Aさんはお堅い仕事で職場の上下関係がかなり厳しいらしい。
具体的には新人は上司や先輩の好みの食べ物飲み物を細かく把握してないとダメ
若い人は上司よりも最低30分前には出社して上の人らのコーヒーを準備するのが日課。
昼食は事前にそれぞれの食べたいものを予測して12時に準備できるように手配しなくてはならないみたいな暗黙のルールが色々ある。
Aさんはそれを若い頃は嫌がっていたが自分が管理職の立場になって
「そう言うのの大切さが最近理解できるようになってきた。人としての成長出来る」みたいなことを自慢げに言っていた。
それをみんなふーんって感じで聞いてたんだけどBさんは「え?気落ち悪い職場。
いい歳こして幼稚園児みたいに世話焼いてもらわないとダメな人たちの集まりなの?
年寄りこそ自分のことは自分でやる癖つけとかないとすぐにボケるよ。
何でもかんでも若い人に甘える老人って介護現場でも厄介者扱いだよ」とバッサリ切り捨てた。
Aさんが「え、でも上下関係とか気遣いって大事だと思うけど……」と言っても
Bさんは「あなたの職場の人って職場のルールと自分の人生どっちが大事なの?
何十年もそれに慣れた人が定年退職してから甘え癖なおせとか言われても無理だよ。
その人が自分で選んだ人生だからどーでもいいけどさ。」みたいな感じ。
ちなみにBさんは医療関係で厄介な老人は散々見てるからこう思うだのと思う。
職場によってこうも価値観が変わるものなのかとちょっと感心した。