法科大学院入学1704人=過去最低更新−文科省集計
ttp://www.jiji.com/jc/article?k=2017051700585&g=soc

 2017年春の法科大学院への入学者は前年比153人減の1704人となり、
過去最低を更新したことが17日、文部科学省の集計で分かった。2000人を割り込んだのは2年連続。
 文科省が同日、中央教育審議会の法科大学院等特別委員会に示した。
 17年入学の学生を募集した43校の受験者数は前年比68人減の7450人。合格者数も344人減の3698人だった。
競争倍率は0.15ポイント増の2.01倍となり、3年ぶりに2倍を超えた。
 入学定員に対する入学者数の割合を示す定員充足率は66%で、前年の68%を下回った。
定員を満たしたのは一橋大(東京)と専修大(同)の2校だけだった。



法科大学院の入学者、過去最低1704人 志願者10年連続減
ttp://www.nikkei.com/article/DGXLASDG17H9V_X10C17A5CR8000/

 今春の全国の法科大学院の志願者は前年比1%減の延べ8159人と10年連続で減少したことが17日、
文部科学省のまとめでわかった。司法試験合格率の低迷などで法科大学院離れが進み、10年前の18%になった。
入学者数も8%減の1704人と過去最低を更新。全合格者を受験者数で割った競争倍率は2倍と横ばいだった。

 集計結果は文科省が同日、中央教育審議会の法科大学院等特別委員会で明らかにした。
委員会では法学部で法曹界を志望する学生向けに大学院で学ぶ教育を先行して履修できるコースを作るなどの改善案が示された。

 今春学生を募集した法科大学院全43校の定員は計2566人と前年から158人減った。
定員に占める入学者の割合(充足率)は66%だった。

 入学者が最も多かったのは東京大(210人)で、以下、慶応義塾大(182人)、京都大(157人)、
中央大(128人)、早稲田大(112人)。上位5校で全入学者の46%を占めた。

 法科大学院はピーク時に74校あったが、2017年春までに15校が廃止、16校が募集を停止した。