【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 45-7】
・Still, she has a great deal of vitality ...:
Still は「それでも」。 a great deal of ...は ...に不可算名詞が入って「たくさんの」。可算名詞の複数形が入るのは a large number of ...。

・... and is doing as well as could be expected ...:
比較構文の組み立ての説明には「comedy-tragedy 噺」がいつも使われ、than (as) 以下の構成がS+Vの時は主節と並べて考えてきたわけです。
『英ナビ』には「これで7割がカバーできる」と書いてあるのですが、残りの3割がここの形です。『解釈教室』だとp. 236、『テーマ別』だとp. 275にあります。
 They have a wide range of meanings ( ) first come to mind.
の空所に入るのは、meaningsを先行詞としてcomeの主語になる関係代名詞のwhichかthat。
下の例のようにwideが、widerに変わると、
 They have a wider range of meanings than first come to mind.
which[that] はthanに変わるのが約束。このthanはやはりmeaningsを先行詞としてcomeの主語になる関係代名詞と説明される。
上であげたComedy is ... の3つの文とはちがうとらえ方であるが、この種の文は、この方が理解しやすくてよい。(『テーマ別』一部改編)
さて、
 Things went better than had been expected. (事態は予想していたよりうまくいった)
はthan の先行詞が明瞭ではないが、
 Things went well, which had been expected. (事態はうまく行ったが、それは予想通りだった)
という文で Things went well の全体を先行詞とするwhich と比較すればこの文の than の働きもほぼそれと等しいことがわかる。(『解釈教室』一部改編)
以上で
She is doing as well as could be expected.
の意味は分かったと思います。「彼女は予想した程度にはよくなっている」です。