャンピオンとは表向きの看板だけで、
実のところ、何度かセメントを仕掛けられ小便をチビる恐怖を味わっている。
それがトラウマとなりセメント恐怖症に陥った。
それは傍から見ると、常に表街道を歩むことに対する嫉妬、
ジェラシーからくる苛めに等しかったようだ。

ベンチプレスで80sしか持ち上げられぬ非力さを脚力を活かした巨体でカバーしていたが、それもピークは直ぐに過ぎ、
その巨体が武器というよりはハンデの重荷となってマットに上がっていたのが実情であった。
馬場の末期は自力でマットに立つことも
不能な状態に陥り、アンドレと同じように巨人症の宿命を呪ったが衰えを克服するまでには至らなかった。

フェイクの瞞しの世界でしか生きる術がなかった馬場は野球界をクビになりプロレスが人生最後の砦であった。
「セメントを仕掛けられたらセメントで迎え打つ」という力道山が弟子たちに鉄拳で叩き込んだ教えも体力、気力、実力全てが伴わかった
と言えば実もフタもないことだが、虚仮威しで「プロレスはスポーツ」と思うファンからは馬場は大物トップ外人に勝つ→強い→日本一
という三段論法的ギミックで「馬場最強」を信じ絶大な人気を得ていた。