米シンクタンクのタックス・ファウンデーションが2015年に発表した各国の相続税率調査によると、OECD加盟国の相続税率ランキングで日本の55%は世界1位。OECD加盟国の単純平均は15%にすぎないそうです。

2003年の税制改正で相続税が最大50%に下げられたときはようやく日本も普通の資本主義国になるのかと期待もされましたが、2015年から55%に引き上げられています。

 私たち日本人にとっては、相続税があるのは当たり前だという感覚が一般的だと思います。でも、実は相続税がない国というのは、ざっと挙げるだけでも、イタリア、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、オーストリア、スウェーデン、メキシコ、中国、タイ、マレーシアと、多数あるのです。