リズムシューティングゲーム「ダブルキックヒーローズ」、Steamから手に入れられる。
 
 このゲームで、主人公チームは創造的にドラムスティックを武器とつながっている。RBとLBを押すことで、弾丸が発射される設定になってる。それが音楽リズムとあっていれば、画面左側にあるExp表示は積み始める。レベルアップと同時に、武器の強力さと攻撃範囲が拡大され、ショットガンや擲弾筒などに変えることもできる。新しい武器で敵を皆倒ししよう。そして、ゾンビの群れの中で響き渡ってくるデスメタルの音はゲーム体験をさらにレベルアップさせている。それ以上の爽快感はあるのか?

 もちろんある。高難度を挑戦したいのなら、ゲームの譜面は二重または三重トラックに変えられる。キックドラム音だけでなく、適宜にスネアやシンバルも打たなければならなくなる。スネアでチームメイトを手りゅう弾を放出させ、シンバルのほうですげー強い狙撃銃が使える。(自分は一回も成功しなかったからわからないけど笑)

 残念ながら、現実でもゲームでも、3トラックでやるは難しい。しかもこのゲーム内ではしばしば撃つ相手の優先レベルを確認したり、ボスのスキルを避けたりをしなければいけない。ちゃんと練習しないとリズムに慌ててしまい、ミスの連鎖になるのは不可避だろう。

 現実の演奏で何回ミスしても大したものではないかもしれないが、『ダブル・キック・ヒーローズ』では大変なことになる。武器のレベルアップ進度は中断されたり(ハードレベルでは直ちにゼロになる)、「ガンデラック」の戦闘力が大きく下げたり、撃ち漏らした敵がメンバーの命を奪ったりすることもあり得るのだ。ミスが出すぎると、画面右側の失敗進度も速やかに積んでいき、結局「ガンデラック」自体も爆発してしまう。復活はできるが、余命は二つしかないので、爆発はロックンロールぽいが要注意。

  音ゲーではあるが、このゲームの音楽はプレイヤーのコントロールに関わりなく独立に演奏される。だから音楽そのものはプレイヤーの熟練度と関係なく良い鑑賞性を持っている。ボス戦について、前後の内容はあんまり変わらないけど、ボスの形態は十分な迫力を持っていて、ピクセルスタイルの画面でもイメージに残る鮮明な個性を有している。
 やり続けると、イージーモードはホントにイージーであることに気がづくだろう。「2トラックも3トラックもかかってこい!」と言いたいが、すべてはあなた次第だ。そもそも「自分の道を自分で選ぶ」というのが、ホントのロックンロール精神ではないか。

 やり続けると、イージーモードはホントにイージーであることに気がづくでしょう。「2トラックも3トラックもかかってこい!」と言いたいが、すべてはあなた次第です。そもそも「自分の道を自分で選ぶ」というのが、ホントのロックンロール精神ではないか。