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オルフェーヴル産駒応援スレッド part12
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0858こんな名無しでは、どうしようもないよ。 (ワッチョイ 83bb-bmGA)
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2018/04/18(水) 12:47:24.50ID:x/0UAMbO0
日本の長きに渡る凱旋門賞への挑戦は、その栄冠を僅差で阻まれ続けた不運の物語だ
1999年のエルコンドルパサーは力強く先行し残り300mで3馬身の差をつけ、その勝利は目前かと思われたが
モンジューの強襲に遭い半馬身の差で勝利を奪い去られることとなった

その7年後、日本の競馬ファン達はディープインパクトを応援するべくロンシャンへ赴き
日本のスーパースターへ大金をつぎ込み現地の単勝は2.0倍にまで支持されることとなったが
そのディープもまた最後の400m勝負で敗れ、後に禁止薬物の検出により失格処分となった

2010年にはナカヤマフェスタがワークフォースに惜敗したが
これは二年後のオルフェーヴルの敗北のような物議を醸すレースではなかった

オルフェーヴルはフォワ賞を肩慣らしに本番へ臨み、
最後の直線で大外を堂々と突き抜けた瞬間、日本馬初の凱旋門賞勝利は間違いないものと思われた
しかし不運なことに、この日本の三冠馬は抜け出すとソラを使い右に斜行をはじめた
クリストフ・スミヨンはすぐに真っ直ぐに走らせようとするものの
このステイゴールドの腕白息子はそのままラチに激突し結果ソレミアにクビ差で敗れてしまった
しかし誰もがこのレースのベストホースはオルフェーヴルであることを疑わなかった

読者はオルフェーヴルの勝敗を分けたものが何だかわかるだろうか?
あるコメンテーターはオルフェーヴルがメンコを着用しなかったことは理解不能だと述べていた
事実、調教師の池江泰寿も馬房に入る直前まではメンコが必要だと考えていた
我々が推測できるのはメンコをつけていればスミヨンがオルフェーヴルを真っ直ぐ走らせることができたかもしれないということ
そしてもう一つ、オルフェーヴルを数々の勝利に導いた池添謙一なら、
ロンシャンを知り尽くしたスミヨンよりも良い結果を残せたかもしれないということだ

知っての通りオルフェーヴルは2013年にロンシャンに再挑戦し
フォワ賞で抜群のパフォーマンスを見せたが本番ではトレヴに完敗の二着に終わった

帰国後、オルフェーヴルは有馬記念に出走し八馬身差の圧勝でその強さを見せ付けた
2013年のワールドベストホースランキングのレースレートでオルフェーヴルを上回ったのは
トレヴとブラックキャビアの牝馬二頭のみだった
0859こんな名無しでは、どうしようもないよ。 (ワッチョイ 83bb-bmGA)
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2018/04/18(水) 12:48:43.26ID:x/0UAMbO0
オルフェーヴルの戦跡は21戦12勝2着6回で二度の大敗があるが
大敗の一つ春の天皇賞に関しては菊花賞で勝利していることから1Fの延長が原因の敗北とは考えられず
非難されるようなものではないだろう(注:記者はおそらく阪大の逸走を把握していない)
またもう一つの2歳重賞での大敗は5月14日という遅生まれであることと中距離以上の配合であることからして仕方のないことだと言えるだろう

オルフェーヴルは2005年のディープインパクト以来の七頭目の三冠馬の一頭であり特別な存在だ
必然的にオルフェーヴルが同じ社台グループの一員としてディープインパクトの大成功に匹敵する存在になれるか、という話が出てくる
これについてはいくつか楽観視できる理由があった
ディープインパクトはサンデーサイレンス産駒であり、オルフェーヴルは同じサンデー産駒のステイゴールド産駒で孫にあたる

父ステイゴールドは7歳にして絶頂期を迎え、その年のG2ドバイシーマクラシックではファンタスティックライトを僅差で破り
またG1香港ヴァーズではエクラールを破った大変に丈夫な馬である
ステイゴールドは引退後ビッグレッドファームに繁養され、ナカヤマフェスタやオルフェーヴルなど日本の凱旋門賞挑戦の中心的な役割を担うこととなった
また2012年にはあと一歩で二頭目の三冠馬になりそこねた得体の知れない馬、ゴールドシップを輩出した
ゴールドシップは皐月賞と菊花賞は制覇したがダービーで1と1/2馬身差で敗れた

ゴールドシップは四歳、五歳、六歳とG1競争で活躍し3200mの春の天皇賞をも勝利しており
またオルフェーヴルとその兄ドリームジャーニーに肩を並べるべく有馬記念も制覇している
兄ドリームジャーニーとは二歳チャンピョンを決めるレース、朝日杯にも勝利した馬だ
0860こんな名無しでは、どうしようもないよ。 (ワッチョイ 83bb-bmGA)
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2018/04/18(水) 12:49:24.29ID:x/0UAMbO0
注目すべきは、オルフェーヴルとドリームジャーニー、ゴールドシップ、更にG2競争に勝利した同じステイゴールド産駒のフェイトフルウォーは
皆同じくメジロマックイーンの血を受け継いでいるということである
メジロマックイーンは日本国外ではあまり名の知られた馬ではないが、菊花賞と3200mレースの春の天皇賞を連覇したトップステイヤーである
つまり、オルフェーヴルはその血統的背景に多大なスタミナを内包した馬であるということだ
そしてこのような種牡馬は欧州の生産者達が真っ先に忌避するタイプであるが
それは3200mレースを勝利しているディープインパクトにも言えることだ
しかし現在、欧州の生産者達はそのディープインパクトの血をこぞって求め、
熱心に交配やその産駒の購入を切望している状況にある

ディープインパクトはフレッシュサイヤーランキングで1位を獲得した一方、
オルフェーヴルは2歳戦での成績では及ばなかったが、
早い時期から活躍するロードカナロアやヘニューヒューズに続く3位であったことは全く不名誉なことではない

オルフェーヴルは九月にロックディスタウン(母父ストームキャットは2歳戦で複数回チャンピョンになっている)
でG3札幌記念を制し、10月のG3アルテミスSと12月のG1阪神JFをラッキーライラックで制覇し自身の種牡馬としての有望さを示した
ラッキーライラックの母ライラックアンドレースは1700mのG1アッシュランドSに勝利した馬だ

ラッキーライラックは無敗の4連勝でG1桜花賞に臨み
勝利寸前のところでロードカナロア産駒のアーモンドアイに差され初の敗北を喫した
しかしその一週間後、オルフェーヴルはエポカドーロで皐月賞を制覇した(2着はルーラーシップ産駒のサンリヴァル)
それはラッキーライラックの敗北を埋め合わせても有り余るものだった

初年度産駒で皐月賞を優勝し、桜花賞で準優勝であったことは
金細工師という意味の種牡馬にとって黄金の始動であることは間違いない
0861こんな名無しでは、どうしようもないよ。 (ワッチョイ 83bb-bmGA)
垢版 |
2018/04/18(水) 12:50:10.01ID:x/0UAMbO0
エポカドーロの母の父でありミスタープロスペクター産駒のフォーティナイナーが
1894年のカリフォルニアのゴールドラッシュに参加した人々にちなんで名づけれたのと同じように
ステイゴールド一族の黄金の名はエポカドーロの"Oro"の部分に受け継がれている

ディープインパクトはもう16歳に達しているが、ロードカナロアとオルフェーヴルの初年度産駒が2017年のルーラーシップ同様に
クラシックレースで活躍を見せたことはあたかも日本の馬産界の輝かしい未来の始まりであるかのようだ

エポカドーロは現在5戦3勝であり、
母ダイワパッションは1200と1400の重賞を勝利した快速馬であったが2400mの日本ダービーでもその展望は明るい

母の父フォーティナイナーは2000mのG1トラベラーズSに勝利しており
また母の父の父シェイディーハイツも2000mのG1インターナショナルSを制覇している
三代母のチカノヴァは父ノーザンダンサー母はG1アイリッシュ1000ギニーとチャンピョンズSを制覇した母ケアンルージュという血統である

もしオルフェーヴル産駒がこのまま活躍を続けることができれば
現在ディープインパクトの1/8でしかない500万円の種付け料も、2019年には跳ね上がることだろう

By Andrew Caulfield おわり
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