<辺野古>「警備費過大」検査院指摘 防衛省83億円で発注10/28(土) 7:45配信
防衛省沖縄防衛局が発注した沖縄県名護市辺野古沖の海上警備業務に過大積算があると会計検査院が指摘したことが、
関係者への取材で分かった。
2015、16年度の契約4件の予定価格は計約83億円で、すべて東京都渋谷区の警備会社が受注。
受注社は1件目で予定価格24億790万円に対し23億9481万円で落札するなど、落札率は約98〜約99%で推移し、100%に近い。
同局は当初の入札の前、3社に見積書を依頼したが、2社が辞退し、受注社だけが提出した。
国土交通省が定める沖縄県内の警備員の日割基礎単価(15年度)は7500〜1万100円だが、
毎日新聞が入手した受注社の見積書では「海上警備要員」の日割単価が3万9000〜9万円と記載されていた。
予定価格は通常、警備員の賃金単価に人数や時間を乗じるなどして積算される。
だが、関係者によると、15年度の契約を中心に調べたところ、同局の積算単価は非常に高額な設定がされていた。
検査院が独自に標準的な単価で積算し直すと、予定価格より数億円低くできたという。
防衛省は「検査の過程のため現時点で答えられない」としている。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171028-00000012-mai-soci