柳澤健
「ひとことで言えば、UWFは前田史観、前田が作った歴史観で覆い尽くされている。
前田信者にとっては、私は歴史修正主義者となる。せっかく前田が作った物語で
良い気分になっているのに、なんで柳澤は余計なことをするんだ、って思っている
信者はいっぱいいるでしょう。
彼らは細かいとこをつついて、この本はこういうミスがあるから、信用できないって
いうふうに話を持っていくんですけど、私としては、じゃあ『パワー・オブ・ドリーム』
と私の本と、とっちが多くのことを説明できるんだ、と問いたい。」

「前田は全てを持っていた佐山が羨ましかったと思うし、佐山の全てを奪おうとした、と。
モーツアルトとサリエリみたいなもの。サリエリがモーツアルトを殺してその曲を
全部自分のものにしようとした。
それと似たようなことが、新生UWFで起こった、と思っています。
前田日明はUWFはすべて自分が作ったと言ってるわけですから。」