>>331

読んでくれてありがとうございます。

植野と佐原は直接的に喧嘩するのでなく、間に西宮を挟む事で、直接的に互いの問題に
言及していないようにしています。

西宮が罪人であるという共通理解のもと、植野は佐原を責めて、佐原は西宮をかばう。
相手に対して直接的に言いたい事を言ってしまうと、関係が決裂してしまうので、
共通の敵となる生贄を媒介にする。

植野と佐原の間の不信感は、本当には解消されていない(映画サークルの他のメンバーも同様)。

自分以外の誰かだけが全ての憎しみを引き受けてくれると思うから、他人を信頼できるのだと思います。