パチンコ業界の不都合な真実、「ボーダーライン計算式」の闇
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
一般的なボーダーラインの計算には「無限試行の継続回数」が使われている。
営業時間・閉店時間の概念がなく、1億回チャンスタイム(確変や時短)に入れれば
「999連チャンや1000連チャンすることもあり得る」という前提の計算式である。
そのわずかな数字を積み上げることでボーダーラインが低く見えるという数字のマジックだ。
無限試行時の継続数 = 1 / (1 - 継続率)
一方、店長が出玉計算に使うのは「有限試行の継続回数」である。
保通協の型式試験、警察公安の検定、書類審査でも有限試行の継続回数が使われている。
有限試行時の継続数 = log継続率(0.5)
ちなみに「継続率」の算出に使われている計算式がそもそも有限試行の計算式だったりする。
しかし、なぜか多くの雑誌やサイトでは「継続率」は有限試行なのに「継続数」は無限試行という条件になってる。
有限試行時の継続率 = 1-(1-(1/確率分母))^(試行回数)
これはなぜか? どうでも良いが、【ぱちんこ屋】も試行回数としてでしか捉えてないので細かい言葉や試行の意味等微塵も関係無い
とにかく、確率分母に対しての一玉の回転率だけしか考慮しないのは揺るぎない 自分の打ち方に合わせたボーダーラインを自分で計算すればいいだけであって、
パチンコ屋のボーダーの扱いを気にする必要はないだろうに。
パチ屋から見ればボーダーラインと言う考え方そのものが悪であって知られてはいけない事実なんだし。
ボーダーラインの考え方に対して屁理屈こねて否定するのはパチ屋側だろうな。
「ボーダー以下の台は打つな」が勝つ為の第一条件なんだし。 >>77
その時間に空いてるリゼロなんて2万使って白鯨にぶっ殺されるのが8割くらいじゃない?
Aタイプ打ってる方がマシなのでは まーたこいつか
複数機使って単発の末尾dとかで自演会話しまくってるからすぐわかる
いいから中央値ボーダーでもずっと計算してろ 最初からパチンコの確率なんて信じてないから無問題
要するに、出す台に座るかだけのこと ターミネーターのボダが15だって言ってくれるなら
ターミネーター好きだから打つ理由になってありがたいとは思う
がんばってくれ ターミネーターのボダが15だって言ってくれるなら
ターミネーター好きだから打つ理由になってありがたいとは思う
がんばってくれ ボーダーは参考にしてる奴はいても、盲信するような奴はもういないよな 言ってることは分かるんだがシンプルに当たりの数が足りなくてクソ負けてるだけだからどうにもならんわ >>91
すまん、お前は全く意識してなかったけどお前もなのか
>>1とワッチョイ2gruとお前とせめてその特徴的な改行や句読点の癖変えようとしろ
というかワッチョイでわかるのになんで毎回ワッチョイ有りでたてるんだ?
https://i.imgur.com/B86wvSw.png JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 盛り上げてほしいんだろ 盛り上げてやるわ
JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まかつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 盛り上げてほしいんだろ 盛り上げてやるわ
JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。 https://i.imgur.com/8z9GfOz.png
https://i.imgur.com/PVGzXd0.png
https://i.imgur.com/CjKCaOr.png
https://i.imgur.com/9V3w9xm.png
【速報】クオカードペイ50 0円分をすぐ貰える
@スマホでたいむばんくをインスト
A会員登録
Bマイページへ移動する。
C招待コード→招待コードを入力する
YSjJvq
招待コードを入力後に貰った30 0円でタダで購入できます。
更にすかいらーくの優待券も! JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 >>97
自分ではないがスタンスは面白いぐらい一緒だな。
勝つ為には絶対的にボーダーの考え方は必須だと思ってるし、
それを否定する奴は「自分の負ける理由を他人に押し付けてる奴」か
「ボーダーの考え方を広められては困る奴」だと思ってる。
改行についてはPCで書いてるからPCで読みやすいように書いてるってだけ。
スマホ?何それ?って感じ。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 >>6の営業資料にボーダーは嘘って書いてある訳だしあながち>>1が間違ってるとは言えないんじゃないの? JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 荒らしが来たってのもこの板には相当都合が悪いってことだろうし >>1
単に閉店の関係上店側が打切分の理論値分得するって事実だけで
運用上の実態やな
パチプはそれ考えて21時にやめるが。
それは連チャン上限からの期待値がガンガン下がるのを知ってるから(考慮してる)やで
それに
実際、北斗無双なんか30連を上限に再計算してみ
ほとんどボーダー変わらん JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 >>109
その30連上限の計算の詳細を書かないと誰も信用しないじゃね?
ボーダー嘘だと言い張る>>1は計算を書いてきてるわけだし。
第三者が見てどっちを信用するかって話だと。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 >>108
いやあの平均継続は初当りやろ
平均出玉自体が無限試行前提の平均出玉になっとる。
ざっくりやが
魔界チャン直=5連=0.33
単発=0.67×0.74=0.495
時短経由6連=0.67×0.26=0.175
5×0.33=1.65
1×0.495=0.495
6×0.175=1.05
総和=3.195
な? JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 ポアソン分布の時も浅かったし
まだまだやで>>1さん JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 ボーダー理論のみで30年勝ってますから専業の方たちへの心配は無用です JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 >>1-3
>>5-10
スレ建てもレスもこいつの自演
BE:422186189 >>121
これ30%バージョンやからだろな。多分
今度出るのは33%
今飯食いに来てるからスマホの電卓でやっただけやから近似値や
帰ったらExcelで厳密計算してみるわ JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 >>114
そこにある平均獲得÷3.15=1500
初当たりからの平均獲得だろーな、というかパッと見でそれしかないわな 結果出してきている人からすれば、あっそう?って話。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 >>12-13
JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 >>45-46
JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 >>73-74
JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 うぜえから透明にしたけど必死に連投してそんなに都合悪いのか? >>2-3
JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 ボーダー以前に当たらない、当たっても幻闘ラッシュに入らない、スルーや2連ばかり、4Rに偏るからそこ謎を解明してほしいわ。
いくらまわってもこれじゃ勝てない。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 >>114
■ST
確率 = 1/99.9
回数 = 160
継続率 = 80.005% = 1 - ( 1 - ( 1 / 99.9 ) ) ^ 160
■ST抜け後の時短4回転
確率 = 1/319.6
回数 = 4
継続率 = 1.246% = 1 - ( 1 - ( 1 / 319.6 ) ) ^ 4
■合算
継続率 = 80.254% = 0.80005 + ( 1 - 0.80005) * 0.01246
■継続数
継続数 = 3.15回 = log0.80245(0.5)
きっちり3.15回になりました! >>139
シャレにならんレベルで都合が悪いんだろうな… これスレのせいで明日からターミネーター満席になったら笑うわ 最近の台は、大当たりしたら残っている保留が強制的に消化されて温存出来なかったりするからね。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 >>146
勘違いするな 俺もボーダーなど信じてはいない
ただお前のやり方が気に食わないだけだ JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 いや、高校卒業ていどの数学してりゃわかるだろ
むしろ中学で確率習うときの知識あればわかるだろ JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 >>144
ならそれが初当りの連数の式やと気づかんね
団塊親父が使ってる実質継続率と同じやで。(あれは元々検定人)
アホを騙そうとしてるのは
君や
ちなみに無双を30連リミットで考える
平均10.4R無限試行平均連=1/0.2*10.4=52R(右当選時平均)
30連リミット
n=1→30Σ0.8^n×0.2×n×10.4=51.55R
で99%近似してる
これを使ったボーダーはR145で無限試行16.33
30連リミットで16.44
ほとんど変わらん JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 式記載ミス
0.8×(n−1)×0.2×n×10.4やな JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 ひぇw
×と書いたw
0.8^(n−1)×0.2×n×10.4
Σn1→30 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 >>144
数学あんまり覚えてないんだけどlogの0.5てどこから出てきた数字? JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 JR北海道は、利用の少ない線区について状況を発表。100円の収益をあげるのに4000円以上を要するなど、厳
しい実態が明らかになりました。すでに一部区間が廃止に向け動き出している北海道の鉄路、それは“始まり”に過ぎないのかもしれません。
かつての「日本一の赤字線」より厳しい数字
2015年11月6日(金)、JR北海道は2014年度における「利用が少ない線区」の収支状況を発表。最も収支状況が悪い線区は、
100円の収益を得るのに費用を4161円も要していることが明らかになりました。
100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といい、それが4161円、すなわち100円を得るのに
4161円も要していることが明らかになったのは、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmです。
輸送密度(旅客営業キロ1kmあたりの1日平均旅客輸送人員)は、わずか39人/キロ/日。
500万円の収益を得るために2億1200万円も要しています。
かつて同じ北海道に、1974(昭和49)年度の営業係数が国鉄でワーストとなり、それを逆手にとって
地元自治体が「日本一の赤字線」と宣伝した美幸線(美深〜仁宇布)という路線がありました。
しかし、そのときの営業係数は3859円。現在の留萌本線・留萌〜増毛間のほうが、当時の「日本一の赤字線」より状況が悪いことになります。
この「日本一の赤字線」美幸線は、1985(昭和60)年に全線が廃止されています。
営業係数1000円超えが4線区もある北海道
JR北海道が今回、2014年度における「お客さまのご利用が少ない線区の収支状況」として挙げたのは留萌本線のほか、以下の線区です。
札沼線 北海道医療大学〜新十津川 47.6km 営業係数:1909円
根室本線 富良野〜新得 81.7km 営業係数:1430円
留萌本線 深川〜留萌 50.1km 営業係数:1316円
石勝線 新夕張〜夕張 16.1km 営業係数:1247円
根室本線 滝川〜富良野 54.6km 営業係数:827円
宗谷本線 名寄〜稚内 183.2km 営業係数:543円
釧網本線 東釧路〜網走 166.2km 営業係数:522円
根室本線 釧路〜根室 135.4km 営業係数:441円
また、2015年1月から災害によって一部区間で列車の運休、バス代行が行われている
日高本線(苫小牧〜様似)146.5kmについては、そうした状況から単純に他路線との比較はできませんが、1022円という営業係数が出されています。
画像リンク[jpg]:trafficnews.jp
JR北海道によると、その鉄道事業全体での営業キロは2499.8kmで、営業係数は154円とのこと。先出の数字と比べると小さく思えるかもしれませんが、
収支で見ると、JR北海道の鉄道事業は2014年度、756億6400万円の営業収益をあげるために
1171億3100万円の営業費用を要しており、414億6700万円もの赤字になっています。
JR北海道は2015年8月10日、営業係数が4161円とワーストである留萌本線の留萌〜増毛間について、2016年度中に廃止する計画を明らかにしました。
また同社は2015年9月30日、利用者が少ない列車と駅について運転の見直し、廃止を行う方針を発表しています。
そしてJR北海道の島田社長は今回2015年11月6日(金)、2015年度下期の決算に関する見通しについて、次のように話しています。
「鉄道運輸収入においてインバンドによる増収を見込むものの、営業費用において安全基盤強化のための工事などが下期に多く
竣工することから、修繕費や減価償却費が増加すること、および(2016年3月の)新幹線の開業に向けて本格化した訓練運転や
広告などの準備費用を見込むことから、営業損益は大きく悪化し、大幅な経常赤字となる厳しい見通しです
JR北海道は2015年度における事業運営の基本方針として、経営資源を「今後も増加が見込まれる札幌圏輸送」と「
北海道新幹線開業により収益の拡大が期待できる都市間輸送」へ重点的に投入するとともに、「使用頻度の低い設備の使用停止」
「ご利用が著しく少ない列車の見直し」を行い、“選択と集中”を進めるとしています。
こうしたなか、今回発表された線区ごとの厳しい収支状況と、同様に厳しい将来の見通し。すでに動き出している
“筆頭”留萌本線・留萌〜増毛間の廃止計画は、“始まり”に過ぎないのかもしれません。
留萌本線留萌〜増毛間、2016年度廃止へ 1列車あたり乗客3人 JR北海道
JR北海道は)、留萌本線の留萌〜増毛間16.7kmについて、2016年度中の廃止を留萌市長、増毛町長に
説明したと発表しました。
留萌本線は、函館本線と接続する深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線で、その末端部分である留萌〜増毛間が廃止される形です。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています