【萩尾望都】残酷な神が支配する-5
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水野英子のテレビアニメ化された作品を列挙してみて欲しい。 >>241
同期‥水野さんの同じ年に漫画家を始めた人は誰?
と聞かれても分からんな
まあ 大雑把な設定でトキワ荘にいた人みんな同期としても
水野さんは両藤子石森赤塚つのだ氏らには劣ってるな
ただ女性漫画家だけのランキングなら当時はトップでは? これくらいならいいだろ、どうせ常に賑わってるわけでもないんだし 「星のたてごと」って、いまから45年ぐらい前に観たけれども、
まるっきり手怩フ少女クラブ版リボンの騎士のような絵柄だったので笑ったよ。
あと、昭和の40年前後の少女漫画雑誌は、バレエもの、不幸な少女もの、
それに お姫様と王子様が登場するものが、あきあきするほど頻度が高くて、
お姫様と王子物は多分リボンの騎士の影響かなにかでそれがいまだ続いて
居るのかなぁと当時呆れておりました。 と、おばあちゃんが昔を懐かしく思い出しました、とさ。 水野英子の影響はよく言われるけど、俺としては絵柄をはじめとしてわたなべまさこの影響のほうが大きいのではないかと思う 当時小学生だったけど、わたなべまさこの絵のついた下じきや筆箱を普通に使ってたけど、水野英子の絵のグッズは記憶にないな >>234
火の鳥ヤマト編なんか当時の少女漫画を相当揶揄してるね 君の名前で僕を呼んでの役者がちょっとジェルミっぽくて画像見てたら読み返したくなった >>255
その映画見てきた
似てるよね
役者さんがあまりに綺麗でジェルミが男受け良いの納得してしまった >>225
かなり遅レスだけど同意
エリックは結局なにか障害があるのかな?
急に人んちのお風呂入ったり
そういうエリックと結婚した
ポピーもよくわからないが 障害者は結婚してはいかんとでも?
エリックとポピーはお互いを必要とし愛し合い結婚して幸福だと言ってるんだから余計なお世話だよw
エリックは心理療法研究所に通って社会生活に必要な訓練を受け
気象予報士の職業訓練もしていて
住まいはポピーの両親の隣でいざとなればサポートが受けられる
障害者が生きるのにかなり理想的な体制がととのっていると思う 親が皆毒だよねこのマンガ
エリックバレンタインの親にしても
エリックの特異さを
バレンタインに任せきりなのが可哀想
半神 の親と同じにおいがする
性欲だけ立派なエリックは
変わった親子に婿にやり
傷ついたバレンタインは放置
グレッグには兄弟いるのかな?
親がまともならグレッグも普通の
疑心暗鬼になりすぎない父になれたかな >>259
バレンタインは苦しみ続けるのに
エリックだけ幸せになってまた子供持ってるのが… 先天的に障害のあるエリックと
事件によって精神にダメージを負ったバレンタインでは治療プロセスがちがう
バレンタインは罪を忘れることはないながら 自立して自己の幸福を追求してもいい
彼女もいずれ仕事につくなり結婚するなりすると思う まだその時期ではないというだけで 治療プロセス云々でバレンタインが苦しんでて可哀想って言ってるんじゃないんだけどな、少なくとも私は
エリックの障害やら何やらは彼に罪はないし仕方ない
でもその障害のせいでバレンタインに生涯背負わなきゃいけない十字架を負わせておいて自分は結婚して子供も持って幸せ
バレンタインを傷付けたこともよく分からないけどバレンタイン好きだから会いたいときに会いたいよ〜←これが何かモヤモヤするのよね >>266
わかる 平たく言えば
バレンタインは男兄弟の性的虐待で
一生苦しむんだよ
しかもエリックは今の妻と子供のこと
わかってるか愛してるかわからないけど
結局仕事も所帯も持って… エリックは無垢ゆえに罪を自覚して苦悩することもないから
共犯者なのに結局、バレンタイン一人で背負う役割分担 知り合いが前半のグレッグ×ジェルミ描写に萌えるって言っててドン引きしたんだけど
グレッグ×ジェルミに萌えてる人って結構いるの? >>269
萌えは無いしカップリング表記されると怖気が走るけど
グレッグは漫画界でも有数の名悪役として嫌いではない
物語の中で最大の活躍をして肉体の死も概念の死も見事だった >>269
それってどっちにに感情移入してんだろう… >>270
その気持ちわかる
残神自体がグレッグの狂気なしでは成立しない話だし >>271
虐げられるジェルミに興奮するらしい
自分はグレッグとジェルミの描写は辛くて読むのが大変なので
萌えると聞いてものすごく驚いた バレエの先生になる練習をしてたよね ジェルミたちを生徒にして
「フラワーフェスティバル」のバレエの先生がマージョリって名前だった
あんなおばあさんになったらいいな サンドラがお墓から出てくるとこ本当コワイ
最初の夫が死ななければ
メンヘラ毒親にならなかったんだろうか? >>273
自分は可哀想と思いながらもすごく萌えるタイプ
でもそれは後にイアンにジェルミがギリギリながらも救われるからだなあ
萩尾先生もグレッグを描くのは快感だったと講演会で言ってるくらいだよ まあ、影の主人公といってもいいあの暴れっぷりやしゃしゃり出っぷりは
好きで描いてると言われても大いに納得出来る 最近何とはなしに読んだらすっかりはまってしまい何度も読み返してる
過去ログもひととおり読破したがまだ熱が冷めない…… ラストってどう解釈したらいいのかな
遭難が楽しみっていうの、イアンを信頼してる、安定してるからともとれけど、やっぱりまだ病んでるんじゃないかと思うのよね
それでイアンが今度は夏に来いよ、シューベルトを歌おうで明るく健全なイメージで終わってる
シューベルトはキラキラしたきれいなものの象徴、恋のようでもあるかな
なんかあのふたりはもう何年か遭難しながらだんだん普通の兄弟に戻っていくのかな、とも思うし、
このまま距離を保ちつつも遭難から解放されて少しずつ普通の恋人みたいになるのかな、とも
まあこれは願望か 完全回復はしてないね
犯した罪も負った傷も、簡単にも完全にも癒えはしないって事なんだと思う フラッシュバックきついけど、コントロール下に置かれつつあるってことかなと思う 保守がてら告白
正気を疑われるけどキャラとしてグレッグが好きでごめん 大丈夫。
ここでそーっと言うぶんには賛同者たくさんいるから。 あり得ないとまで言われたことあるけど残神が好きでごめん グレッグは……
後半の妄想グレッグはちょっとわかる
ノリノリで描いてる感が伝わってきた 「ホラね ホラ おまえは嫌われている」
とかちょっと可愛かった どこのセリフかと思ったらイアン妄想のグレッグか
イアン妄想のグレッグとジェルミ妄想のグレッグが丁寧に描き分けられててすごいと思った
わかりにくい時は名前呼んでから話すしね イアン妄想のグレッグはほっそりしたイケメン。
ジェルミ妄想のサンドラはびっくりするほどお姫様。 BL読み慣れてきたら衝撃が薄れた
でもあの組合には合わないのも自覚した グレッグはサディストな面があるから
どうやってもBL的な組み合わせにはならないよね…
鞭で打つとか首を絞めるとか
愛というより歪んだ執着だし
ジェルミ以外の女性達にも鞭で打ってた
あの性癖は死んでも治らない 全然話違うけど
やさしさに包まれたならの歌詞にある神様って親の暗喩らしい
残酷な神が支配する=残酷な親なのかね >>297
最終巻のジェルミとイアンの「子供にとって親は人間じゃない、神だよ!」
「その神が教えるんだ、愛も暴力も苦痛も…」ってやり取り見るとそう思うわ この漫画ほんとにすごいよね
連載追ってるときグレッグ本当に怖かったしジェルミが売春初めた時は悲惨な最後を想像しちゃったわ ジェルミ積極的に自殺は考えないんだけど、ふらふらっと死んじゃいそうな危うさがずっとあって、それが怖い ジェルミが踏み外す度にイアンが力ずくでも呼び戻しにくるんだよねw
何度ももう駄目なんじゃないかと思ったけどちょっとずつでも変われたから自分の中の母親の存在と向き合えたんだろうね 「ジェルミ、おまえが何度バラバラになっても俺はそのたび何度でも捕まえるよ。」
イアンやさしい。それにものすごくタフだ。 イアンはグレッグの資金力があったからこそ壊れたジェルミを救えたということもあるよね
萩尾さん作品はあんまお金の苦労が描かれないような
そんなことないっけ 確かに貧乏をうらんでるキャラって萩尾作品にはいないねw
シャロンがダンナの手術費用の金策するのもなんか前向きだし、
「ゴールデンライラック」で突然貧乏になってもいい仕事探そうと努力してるし
「メッシュ」で1/2フランの長靴に穴あいてても、教会バザーだから仕方ないまあノリでつくさってあっけらかんとしてるんだよねw >>305
本人親で苦労はしたけど裕福な育ちだからかな
漫画家になってから激貧時代ってあったんだろうか 経験なくても想像力で描けるでしょ
魅力がないから描かないだけじゃね 残酷な事や嫌な事もしっかり描くけど汚くはならないのが素敵だ
あの頃の作家さん達は描くものに品が有ってそこにとても憧れる >>255>>257
超亀だけど君の名前で僕を呼んで遅ればせながら観た
初っ端からエリオはジェルミだったが長身のオリヴァーもエリオに絡むうちイアンに見えてきたw
美しい異国の景色の中2人で自転車乗る姿もジェルミとイアンだった。眼福 ティモシーシャラメの方は黒髪毛深めの美少年て感じで良いけど
額の後退したアーミーハマーはないわ絶対ない >>309
あの自転車シーン本当にジェルミとイアンだよね眼福だった
アーミーハマーがもっと若ければ…とはやっぱり思うけど
それでも実写を疑似体験できて最高だった
萩尾先生も絶対君の名前で〜見てるだろうなあ 百億の昼と千億の夜を読んでたら
イアンの頭に星が入っていくのと同じコマがあった
イアンのほうは父親とか自分自身とかジェルミ
への赦しみたいな意味だと思うけど
百億〜のほうは話が壮大すぎて理解が追い付かない
でもなんとなくこのシーンは好き 見てきた。阿修羅の思考は計り知れないが、イアンの方は理解を表すのかなと思う。
イアンはジェルミの言うことがわからない。好きという言葉ひとつでもイアンとジェルミでは意味が異なる。
あの夜ようやく、イアンは理解したのではないだろうか。ジェルミが何に苦しんでいるのかを… 最終回のジェルミとイアンってどんな関係になってるんだろ
普段の性的関係無さそうだし恋人ではないよね
イアンにガールフレンドいるみたいだし
普段は兄弟バージョンで年末に恋人として共に遭難するってことなのかな?
ガールフレンドとはその度に別れて
昔読んだときは2人は恋人同士になる終わり方だと思ったけど
今読むとそれも微妙な終わりなのかな?と思うようになった
でも輝かしい思い出のボートシーンで〆めてるしやっぱり恋愛なのかな
うーん… これ考えはじめると止まらないよねw
マージョリー(とその家族)はふたりの関係をどう思ってるのかな?あたたかく見守っている。または興味津々で見守っているw 最後に安易に恋愛を落としどころにしてない所が萩尾さん的なのかなぁと思う
でもそれまでの過程からして愛だろうなとは思うけど ガールフレンドと言うのだからナディアみたいなステディじゃないんだろうね
最初のころナディアと付き合う前に出てきたロンドンの女のような、複数デート相手がいるみたいな軽い関係
愛してるのはジェルミだけどあんなだから、普段はジェルミの思うようにまかせている(連絡の取り方とか)
やっぱり身体の関係は年末だけかな
それもジェルミはもう大丈夫だよ僕に付き合うことないよと言ったり
待っていると言ったり……ツンデレ? ツンデレだよね。連載当時ツンデレって言葉があったか覚えがないけど ツンデレって言ってる人はネタで言ってるの?
普通に情緒が不安定なだけだと思うんだけど イアンから見ればってこと
ジェルミがイアンの気をひこうとしてるわけじゃない ツンとデレの塩梅が凄くいいよねジェルミ
売春してるくらいなのにキッチンでキスすると真っ赤になって怒るとか
男としてはたまらないだろうな 公式にはまだ結婚していないと思った。
それが作家として長続きする秘訣かも。 人による。
嫌う人は嫌ってるし
萩尾先生と竹宮先生はある意味真逆に思えるし >>325
うむ ホモってジャンルが好きなんではなく
「少年愛」と言った現実味に乏しいのが好みと思われる
いわゆるBLは嫌がるのでは? だーかーらー
「おんな」から離れて愛だの性だのを描くには
おとこ、それも少年同士を描いた方が
客観的になおかついろいろな趣味嗜好を混ぜられるので
描く対象をおとこにしているんではないの?
ホモが好きとかそういう問題とは別だと思うが。 萩尾作品は幅が広いというか、タブーがあんまりないから誤解されるのかな。
私の好きな台詞が、X+Yにある。タクトに女性の婚約者がいると知ったモリの台詞で
「昨今恋愛の趣味はピンからキリまであるけど、一番オーソドックスだよな、一対一の男女ってのは」
萩尾先生にとってはホモもひとつの形態にすぎないんだろうね 遭難中にハッビーニューイヤーって次々電話かかってくるんだよね。イギリスの習慣なのかな? >>328
そうそう
たぶん大事なのは性欲のありかじゃないんだよね ホモスキーとかホモスキンとかホモ−リアとか
少女漫画はホモが大好き。
もっとも、日本漫画でホモという言葉を始めて読んだのは
「ホモホモセブン」だった。 男がキャットファイト焚きつけるのと同様
自分にリスクないところでやりあってくれる話だと煽れるのよ 少女漫画はほとんど読まないし知らないんだけれども、
BLの反対のGLというのかレズものってどんなのある? 「『残酷な神が支配する』を書くことで、悪夢を見なくなった」
私の少女マンガ講義
U章 少女マンガの魅力を語る
萩尾 『残酷な神が支配する』を描いた時には、主なストーリーができていたので、編集部に
「二年くらいで終わる話です」と言っていたのに、実際には九年かかってしまいました。
何故かといえば、グレッグという困ったお父さんを描き始めたら、意外と悪役を描くのが楽
しかったんです。グレッグという人はヒール(悪役)ですから、原稿に取りかかる前は「この
人を描くのはつらいかな」と思っていたんですが、実際に描いてみると、別の視点から見られ
るせいか、ものすごく面白くて。ついつい主人公イジメに力が人ってしまいました。
−−−- 残酷な神が支配する一のグレッグは、主人公のジェルミに執着して、わざわざ彼の母親
と再婚までする人物です。ジエルミの母親や社会に見せる表の顔と、ジェルミを性的に虐待す
る裏の顔がある。徹底した悪人ですから、描くのが大変なのでは、と思っていましたが、面白
かったとは! 悪意を描くというのは、物語にとっても大切なんですね。でも悪役が魅力的に
見えるのは、どういうことなんでしょうね。自分の好きなようにふるまうからなのか(笑)。
萩尾 そうかもしれない。ある意味、悪役が何かを解放してくれるんじゃないでしょうか。自
分の中に抱えこんでいた。ものが、全部出てくるというようなものかしら。
人間にはやられたことをやりかえす習性があるといいますね。強い人に殴られたら「畜
生!」と思って、自分より弱い人を探して殴るという。だから親切にされたら誰かに親切をか
えすという、よい面もあるんだけれど・・・。
1/ 育っていく中で、我が身に受けたいろいろな理不尽なこと、主に親をはじめとする大人、教
師などから受けた抑圧、納得できないと思いつつも我慢してきたいろいろなことが、グレッグ
を描くことによって、不思議なことにどんどん解放されていったんですね。
だってグレッグってすごく都合のいい人で、自分が悪いにもかかわらず全部、誰かのぜいに
する。「私がこんなことをするのはおまえが悪いからだ」とか、他人のせいにして自分は反省
しない。だから描いていると、目分が受けでためこんでいた負の感情を吐きだずことができた
んでしょうね,カタルシスがあって、こんなに気持ちがよいのかと思いました。びっくり。
-----そういうキヤラクターはグレッグが初めてだったのですか?
萩尾 彼ほどあからさまな悪人を、完全に意図して描いたのは初めでですね。悪人だからどん
なに悪くしてもいいし、どんなにわ力ままなことを言ってもいい。
-----それにしても二年の予定が九年に延びたとは相当長くなりましたね。同時に、物語が育っ
ていったところもあるんでしょうか。
萩尾 それもあしますね,『残酷な神が支配する』を描く前は、悪夢を見る時期がちょくちょ
くあったんですけれど…。
-----さしつかえない範囲で、どういう夢だったんですか。たとえば続き物の夢を見る人もいま
すよね。連続ドラマのように同じ話が続くとか。
2/ 萩尾 いろいろなんですが、非常に理不尽な怖い目にあっているとか,何かのことで、ずっと
叱られているとか。たぶん怒っているのは親だと思うんですけどね,自分は説明したいのに、
全然しゃべれないとか。
追い詰められるシーンも何度も夢に見ていたんですが、『残酷な神が支配する』を描いてい
る途中から、まったく見なくなりました。リハビリになったんじやないかな(笑)。それまで
は怖い夢を見るのは当たり前だと思っていたんですが、「あ、見なくなるんだ」とわかった。
自分の中のドロド口を全部出しちやったら、悪夢を見なくなったのが面白かったです。
-----夢そのものは見るけれど。
萩尾 はい、追いかけられ責められる怖い夢を見なくなりました。
この連載が続くあいだに、父親の心理についても踏みこんで描けるようになりました。その
おかげで、「大人対子供」の関係を描く時に、以前よりも大人の心理について考えられるよう
になったんです。
『残酷な神が支配する』が終わったあと、『パルバラ冥界』を描いたときに、
初めて父親の立場の人を主人公にしました。『バルバラ冥界』は父親と息子の話で
す。それまでは子供の立場からでないと、父親は描けなかったんですよ。
3/3 萩尾御大にして、世間の縛りへの悪夢を見ていたんですねえ 作者は親によって(精神などを)虐待されていたのかね。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています