(つづき)

呉先生の基礎本シリーズの刑法総論の巻末にある論証を覚えるのに、苦労している。

B6カードの表面に
「論証1 母親Aが殺意のもと、乳児にミルクを与えず乳児を餓死させた事案」と書き、

B6カードの裏面に
「Aの行為につき殺人罪(199条)が成立するか。「ミルクを与えない」というAの不作為が
殺人罪の実行行為に当たるかが問題となる。」
 実行行為とは、特定の構成要件に該当する法益侵害の現実的危険性を有する行為をいう。
そして不作為によっても法益を侵害しうることから、不作為も実行行為たりうると解する。
もっとも、自由保証の見地から作為が不作為と構成要件的に同価値である場合にかぎり
不作為は実行行為たりうる。
具体的には、1法的な作為義務の存在と、2作為の可能性・容易性が必要である。」と書く。

表面の事案を見て、裏面の論証を言えるかどうか、何度トライしても
論証が覚えられない。

論証を覚えるには、どうしたら、いいですか。