【正論】 産経新聞「遅きに失し、中途半端。これで感染拡大と戦えるのか」「なぜ全国停止を28日まで待つのか」
https://leia.5ch.net/test/read.cgi/poverty/1607984229/

【主張】GoTo全国停止 28日まで待つ必要あるか
https://www.sankei.com/column/news/201215/clm2012150003-n1.html
2020.12.15
 印象は遅きに失し、中途半端である。これで感染拡大と戦えるのか、不安である。
 政府が新型コロナウイルスの感染対策で、観光支援事業「Go To トラベル」について、28日から1月11日までの年末年始は全国一律に一時停止すると決めた。
 27日までは札幌、大阪両市の停止を延長するとともに、東京都、名古屋市を目的地とする旅行も対象から除外する。

 菅義偉首相は「皆さんが落ち着いた年明けを迎えることができるように、最大限の対策を講じる」と述べた。
 それならなぜ全国停止を28日まで待つのか。

 西村康稔経済再生担当相は11月25日、感染拡大が進むコロナ対策について「勝負の3週間」と位置付けた。
 翌26日には菅首相も「この3週間が極めて重要な時期だ」と述べていた。
 「勝負」と銘打つなら、この時点で大きな施策を講じるべきだった。
その間、今月12日には国内での新型コロナの新規感染者が過去最多の3千人超を記録し、
北海道旭川市や大阪府の一部などで医療提供体制が逼迫(ひっぱく)して自衛隊から看護官らの派遣を受けた。
NTTドコモがまとめた12日の全国の主要駅や繁華街の人出は全95地点のうち64地点で前週の土曜を上回った。政府の「勝負」の掛け声は、国民に響かなかった。

 11日、菅首相はインターネット番組に出演し、「いつのまにかGo Toが悪いことになってしまった」「移動では感染はしないという提言もかつていただいていた」と述べた。
それなら従来の渡航制限や外出自粛要請はむだだったことになる。