【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 33-2】
・Pause in your reading for a second and look ...:
命令文。and か or が出てきそうです。for a second はNo. 30で出てきたfor a momentと同じタイプの表現。
and look のandはまだ、命令文に出てくるそれではなく、2つ目の命令。

・and it is only then that you see ...:
itが受ける適当な名詞がない、is の後がonly then という副詞、次がthat。強調構文。
3つの条件を判断していますね。この型で「only+時の表現」の時は前から「...はじめて〜」と訳すのがよいという訳のテクニックが紹介されています。

・you see all the tiny marks on the paper that you didn't notice:
先行詞と関係詞が離れている例です。ここで「文法篇」p.273 7.の「先行詞と関係詞」例文に目を走らせましょう。有効なトレーニングになります。

・most likely when you hear certain sounds, you will try to know ...:
M+M+S+V。most likely は「きっと、おそらく」どちらのMも主節のyou will try to know ...にかかります。

・you will try to know where the sounds come from and what they mean to you:
疑問詞の作る名詞節。前のwhere と同じ読み方をwhat の方もしておくべきでしょう。

・We must be aware that we are constantly selective, and that what ...:
焦点の形。
もうひとつ、ここで何気なく書かれた「and that ...とあったら前にthat を探してみる」というサブルールのようなフレーズが私は大好き(笑)。
「直読直解」、「左から右、上から下へ読んでピリオドまで来たらすべてがわかる読み方」の提唱者が、「ちょっと返り読みちしゃえよ!」とタブーに誘っています(笑)。
ちなみに、このフレーズはビジュアルでココ(p. 259)とNo. 39 (p. 311)、『ルールとパターン』[新版]では《39》(p. 374)に出てきます。マニア情報です(笑)。