法律ってのは、ようするに、
文言が何と書いてあっても「ああも解釈できる」「こうも解釈できる」という話だから

世間で言っているような「AIで取って代わられます」なんて、実務の実像が見えてない。

AIはたしかに回答を返すだろうけど
「その事件の解決に関係する法令通達数合計135です。可能な解釈は35432とおりです」
と出力されてくるだけのことだと思うよ。

判例があればそれでいい?というと、その判例に行きつく前提条件たる
「当然の前提として踏み台にしていた理論に関連する法令」の解釈等で
ぜんぜん争えるから(理論上は)、
上記のAIの解答に影響を与えない。(やはり35432とおりです、と出力されてくる。)

その解釈を「ばかげてる」「へりくつだ」というのは実は、

何の客観性の裏付けもない、人間の「美意識」の問題に過ぎない。

どの解釈を「美意識上、当然、度外視して良い」のかは、かれらAIには、おそらく

簡単には判別がつかないと思う。