プロレスは漫画と相性が良くないのかもしれない、自分の知る限りデビュー期にプロレスを描いて
大成した漫画家は居ない(それどころか直ぐに消える)。「アリスがヒーロー」を描いた ともながひでき
は「ストライカー!勇気」B巻だけで消えてしまった。まぁ成功した人を挙げれば「パンクラボーイ」の
富沢順ぐらいしか居ない。主人公とライバル、背景の観客は別としてストーリー上の登場人物は大人数で
ある必要は無い、俯瞰を多用出来る、顔・バストアップを多用出来る、複雑なコマ割りも必要無い、これ程
新人漫画家に向いた題材なのに雑誌でプロレス物の新人漫画家デビュー作品を殆ど見ないのはプロである
出版関係者が意識してプロレス物を描かない様に指導しているとしか思えない。