AのBに対する金銭債権について,@自然債務である場合,A同時履行の抗弁権が付着している場合,
B不法原因に基づく給付の不当利得返還請求権である場合に,以下のケースを検討せよ。             

1 BがAに反対債権を有している場合に,Aから相殺をすることができるか。
2 無資力状態にあるBの行った詐害行為をAは取り消すことができるか。
3 Aが無資力状態にある場合に,Aの金銭債権者Cが,AのBに対する本問金銭債権を行使することができるか。
4 Aがこの債権をDに譲渡してBに譲渡通知をした。BはDの支払い請求を拒否できるか。