>>54
司法試験には完全にオーバースペックだけど、
基本的に判例の立場で論じているので安心。判例の規範も丁寧に載せている。
川出説はうっすら表われている程度なので、結局、川出論文に当たらないといけないのが難点。
川出説は、酒巻・大澤説と親和性が高い。
判例講座を読むに当たり、コピるべき川出論文をピックアップしてみた。参考にして。

@「演習」(法教379号-390号、全12回)←必読。
A「別件逮捕・勾留と余罪取調べ」刑法雑誌35巻1号1-12頁
B「逮捕に伴う差押え・捜索・検証」法教197号36-37頁
C「行政警察活動と捜査」法教259号73-80頁
D「逮捕・勾留に関する諸原則」刑事法ジャーナル4号143-149頁
E「訴因の機能」刑事法ジャーナル6号120-127頁
F「無罪の推定」法教268号31-36頁
G「裁判の確定と一事不再理の効力」法教245号43-47頁
H「任意捜査の限界」『小林・佐藤古稀下』23-41頁
I「いわゆる『毒樹の果実論』の意義とその妥当範囲」『松尾古稀下』513-538頁