力道山の妻、田中敬子のインタビューコメント
10ヶ月だけの結婚生活、婚約期間含めて2年間くらいの関係。

――「死の真相」には50年近くたった今もナゾがつきまとう。
病室で医者に止められていた「サイダーを飲んだため」という噂も
伝えられましたね

田中『それは絶対にありません。私や看護師が昼夜交代で付き添っていました
し、主人(力道山)は実は神経質な人でお医者さんのいうことを、
きちんと守っていましたから。「過度の飲酒や薬漬けで体がボロボロに
なっていた」というのもウソです。ホントはお酒が弱い方だったし、
薬も結婚してから飲んでいたのは栄養剤だけです。 
ただ、長年のレスラー生活で体を酷使したため、
内臓が弱っていたことは知らされました。先生(医師)は
「普通の人ならとても耐えられませんよ」って。
手術時に常人の2倍の量の麻酔が使われたことや
輸血用の血液が足らなかったことも聞きました。
“医療ミス”という人もいましたが、今となっては真相も分かりません。』