【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 41-2】
さて本文。
・The ability to learn is ...:
不定詞の形容詞的用法。このH-M関係には一定の決まりがあり、(1)V O 関係、(2)S V 関係、(3)to不定詞の修飾を許す特別な名詞、の3パターンがあります。
ホントは (3) にもいくつかの場合があるのですが、ここはあまり踏み込まずにとどめます。
abilityは (3) のパターン。be able to―という派生語の文型が基礎にあるものです。【V2 1-6】(40スレ No. 10) に出てきたthe tendency (for A) to―もこのタイプなのを付け加えておきます。

・He can invent ..., which is a form of ...:
前の文の一部または全体を先行詞にする用法は , whichだけの用法です。
ルール 3で復元する際、先行詞がはっきりしないので英文法の選択問題にするやり方は、【V2 6-2】(40スレ No. 146) でやっています。
ブレずに基本を愚直なまでに繰り返すメリットを感じませんか?
{○Inventing new ways of ... his needs, ×Taking care of his needs} is a form of learning from his experience.
という事です。

・He can learn from the experiences ... by studying ...:
V+M+MでどちらのMもVにかかります。

・Today's complex technology, with space travel, ... is a product:
S (Today's complex technology) のあとに「宇宙旅行や...を伴う(with) S」、
many devices to make living easierはS V 関係を基礎とするto 不定詞の形容詞用法、
makeの第5文型の形、とその場で読んでいながらも、アタマのどこかで先頭のtechnology を主語とする動詞を探すことが大切。・・・と初めて出てきました。
この姿勢は今までも何度となくやってきましたが、ここではっきり明文化されました。
この文言は『テーマ別』や『英文解釈教室』の改訂箇所である「例題」の解説の中で盛んに繰り返される"伊藤節"です。遂にそれが顔を出しました。