TOMOE!

猪熊柔はバルセロナ以降も現役を続けその後のアトランタ、シドニーでも無差別、48と二階級制覇
野村もビックリのオリンピック無差別4連覇達成する(48は3連覇)
しかし柔はもっと早く現役引退して結婚したかったのが本音
松田とはバルセロナオリンピックから二年後にわざわざアメリカまで会いに行き愛を深めあった訳だが
だからといって簡単に結婚>引退という訳にはいかなかった
結婚そのものはアトランタ直後に行ったものの子供作ってという訳にはいかなかった
結局子供作ったのは三十越えた2002年になっての話だ
こうして長女巴は両親の愛を一身に受け蝶よ花よと育てられる
ジゴロウじいさんは2006年に死去したものの(享年85)その息子のコジロウがジゴロウじいさんの代わりとなり
巴に小さい頃から柔道を仕込むがそれを知った母である柔は娘が柔道をやることを許さなかった
彼女自身バルセロナまででいいと言われながら結局引退できたのは三十越えてから
自分の青春時代の全てを柔道に費やした事で娘にもそんな思いを味あわせたくは無かったのだ
娘にはピアノとか習わさせた
さて娘の巴は柔道を物心つく頃から仕込まれながら途中で柔道をやめさせられピアノとかそっち系に夢中になる
そして高校入学、ピアノ以外にギターもやっており軽音部に入部
どうせやるならメジャーデビューを本気で夢見ていた
しかし同級生で柔道部員の子から柔道を掛け持ちでやる事を薦められる
簡単にバンドでメジャーデビューと行ってもほとんどが埋没する世界な訳だ
いくら実力あったとしてもコネや運がものを言う世界
柔道でオリンピック金メダル取れば知名度が上がりミュージシャンとして芸能界デビューも夢ではないと言われて
柔道部にも入部
かくしてバンドと柔道どちらでも一番とるために奮闘する物語である
しかし母ほどの柔道の才能は無かったがそれでも48キロ以下級なら世界を狙えるレベルなのである
高校二年の時本格的に柔道デビュー、48キロ以下級で連戦連勝

てなわけで確実に実績を積み国際大会でも連戦連勝しギリギリで東京オリンピック出場を獲得
ついには母子でのオリンピック金メダルを果たす
一躍ヒロインとなり知名度上がった巴はバンドでも貪欲に頑張りついにはバンドでも武道館デビューを果たす