さて、2年間の分配金受取額は税引前5,400円
基準価額は10,830円
合計16,230円

もし無分配型であれば基準価額14,000円スタートで2年後に16,951円になる(年率きっちり10%なら16,940円)

この差がいわゆる複利効果ってわけだが、さてここで30%くらいの暴落が起こったとする
予想分配金受取型の方は10,830円の基準価額が7,581円に(分配金と合わせて12,981円に)
無分配型は11,866円に
暴落時に分配金を受け取ってた方がダメージは小さいね、ってのはこういうこと

そして、この暴落で懲りて全部売却してしまったら、この差は埋まらない
受け取った分配金の税金が幾ばくかはある(ざっとの計算で440円ほど)から、その分引くと予想分配金提示型の方は12,541円で、それでも700円弱損しなくて済んだ計算になる

一方で、この暴落で売却せずにそのまま保有したとする
今回のコロナ暴落のように、あっという間にリバウンドして、1ヶ月もたたないうちに30%値上がったとする
無分配型は15,426円に
分配型は9,856円に(受取済み分配金を足すと15,256円に)

てことで、こういう状況だとまた無分配型が有利になる



さてさて、分配金を受け取って、こういう時のために貯めておいたという賢明な投資家がいたとする
税引後5,000円ほどの分配金をここで再投資すれば暴落直後の時価は12,581円になるので、そこから30%値上がりすれば16,356円に!
無分配型をアホールドしている人より1,000円近く儲かるという結果になる

全額は無理だとして、半額の2,500円を残していて、これを再投資したとすると暴落直後は10,081円
30%の値上がりで13,105円に
消費した2,500円と合わせると15,605円に
これでもわずかながら無分配型に勝る

これが毎月分配型の賢い使い方の一つかもしれない
ただし分配金で暮らしていない人に限るので、このスレの趣旨には合わないか…