オランダの首都アムステルダムで14日、葬儀関連の見本市が開催され、ボタンを押すだけで自殺
できるとされる、カプセル型の機器が注目を集めた。

 サルコファガス(石棺)を略した「サルコ(Sarco)」と名付けられたこの機器は、3Dプリンターで製作
されたもので、発明したのはオーストリアの安楽死推進活動家のフィリップ・ニチキ(Philip Nitschke)氏と
オランダのデザイナー、アレクサンダー・バニンク(Alexander Bannink)氏。窒素ボンベを内蔵したスタンドに、
取り外し可能なひつぎを取り付けたかたちになている。

 安楽死の合法化を目指し、「死の医師」の異名を取るニチキ氏は「死にたい人がボタンを押せば、
カプセル内は窒素で満たされる。少しだけ目まいがするかもしれないが、すぐに意識を失って死ぬ」と話した。

 ニチキ氏はAFPの取材に対し、サルコは「死にたい人に死を提供する」機器だと語った。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180416-00010000-afpbbnewsv-int