プロ野球12球団の代表者による実行委員会が6日、東京都内で開かれ、4年間続いたアジアシリーズが消滅する可能性が高くなった。

 日韓台の国内チャンピオン球団と中国代表が毎年11月に激突する同シリーズは、昨年から冠スポンサーが撤退。
推定2億円ともいわれる赤字が出ており、今季も存続するかどうか話し合われた。
会議では各球団の意見が分かれ、20日に事業委員会を開き再協議することになった。
しかし、楽天・井上オーナー代行は「今のままで収支を合わせることができるのか」と話すなど、存続に否定的な見解を示す球団は少なくない。

 一部の球団からはアジアシリーズに代わり日韓オールスター戦の開催案が出るなど、20日の会議を経て早急に結論を出す見込み。
いずれにせよ、4年間続いたアジアシリーズは幕を閉じることになりそうだ。 (伊藤哲也)

http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/npb/news/CK2009040702000128.html