0001おさかなくわえた名無しさん
2019/07/04(木) 19:21:30.23ID:XSX5vYpoフツメン寄りのブサメン
身長160代後半
中高時代は今よりもコミュ障
地元は山だらけのド田舎
まぁ、そんな感じのおれやけど、もちろんここまで彼女なんかできたこともないし、告白の現場に立ち会ったことすらないド陰キャなわけや
せやけど中高時代、わすれられん思い出がある
つまり、勉強。
冒頭にも書いたとおりおれの田舎は山か家しかないようなところ。
家から20分くらい電チャとばしたら行きつけの、普段だれもおらんこじんまりとした神社がある
おれがいつもいたのは賽銭箱の前にある石の階段。
おれはよくひとりでポツンとそこに座ってた。
ひんやりとした石段からは、おれはこのまま一生ぼっちなんだという未来が感じとられた
でも同時に、そこに座ってさえいれば自分は別世界に入り浸れてるという安心感も手に入れられた
雀の耳あか程度のちっぽけな神社は木々に囲まれてて、風が吹くたびにワサワサ、ワサワサッて葉っぱの合唱してるかのような音が今でもわすれられん
上を見上げたら、その葉っぱ同士の間から木漏れ日が降り注いでくるわけや
おれはそんな、心の奥深くまで入り込んできそうな空気と一緒に勉強するのが好きやった