供儀の論理っていうのは、共通の敵が存在する事で、皆が団結できるという事です。

植野は、川井に「私達はイジメについて石田を責める権利はない」と言う。

川井の回答は、「私と違って植野は積極的に西宮をイジメていた。達だなんて一緒にするな」

川井は「私達は石田ほど酷い事はしていないじゃない」とは答えない。
植野の方でも、川井がヘラヘラ笑って同調していたと、本心では川井を軽蔑していた事を明かす。

石田だけが加害者という暗黙の了解があって、植野と川井の友情が成立していて、
同じような共犯関係が植野と佐原の間にもできあがったと思うわけです。