充は兄の勉に憧れて漫画を描き始めた
兄いわく俺が無理やり東京連れ出さなければ弟は漫画家になっていなかったと豪語していたが
事実である
その辺りは藤子不二夫Fがいなかったら藤子不二夫Aが漫画家デビューできなかった事と同じである
食っていけるかわからない漫画家よりも確実に食ってける公務員を普通選ぶだろ
ちなみに俺の美術の先生は元漫画家志望していたとか
さて充先生の話に戻すが高校卒業目前の時点で地元公務員に就職内定していたらしく兄が無理やり親を口説いて
自分がいる石井いさみ(750の作者)のところに弟も働かさせたという訳だ
充にとって、もし兄がいなかったらという思いはあったようでだからこそその後漫画家稼業失敗し充のマネージャーになり
漫画家をやめた兄に対してちょっと不甲斐ない思いはあったであろう
その思いがタッチを描かせたと言われている