田山さんの最後の日記では、体調悪いながらも病気ときちんと向き合っていた。

しかし、1か月後に末井さんとたまたま会った時は、一言もしゃべらず「いつ死ぬか」というメモを見せるまでに追い込まれていた。

その半年後に旅立った。54年9か月が田山さんにとって精一杯の寿命だったのだろう。