1976年の「週刊大衆」より抜粋

…この直後、この少年誌を出している出版社へ投書は舞込んだ。

《主人公のモデル・大山倍達は婦女暴行、殺人を犯した男である》

ーー出版社は「前科者をヒーローにはできない」と、取締役、編集長、梶原氏を警視庁へ派遣し、大山氏の罪科を調査させた。
婦女暴行ーーその事実ナシ。 殺人ーー終戦直後、赤坂署管内でアリ。 但し、相手はヤクザでドスを抜いて攻撃してきたため、正当防衛。 無罪。
出版社は連載を続行した。