アナル倶楽部(130)
そして右手の人差し指と中指の腹を合わせた上に浣腸男は左手に掴んだチューブから何やら搾り出す。
「こいつは芋茎(ずいき)ジェルといってなぁ。」
浣腸男は遠慮なく瑞希の股間に手を伸ばし、左手の指で秘裂を左右に押し広げると、例の2本指を彼女の深淵に差し込む。
男の指が体内に侵入した違和感に顔を顰(しか)める瑞希。
深淵の壁に2本指で丹念に芋茎ジェルを塗り込んでいく浣腸男。
作業が終わると無造作に深淵から指を抜き、次にゴムキャップを右手の人差し指と親指で摘(つま)み、中から余分な空気を抜く。
まだ先ほどまでの情事の余韻で瑞希の花芯は花弁からはみ出すほど勃起しているのだが、男の視線はそこを狙う。
花芯の真上にゴムキャップを摘んだ右手を移動させる浣腸男。
空気を抜かれたゴムキャップの中は真空状態で、男が指の力を緩(ゆる)めると直下にある花芯にスッポリと吸い付いた。
事態に驚く瑞希だが、その直後に深淵から猛烈な痒(かゆ)みを感じて悶絶する。
「な、何!?私の体に何をしたって言うの!?痒いッ!痒いッ!!」
「アハハハハ、芋茎ジェルって奴はなぁ、以前使った事のある山芋と同じ痒み成分だからな。」
苦悶する瑞希を覗き込んで痒みの種明かしをする浣腸男。
「ひッ、酷いッ・・・早く洗い流してよぉッ!!」
抗議する瑞希だが、浣腸男は笑いながら瑞希の秘裂から飛び出している花芯を咥え込んだままのゴムキャップを指で弾く。
「!!...........」
突然の股間からの衝撃に沈黙する瑞希。
「で、さっき取り付けたのがクリキャップと言って勃起した花芯が引っ込まないようにする為の道具だ。」
瑞希は、またも男達に肉体を弄(いじ)り回される屈辱に唇を噛む。
「この2つの道具立てで何を始めるか、考えてみろよ瑞希。」
男は野卑な笑顔を見せる。
(131)へ続く