息子からの「なぜゴキブリやカマキリは殺していいのに人を殺してはならないのか?」という質問への回答について。この時、私は六法全書を持ち出して刑法199条を見せながら、日本を含むほとんどの国において、人を殺すと事後的に処罰される「約束」になっていると説明した。後から罰を受けるので、殺さない方が賢明だよと。野良猫や野鳥を殺した時にも同じように処罰する法律があることに言及し、その一方、ゴキブリやカマキリを殺してもそれを処罰する法はないから、殺してもいいのだと説明した。禁止として説明しなかったのは、生物は生きるために他の生物を殺し続けなければならない「原罪」があること、さらに、全ての法律の上に位置する「(日本国)憲法」が人の行為を禁止することを嫌うので、事後的に処罰せざるを得ないことも説明した。ずいぶん脱線してしまったが、話の小ネタとして将来役に立つだろうから、まあいいだろう。