分配金水準(分配金利回り)しか見ずに投資すると失敗するよね

年間20%も分配金"もらえる"の?凄い
→実際の騰落率は10%しかなく(それでも十分に高いが)、半分は単に元本が"戻ってきている"だけ
そしてその分、基準価額が下がっていく

分配金水準も下がった基準価額ベースで引き直されるから当然下がる

で、騙された!

というのがこれまでの過剰な分配金を出してきた毎月分配型の多数派だった
で、軒並み基準価額の下落とそれに伴う分配金水準の低下、残資産額の激減という事態になり、金融庁から指導が入った

それでも最初に投入した資金に対して20%の分配金がないと暮らしていけない、という人にとっては毎月分配型投信は選択肢となり得た
そして、数年でくたばるならともかく、長く生きていこうと思うなら、分配金利回りが20%ではなく、騰落率が20%になることを祈るべきだった

もちろん、数年レベルではその期待に応えることは十分可能だ
が、10年、20年となると、投資対象が株式なら10%あれば、債券なら市場金利に見合うレベル(今なら1%もあれば…なレベル)に収束する

リスクも考えれば、引退後の数十年間、さほど資産を減らさずに暮らしていけるように、安定して年5%も上がれば万々歳、そしてそのレベルの生活費で暮らしていく、と考えないとダメだった

引退時の資産が1億円なら年500万円
これで暮らしていけば、余程のことがない限り、資産が尽きて死ぬ、なんてことはないだろう

5,000万円なら年250万円
2,000万円なら年100万円

それまでちゃんと働いてきて、年金がもらえる人なら、例えば年間200万円の年金と、退職金(あるいはいっとき話題になった老後に別途必要とされる2,000万円)を年5%で運用(取り崩して)100万円
合計300万円で暮らしていく

こういう人生設計なら無理なく生きていける

瞬間的に30%、40%出ている分配金をあてにしていたら、>671のような悲惨なことになる
今買ってるのがどんな投信だか知らないが、数年後の姿は見えている(笑)