昔は漫画は紙に印刷されたもの、
アニメはフィルムに固定されて映画館で観るもので、
それからテレビで観ることができるようになった。
 漫画は本として個人でも所有が出来たが、
フィルムはよほどのコレクターとマニアでもなければ
自宅で映写して多数の作品を楽しむことができると
いったものじゃなかった。テレビも放送時間にテレビの前に
座って観なければ時間と共に消えて行く一期一会的な
もので、映画館ならロングランもあってもテレビはまず
そういうことはないものだった。
 それが家庭用ビデオテープ装置の普及で大変化した。
そうして漫画やアニメのキャラクターがゲーム機のソフトにもなった。
このあたりまでは手怩ウんが在命だった。

しかしゲーム機の性能の向上に伴ない、ゲームのキャラクタが
リアルタイムで動いたり、どの画角からでも観られたり、事前に
用意されたパターンに制約されずに、インタラクティブにリアルタイム
で応答したりする、しかも音楽にあわせてフルアニメーションで動く
となれば、もうこれは夢の世界の領域だったはず。それを観るまで
生きるには85や90までぐらい寿命が必要だった。今後ももっと
進化するのだろうか? もはや漫画やアニメではない何かになるのか。