https://mainichi.jp/articles/20220913/k00/00m/040/009000c
 三重県菰野町の柴田孝之町長が今夏、近鉄菰野駅前の放置自転車を別の場所に自ら撤去した際、逆さまにひっくり返して置いていたことが、12日の町議会一般質問で取り上げられた。

 柴田町長によると、同駅前の町駐輪場周辺の歩道に多くの自転車が放置されていたため、駐輪スペースの確保や注意喚起のため、7月以降の月2~3回、早朝に平均15台、多い時で30台ほどの放置自転車を別のスペースへ移動。うち数台は逆さまにしてアスファルトの地面に置いた。異様な置き方に「いたずらではないか」と近隣住民が警察に通報することもあったという。

 町議から「やり過ぎだ。(自転車に傷が付くなどして)器物損壊罪に抵触しないか」と指摘された柴田町長は、「違法性はない」としつつも「誤解を与えたことは間違いない」と述べ、今後は撤去手法を改める姿勢を示した。取材には「町民に不穏と感じさせたことをおわびしたい。町民の理解を得られるような手法で適切に対処したい」と述べた。【松本宣良】


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